小型株が相変わらず、と言うか再びと言うか、置いてきぼりとなっている。
私は、決算を見て、これはというめぼしい銘柄をピックアップ、ある程度は買って、値動きを見ていたのだが、あっと驚くような好決算にも関わらず、まったく無視されていたり、場合によっては、大きく下げていたりで、一体どうなってるんだ、と驚き呆れ果てている。
中でも、以下の3銘柄は、その典型だ。


コード 銘柄名  直前値→現在値
 
8920 東祥=2800円→2703円

2916 仙波糖化工業=438円→446円

3583 オーベクス=224円→209円

注=「直前値」というのは、決算発表がされる前の値段。ただし5.12日、場中の発表となった東祥については11日終値。

東祥=5.12日、14時00分発表。5.11日終値2800△32、5.12日終値2753▼47
仙波=5.15日、15時00分発表。5.15日終値438△9
オーベクス=5.15日16時00分発表。5.15日終値224△3

それぞれの決算について説明しよう。

東祥=2015年3月期の経常利益は会社予想40.0億円、四季報予想42.0億円に対し、42.03億円で着地。
2016年3月期予想は47.0億円(四季報予想45.0億円)と、11.8%増益を見込む。
スポーツクラブ(ホリデイスポーツクラブ)、ホテル(ABホテル)、不動産(賃貸ビル等)が主要事業だが、スポーツクラブ、ホテルで積極出店を続ける。ここビジネスホテルに宿泊する訪日外国人が増加している。同社のホテルもこの恩恵を受ける。16年7月には関西初進出となる奈良に出店する。
3030円の年初来高値更新を期待。

仙波=2015年3月期の経常利益は会社予想4.20億円、四季報予想4.70億円に対し、4.58億円で着地。
2016年3月期予想は5.4億円(四季報予想5.2億円)と、17.9%の大幅増益を見込む。
文句のつけようのない好決算であり、今期予想実質PERは15.6倍と割安。
新規取引先の開拓に成功したこともあり、売り上げが大きく伸びる予想になっていることに注目。今期は中国などアジア市場に本格参入する。ハラル食品も開発済みで、インドネシアなどを狙う。
年初来高値505円更新が期待できる。

オーベクス=2015年3月期の経常利益は会社予想4.2億円(四季報予想も同じ)に対し、5.66億円(前年同期比55.3%の増益)という驚異的数字になった。2016年3月期予想は6.07億円(四季報予想4.0億円)と、7.2%増益を見込む。文句のつけようのない好決算であり、ストップ高はともかく大幅高必至とみていたら、決算を受けての18日(月)の株価は207▼17(安値は192▼32)と急落した。
何故か?
理解に苦しむが、2016年3月期の純利益が1億円と、経常利益6.07億円に対し極端に少ない予想になっている。これが嫌われ、悪い決算と早とちりした向きの売りが出ていると考えるしかない。決算短信に以下の記述がある。

>なお、当社及び一部の連結子会社が加入する「東日本ニット厚生年金基金」は、平成27年12月頃に行われる代 議員会で解散の決議をする予定であります。従いまして、直近(平成26年3月期)の不足額を基に試算した損失 見込額を織り込んでおります。

つまり、過去、かなりの企業であった年金基金解散に伴う特損が発生したに過ぎない。こういう一過性の特損がなければ、前期の4.08億円を上回る純利益になった可能性が大きい。1株利益は30円を上回る。鎌倉式実質値(純利益を経常利益の6割とみなす)でも26.4円になる。実質PERは7.9倍に過ぎない。228円の年初来高値を抜けば青天井だ。

3銘柄とも推奨銘柄である。
同時推奨することで、穏健に寄ることを期待。東祥、仙波は100株単位、オーベクスは低位なので買いやすい。3銘柄すべて買っても50万円余りで買える。少なくとも2銘柄は買うことをお勧めする。「4勝1敗の株」なので、そうすればまず何とかなるだろう。1銘柄だけだと、最悪のどつぼにはまる恐れが多少ある。

5月20日 22時05分記
Secret

TrackBackURL
→http://kamakurayuusuke.blog134.fc2.com/tb.php/2176-c81bb733