29日の相場は、日経平均、TOPIXの上昇率がそれぞれ0.06%、0.05%にとどまったのに対し、JQは0.88%の大幅高となるなど(2部は0.21%、マザーズは1.60%)、小型株優位の展開となった。日経平均11立会日連続高などで、主力株に対し買い過ぎ、割高との疑念が一部に生じ、警戒感が台頭して来たとみることもできよう。少なくとも、小型株の割安さが意識され、今後、徐々に小型株への注目が強まる可能性は大だろう。

以下、当道場銘柄と比較会社の今期予想実質PERを比較してみた。

           5.29日株価   今期予想実質1株利益    同実質PER  
サカイ(推)     4280円         411.5円         10.3倍
ヤマト運輸     2544.5円       105.0円         24.2倍

フィデア(推)     276円          43.4円          6.3倍    
                          *35.8円          9.2倍
りそな銀行      712.8円        69.7円         10.2倍
                          *49.6円         14.4倍

寿スピリッツ(推)  2550円        124.4円         20.5倍
亀田製菓       4805円        173.5円         27.7倍

ピックルス(推)   1297円        122.3円         10.6倍
わらべや日洋    2751円        156.7円         17.6倍

IMV         645円         53.3円         12.1倍
国際計測器     1841円        145.5円         12.7倍

東祥(推)       2635円        147.1円         17.9倍
共立メンテナンス  6920円        357.6円         19.4倍

注1=フィデア、りそな銀行の今期予想実質1株利益のうち*が付してある下段の値は「調整実質1株利益」。調整1株利益とは、潜在株式が全て行使された場合の1株利益。

注2=IMVのPERは国際計測器と大差ないが、国際計測器の決算が今期、減益予想であることに注意する必要がある。今期、会社予想を大きく上回る好決算が予想され(表の数字はそれを織り込み済み)、今後上方修正の発表が有望なIMVと、逆に今期減益予想を出している国際計測器のPERがわずかながらもIMVのほうは低いのは、実質的には、IMVがはるかに割安とみるべきだろう。

表を見れば一目瞭然だが、当道場銘柄のあり得ないくらいの割安さが際立つ。
これは、これまでもそうだったのだが、相場の流れで割安が無視され続けて来たわけである。しかし、ここに来て、やや流れが変わって来たのではないか。
サカイ引越センターは、まずまずの好決算を発表したにも関わらず、むしろ売られ、実質PERは10倍割れという異常事態が続いていた。しかし4.30日に3850△145以降、動きが一変、ここに来て年初来高値を更新、5.29日には4280△75とさらに高値を更新した。これでもまだまだ超割安であり、場合によっては5000円大台替わりもありえよう。

これと同様な動きが、表で挙げた他の銘柄などで続々出る可能性があろう。

フィデアは目標と言うか、とりあえずの節目の285円(2013年5月)を直前に一息入れた。しかし、こういう動きで、285円を更新せず、相場が終わることは、考えにくい。スパイバーを考慮しなくても、割安(同じ公的資金借り入れ銀行のりそなとの調整1株利益を基にしたPER比較でもはるかに低い)であり、いつスパイバー上場がらみのニュースが出ないとも限らない状況なのであり、この辺を冷静、客観的に考慮すれば、強気堅持でいいだろう。

寿スピリッツ、巴コーポも、調整が長かっただけに、逆にここからは、結構すんなり戻すかもしれない。

IBJ(推)は29日、1545△100と急伸した。今期業績の上方修正が有望となり、地方創生の本命銘柄の地歩を固めつつある状況を考えると、まだまだ大きく上値を残しているとみる。サイネックスは最初に取り上げたとき(2014年7月)の株価は底値圏の700円台でその後2619円(2015年4月)まで上げた。IBJも700円台半ばを相場スタートとみることができるから、1500円台の時価は、まだまだ道半ばとみることもできる。

アトラ(推)はここ2000円前後の揉み合いを続けるが、小型株復活の流れに乗って、近いうちに高値挑戦がみられるかもしれない。

トランコム、オーベクスなどにも期待。

大きい流れとしては、少し前から書いているように、6月は強気で行くところ、特に小型株に関してはそうである。持ち高は維持ないし増加気味に管理、ポートフォリオは時流に乗る動きのいいものの比率を高めるようにしたい。

5月31日 23時09分記

表で東祥、共立メンテナンスの部分、また本文でトランコム以下の1行を追加しました(23時31分記)。


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