小型株は、動きが激しく、普通の方がついていくのが難しい展開となっている。四季報なし、日経なし、材料は出たらともかく売る、といった行動様式の投資家が激増しているからかもしれない。このため、好決算でも上がらず、逆に悪い決算で上げるといったケースも珍しくない。

いくつか例を挙げておこう。

まずは好決算で売られた例

①IMV=5.12日引け後、2015年9月期中間決算で上方修正(経常利益9.75億円→11.9億円)
5.13日、580▼16

②東祥=5.12日14時00分に2015年3月期決算発表、好決算だった(2015年3月期経常利益は40.00億円予想
だったが42.03億円で着地。16年3月期も47.00億円と11.8%という高い増益率予想。
5.12日、2753▼47

次に悪決算で買われた例

③共和電業=5.11日12時00分に2015年12月期1Q決算発表、経常利益は前年同期比8.8%減益、通期予想は据え置き(ただし上半期23.8%減益予想なので、これからすれば減益幅縮小と言えるが)
5.11日、487△3、その後5.25日510円と年初来高値更新。

④共立印刷=5.12日引け後2015年3月期決算発表。経常利益は20.90億円予想だったが19.47億円で着地。16年3月期も8.3%増益予想といまいち。
5.13日、303△7、その後も堅調で306円まであり、年初来高値309円に迫っている。

こうしたことを、長々書いたのは、27日、東祥(推)が続落、なんと年初来安値を大きく更新する2580円まであって終値も2618▼28だったからだ。読者からも悲鳴のコメントを頂き、心苦しい限りだ。
しかし、いくら調べても、こうも下げる理由は見当たらない。結局、不勉強な投資家が動きの悪い銘柄をやみくもに売るので、こういうおかしな動きになるのだとしか思えない。

【東祥】
27日の日経夕刊1面トップに「ホテル稼働率 全国上昇」、「名古屋88%」という見出しの記事が掲載されている。
私が東祥に注目したのは、好業績に加え、意外なホテル株としてである。ビジネスホテルに訪日客が急増しているというので、共立メンテナンス(売り上げに占めるホテルの比率41%)と東祥(10%)を有望とみたわけである。
共立メンテは27日、6840△440まであって6720△320(年初来高値更新)。
東祥は、現在、名古屋をはじめ全国に9ホテルを展開、今後3年間、毎年3ホテルを新規出店する計画だ。つまり2018年3月までには18ホテルへ倍増するのだ。2015年4月に北陸新幹線開業の金沢に出店したが、2016年7月には奈良に出店予定だ。
さらに本業のスポーツクラブは、今期は3店の出店だが、来期、来来期は連続8店の出店を計画する。
新中期経営計画(2016年3月期~2018年3月期)では最終年度経常利益57億円(2015年3月期42億円)を目指すが、2016年3月期は計画通りの47億円予想を、決算発表時に表明しており、18年3月期の57億円の達成は難しくない。この場合、実質1株利益は178.5円になる。ROEは2015年3月期18.0%という素晴らしい水準にあり、これを維持する。

アトラ(推)2000△28、IBJ1467△45、IMV649△13(年初来高値更新)と、強い動きだった。
アトラ、IBJは年初来高値更新、IMVは2014年4月につけた752円更新を、それぞれ期待。

IBJ(推)を持ち出すまでもなく、途中、思わぬ急落があった銘柄のほうが、結局は大きく上がることが、ままある。東祥も27日の急落であく抜け、年初来高値3030円更新となるかもしれない。

共立メンテ、サトーHD、マンダム、ジャムコ、ディップなど、値嵩株の値動きがいい。
この流れから、サカイ引越センター(推)も結局5000円程度があるように思えてきた。トランコムも上記銘柄に続く素質を有する。

5月28日 0時40分記
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