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新日本科学(推)は、とりあえず、順調にスタートした。
私は純然たる薬品株は原則として推奨しないことにしている。開発中の新薬が収益を生むまで、紆余曲折があるうえ時間もかかり、私の性格に合わないからである。
ただ、新日本科学(いわゆる薬品株、バイオ株ではないが)の場合、事業展開の先行きがもう少し読み易く確実性があるとみるのと、大きな将来性を秘め、かつあまり知られていない材料を有するとみて、あえて推奨する。
注=前々稿、見出しを「新日本科学」に変更、推奨度等の項も書き加えたのでご参照ください。(これは、以前にそうすることをお知らせしています。

ここでは、13日に発表した業績予想の修正に関するお知らせに基づき、同社の今後がいかに明るいかについて書くとしよう。

>国内前臨床事業における第3 四半期累計期間の受注は前年同期対比108%と順調に増加しており、売上及び利益当初予想を上回る見込みです。また、米国前臨床事業における第3 四半期累計期間の受注も前年同期対比205%と大幅増加しております。しかしながら、米国前臨床事業においては契約獲得及び試験の開始時期が年度後半に偏重したことで、稼働率は想定していた操業に至りませんでした。また、トランスレーショナルリサーチ事業における交渉中ライセンス案件の契約時期が来期以降にずれ込むことが予想されることから、売上高および営業利益を修正いたしました。

>平成26 年12 月24 日に公表した『PPD(米国臨床CRO)との簡易会社分割(合弁事業の開始)』については、効力発生日を平成27 年4 月1 日としており、平成27 年3 月期通期連結業績への影響はありませんが、平成28 年3 月期において35 百万米ドルの特別利益の計上を予定しております。

2015年3月期業績は上記のような原因で予想を下回ったが、経常利益は為替差益があって、そうは落ち込まなかった。そして重要なのは2016年3月期だが、
①受注は大きく伸びている
②『PPD(米国臨床CRO)との簡易会社分割』で3500万ドル≒41億円!の特別利益を同期に計上
注=同社の今期予想売り上げは約180億円、同営業利益は約-8億円、同経常利益は800万円に過ぎない。
③米国前臨床事業の稼働率は同期には大きく改善しそうだ。
④トランスレーショナルリサーチ事業における交渉中ライセンス案件の契約時期にもよるが、これによる利益も期待できる。
注= トランスレーショナル リサーチ(TR)とは、国内・海外の大学、バイオベンチャー、研究機関などにおける基礎研究から派生してくる有望なシーズ技術や新規物質を発掘して、医薬品などの評価・承認に必要な前臨床試験や臨床試験を行いながら、基礎理論を臨床の場で実証することにより、付加価値を高めて事業化へつなげていくことを意味します。(新日本科学による)

同社の経鼻投与基盤技術は、国内外の制約会社からライセンス契約などの引き合いが強い。
これについての同社の説明を引用しておく。

>当社が独自に開発した経鼻投与基盤技術(Nasal Delivery System: NDS)について、米国でPhaseⅡ臨床試験を完了したグラニセトロン経鼻剤(開発コード:TRG,制吐薬)、米国でPhaseⅠ臨床試験を完了したゾルミトリプタン経鼻剤(開コード:TRZ,偏頭痛薬)における臨床実績が高く評価され、国内外の複数の製薬企業が保有する化合物に応用するための技術評価試験(フィジビリティ試験)の実施が増えております。
併せて、インフルエンザワクチンの注射液剤を固化して粉体で安定的に鼻腔に投与する新技術の研究開発に成功しています。インフルエンザ経鼻ワクチン(開発コード:TR-Flu)は、注射器や針が不要であるだけでなく、室温保管が可能です。さらに、経鼻ワクチンは、重症化を阻止する血中特異的IgG抗体を誘導するだけでなく、分泌型IgA産生を高め、感染予防に重要である粘膜免疫を強化することから、注射ワクチンよりも高い感染予防効果が期待され、ウィルスがある程度変異しても有効性が維持できると推測されています。インフルエンザウイルス各種に対する幅広い交叉性が示され、より強力な免疫が誘導される効果が期待できます。今後、当社では、TR-Fluを含めた経鼻ワクチンの研究をさらに注力してまいります。

以上だけでも、同社株の有望さに疑問の余地はないと思うが、さらにヘリオスの大株主という材料がある。これについては次回に。

2月17日 23時51分記
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