Gunosyが15時00分に2016年3月期1Q決算を発表した。
掲示板を見ると、まったく事情を知らない方の間違った見方のオンパレードとなっている。つまり前年同期比減収減益(このコメントは削除されたか見当たらない=ただしコメント多過ぎ見落としているかも)とか進捗率的にみて酷いからいずれ減額修正必至といった趣旨のコメントラッシュなのである。

しかし、これはどうしてそういう結論になるのか?
そして誰もこれに正面から反論しない(できない?)のは、どうしたことか。

そもそも決算短信には前年同期の数字がない。
これは恐らく上場した(2015年4月)ばかりだからであろう。しかし数字がないわけはなかろう。
それで真面目な鎌倉雄介、直ちに会社に電話、聞いてみた。

やはりそういうことだった。前年の1Q(2014年6-8月期)時点では上場していないので、数字は公表されていない(正式な会計監査を受けていないのかもしれないが未確認)。
それでも聞かせてもらった。

        2015年度1Q     2016年度1Q
売り上げ     486           880     
経常利益   ▲127            49
利益      ▲127            45

数字の単位は100万円。
要するに広告宣伝費大量投入で経費先行のため、2015年度1Qでは利益面は赤字だったわけだが、2016年度に入ってようやく黒字転換、2Q以降はどんどん利益も出るようになり通期では経常利益11.28億円(会社の計画数字)の見通しに変わりありませんというのが今回の決算である。
こういう会社の場合、進捗率で論じるのは論外だ。
経常利益も大きく黒字転換しているわけだが、ここから通期を予想するのも無理である。
強いて通期を推理するなら売り上げから考察するのがいい。2016年度1Qは前年1Qの1.81倍である。2015年5月期の年間売り上げは31.65億円だった。これの1.81倍は57.3億円である。対して会社計画の数字は51.33億円(四季報は例によって丸めて51.30億円)。
各四半期ごとの特性とか今回の6-8月期の事情とか部外者には分からないことも多いので軽軽な予想は避けなければならないが、いずれにせよ、今回の決算数字で悪い決算と断ずるのはおかしい。

なお、実は2015年度1Qの決算数字は決算短信の後(もしかしたら同時)に発表された「決算説明資料」に出ている(会社の方に教えてもらった、HPで見られる)。ただしグラフなのだが、やや分かり難い。

PTSでは1380.1円(終値比△76.1円)高値のあと1241(同▼63)
と決算、IRをどう評価すべきかで混乱を生じているのが見て取れるような反応。

決算は文句がつくような内容ではなく、決算短信を読めば期待が高まる内容、そしてサイバーエージェントとの提携発表でこれへの期待も高まるということである。
関門の決算発表を無難に終え、いよいよ10.1日から本格的な大相場入りとなると期待している。

9月30日 16時49分記
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