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今日の日経夕刊1面トップの見出しは「国産木材 円安で浮上」。
大手住宅会社が、続々国産材の使用比率を上げる方向であることを書いている。「政府は2020年までに木材の自給率を13年の28.6%から50%に引き上げる目標を掲げて、国産材の利用を後押ししている。」という。
注=今日太平製作の株価が多少なりと上げたのはこの記事の影響が少しはあったと思われる。
目標であって、どうやって実現するのかが不明瞭なのが問題のわけだが・・・
それはともかく、この記事の中に、大東建託が国産材の使用量を大幅に増やすとして「大手製材会社のさつまファインウッド(鹿児島県)が建設中の大規模工場から調達する。」という部分がある。

私はこの記事を見て、はたと思い当たった。鹿児島と言えば山佐木材。
注=私はCLTについて調べていてこの会社がCLT普及に最も熱心な企業であり、太平製作(推)とも緊密なことを知っている。

そこで調べると、山佐木材のHP(http://woodist.jimdo.com/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0/%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E5%8F%96%E7%B5%84/)に以下の記事がある。

(株)さつまファインウッドの地鎮祭

社長ブログ · 参加報告
平成26年8月12日(火)10時から、「株式会社さつまファインウッド かごしま材JAS製品流通加工センター」新築工事の地鎮祭が行われました。
台風一過、暑いながらもさわやかな夏日のもと、霧島市上野原大地の実に風光明媚で神話の時代からの霧島の台地に、鍬入れが行われました。
当社からは、私と榎原専務が出席しました。山佐木材は原板供給者であり、また工場建設用資材の提供者でもありますが、この会社の株主でもあります。

それがどうしたと仰る。いやいや話はもっと素直に好意的に聞きましょう。
ちょっと出所が分からなくなったが、参考になる記事があったので載せておこう。

CLT法人化への経緯
 CLT(Cross Laminated Timber)については、2012(平成24)年1月、銘建工業㈱(岡山県真庭市、中島浩一郎社長)、山佐木材㈱(鹿児島県肝属郡肝付町、佐々木幸久社長)、協同組合レングス(鳥取県西伯郡南部町、中西康夫代表理事)の3社が、中心的役割を務めてCLTを建築構造材として使用できるにようにすること、将来はCLTによる中層や大規模建築を可能にすることを目的に任意の協会を設立した。
 その後、2014(平成26)年4月に「一般社団法人」化に至るまで各方面にCLT建築構造材について広く喧伝するためのフォーラムや2013(平成25)年12月には、CLT構造躯体で大臣認定取得による3階建て実証棟(高知県大豊町、おおとよ製材社員寮)の建築等を通して活動してきた。
 こうした中、農林水産省は2013(平成13)年12月20日、CLT(直交集成板)の日本農林規格を制定した。これにより中・大規模の木造化を可能にするCLTは、国の成長戦略の中でも早期の実用化が求められて、異例のスピードでJAS規格化が実現した。2014(平成26)年1月に当該JASマーク付直交集成板の流通が始まった。       
 (一社)日本CLT協会

>幅はぎ装置は(株)太平製作所様に発注、お盆過ぎに納入予定です。9月から試運転、そして本格稼働出来るものと期待しています。 (2014年5.09日付け社長ブログより)

ちょっとまとまりがなくなったが、要は山佐木材のHPをご覧いただきたいということである。
いかにCLTの未来が希望に満ちているかお分かりいただけよう。そうすればそれを推進する山佐木材を応援したくなる。
そして同社と密接な太平製作の大相場にも期待が十分持てることが分かる。
なお太平製作は日本CLT協会の一般賛助会員である。

1月27日 20時37分記
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