萩の花が満開になり、金木犀も強烈な匂いを発しているが、そういうものもおちおち眺めていられないような激しい動きが続く。

25日の日本株は、前々稿を書いたときのままNYダウが終わる(200ドル安前後)ようだと危ないところだったが、その後NYダウは大きく戻し、結局79ドル安で終えた。このため前日(24日)、日経平均で500円近くも下げていたこともあって、25日は小高く始まり、その後は一進一退だったわけだが、後場は一転大幅高となり、結局309円高の高値引けとなった。
安倍首相と黒田日銀総裁の会談があり追加金融緩和への思惑と配当取りの動きが背景にあったと思われる。

25日のヨーロッパ各国株は2.5%(イギリス)~3.7%(イタリア)の値上がりだった。アメリカはNYダウは113ドル(0.7%)高(ただしNQは1.0%の値下がり)。

8.20日の上海株急落以降の日本株の値動き(日経平均)を簡単に振り返ってみよう。
①8.25日まで急落を続け(8.25日の日経平均終値=17806▼734)、26日も大きく下げるとパニック売りも
というところで26日は570円高し28日まで3連騰
②8.31日以降、再び崩れ9.08日の日経平均終値は8.25日を下回る17427▼433、09日も下げるようだと再び危機状態に
というところで、上海株が08日の東証引け前後から切り返し結局大幅高となり09日の日経平均は1343円高。
③9.18日362円安。連休中の海外株安もあって休み明けの24日は498円安。25日も下げると・・・・というところだったわけだが309円高。

結局、3回とも徳俵一杯(もう死語か?)で踏みとどまったわけだが、もうこういう危機はないのか、逆にまた危機が来てその時は土俵を割ってしまうのか、何とも言えないのが、現状と言うべきだろう。

徐々に世界の市場は、悪材料を織り込んできており、落ち着きを取り戻しつつあるように思えなくもない。ただアメリカの利上げに関する見通しとか中国経済の見通し、VW問題の先行き等で、何か悪い材料が飛び出せば、一気にまた売り優勢になりかねない。そういう危うい状況であることは重々承知しておかねばならない。

【ファーマライズ】
調剤薬局中堅のPERを比較してみよう。

会社         株価     1株利益    PER
ファーマライズ   614円   110.0円   5.6倍
アイセイ薬局   4160円   498.9円   9.5倍
メディカル一光  4500円   438.3円  10.3倍
クオール      1671円  101.1円   16.5倍

注=1株利益、PERとも来期予想実質値。

各社のPERを見ると、ファーマライズが極端に低く、逆にクオールが極端に高いことが一目瞭然だ。
クオールの高いのはある程度納得できる。同社はローソンと提携、ドラッグストア機能追加のローソン併設店が絶好調で、ここ急速に業績を伸ばしたことを評価していると思われる。実際ローソンとの提携以前は同社のPERも同業他社と大差なかった。

となると問題はファーマライズだ。
同社株の低PERの理由として一つ考えられることがある。それは同社の場合、純利益が経常利益に比し極端に少ないので実質PERは上表のように低いが名目では10.0倍になる。これだとアイセイとメディカルの中間になる。
ただ鎌倉理論では名目ではなく実質のPERを重視し、使う。特殊要因で純利益が少なくなっていても、徐々に普通の比率(経常利益の6割程度)になるのが確定的だからである。よって同社株の割安は明白だ。

そして私がファーマライズに強気な理由はもう一つある。こちらの方がさらに大きい材料と言ってもいい。
それは同社がファミリーマートと提携、コンビニ併設のドラッグストアをすでに展開し始めているということである。つまり、ローソンと提携しているクオールと同様なのである。ならばクオール並みのPER16.5倍に買ってもいいという理屈も成り立ちうる。

Gunosyは急伸後一服しているが、強気でいいだろう。調べれば調べるほど時価がありえないほどの評価不足ということが分かろう。

この他、IRJ、SBS、Hamee、エコス(推)、WDI、OATアグリなどが動きが良く、面白そうだ。

相場環境が不透明なので、持ち高は原則増やさず、ポートフォリオを有望銘柄中心に組み替えて対処したい。

9月27日 23時59分記
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