いよいよ夏本番で、高校野球(甲子園)、お盆休みとなるので、薄商いの中、相場は波乱含みとなることも予想され、注意深く行きたい。これまでにも書いて来たように、昨今は過去の経験則が通用しないことが多いので、この時期に関しても、私は必ずしも悲観的なわけではない。と言っても楽観的でもないが。

7.31日には、セーラー(推)、スターティア(推)、東祥(推)の決算が発表された。東祥は問題のない決算なので除き、残る2社の決算について書く。

【セーラーの決算】
やけに悲観的な反応が多いようだ。純利益を除く、売り上げ、営業利益、経常利益とも前回発表を下回ったのだから、ある程度は当然の反応とも言えよう。
こうした結果になった理由は1Qとまったく同じである。つまり文具事業、と言っても文具全般ではなく法人需要の低迷が最大のそしてほとんど唯一のものであろう。万年筆やGフリーなどのボールペンはそれなりに好調だったのである。またロボットは予想を上回る好調だったと言っている。
通期業績予想を会社は据え置いているわけだが、実際はどうなりそうか。
大半の投資家は、せいぜい決算短信しか読まないだろうが、同時に「連結業績予想値と実績値との差異に関するお知らせ」が出ている。これに以下の1文がある。

>なお、通期業績予想につきましては、ロボット事業は引き続き好調を維持するものと見込まれ、文具事業の業績は回復可能 と予測されるため、現時点での修正はございません。

なんだかんだ言っても、この調子なら経常利益は前期の2.38億円の赤字から黒字化は必至、最悪でも0.3億円程度の黒字、普通なら会社予想の0.85億円をやや下回るくらい、うまくいけば会社予想をやや上回るかも、と言ったところが予想されるわけである。いずれにせよ、目覚ましい業績回復と言っても言い過ぎではない。
低位株なのだから、ここから大きく下げるなどと言っている方は相場を・・・・
まあそう弱気にならず、株価を見守ろう。

【スターティアの決算】
もともと前年同期比減益を見込んでいたわけだが、実際そういう決算だった。掲示板で奇特な方が1Qの会社計画と今回発表の実績を比較した数字を出しておられる。これを引用させていただく。

        計画        実績     
売上高  19.69億    22.53億  
経常利益 ▲1.37億   ▲0.95億 
純利益   ▲1.37億   ▲0.80億 

要するに計画をかなり上回る好決算だったことが明白のわけである。となれば通期業績も、経常利益予想11.34億円が四季報予想の12.0億円とかQUICKコンセンサス12.5億円程度に上方修正される可能性は十分あろう。
実際決算短信を読むと、受注が増加しているなど、自信に満ち満ちた文言がいたるところにみられる。また以下の一文にも注目したい。

>平成27年4月にリリースをしたO2O(オンライントゥオフライン)アプリを簡単に作成 出来る「AppGoose(アップグース)」の販売についても好調に推移しており、従来の主要販売先 の印刷会社のみならず、飲食店や美容院、不動産などの店舗、学校、Web制作会社、卸売業とい った新たな業界へも導入が進んでおります。

加えて1対2の株式分割も発表しており、月曜日は大幅高が予想される。PTS最終値は2080△78。
いずれにせよ、これだけの有望企業が超低PERに放置されており、一抹の不安のあった1Q決算も予想以上にいい決算であり、受注等も絶好調と来ては、株価は大きく見直されることになろう。

8月02日 23時18分記
Secret

TrackBackURL
→http://kamakurayuusuke.blog134.fc2.com/tb.php/2237-b0ab693a