金曜のNYダウは大きく下落、株については考えたくない、というより、おあつらえ向きに、月曜は日本市場は休場なので、月曜のNYダウに期待して、とりあえず株のことは放念し、月曜夜に書くこととしよう。

失われた10年(あるいは20年)と言われて久しく、その後もアベノミクスで株価は上げたとはいえ、日本再生への道筋がついたとかつきつつあると思っている人は、ほぼゼロだろう。
いくつか提言もなされアイデアを言っている方もいるが、それをチェックしてみると、どれもこれもとてもそんなことでうまくいくとは思われない。

一例を挙げれば日本創成会議・人口減少問題検討分科会 提言というのがある。
若年女性(20歳から29歳)の人口変化率(2010年→2040年)が-55.8%と都区別で最も減少率高く、全国的に見ても高い豊島区について消滅のリスクが高いとするなどして、マスコミの話題をさらった。
しかしこの分析には大いなる疑問を私は抱く。単に現在の人口比から2040年の各年齢層の人口を割り出したのだろうが、人口移動の激しい東京都区部で、そういう手法が有効どうか。豊島区だけ突出して人口が減少すれば地価も突出して下落するだろう。そうすれば足立区などから住環境・交通アクセス等で優る豊島区への人口移動が起きるのは必定だろう。要するにちょっと考えただけで、恐ろしいほど雑で危ない推論なのである。
この提言のもっと笑止なのは、人口1億人維持をうたっていることだ。なぜ1億人なのか。何事もどこかで区切りをつけなくてはという観点から、これはまあいいとしよう。しかし、どうして人口減に歯止めをかけられるのか。

どの時点で人口減にストップをかけるかは別として、ストップをかけるには移民の受け入れなどはしない前提(提言はそういう前提)では、出生率を最低でも2.1にしなければならない。提言はそれも不可能ではないと言っているが、そんなわけはないだろう。今世界の先進国で出生率が2.1以上などという国はないのではないか。
ドイツ、フランス、イギリスなどの人口が減っていない(おそらく増えている)のは、大半は移民受け入れのためであろう。

提言について論じるのは本稿のテーマではないので、これについてはここまでとする。要するに、今一番もてはやされているかの感のあるものでも、この程度の空疎なものだということである。

結局、だれも現在の閉そく状況の日本を救うプランなど思いつけないのが現状なのではないかというのが、私の見立てである。

実は私は、この問題解決に妙案はないかと、不遜ながらこれまで長い間考えて来た。
その結果、あらさがしの得意な私は人の言っているプランが、それではだめだろうと思うだけで、包括的で壮大なプランとか実現可能性も十分ある具体的プランは、ついに思いつけなかった。当たり前と言えば当たり前だが。

そこで最近、方向転換、包括的プラン作成は断念、個別にこれをやれば多少なりと日本再生に資するという具体的プランを出そうと考えた。

ここまでで、かなり長くなったので、個別プランの具体的説明は次回以降にし、以下、見出しプラスアルファだけ示すこととした。

①林業再生

②100年住宅(住宅の長寿命化)

③学校給食の完全米飯化

④津波避難マンション

各項についてごく簡単に、私がこれがなぜ日本再生に直結すると考えるかを書いておこう。

①まず、日本再生には雇用の大量創出が必須条件だろう。しかしそれは容易なことではない。ふるさと納税ごときで地方が元気になれるわけはない。工場が各地にどんどんできるとか農業が儲かるようになることかが必要なわけだが、どちらもそう簡単にはいかない。
これに対し林産資源が今収穫期を迎えていてこれをうまく活用すれば、林業は比較的容易に再生し雇用もかなり生まれるのである。

②これは福田康夫内閣のとき福田首相が呟いただけで、掛け声倒れになっている。しかし現状のように30年程度で家を廃棄するのではなく欧米並み(60年~80年程度か)、いやそれ以上長く使うようにすれば、個々人の生涯あたりの家建設の平均コストが著しく低下、実質的に所得が向上、労せずして豊かになれるのである。これは飽きの来ないデザイン等も含め官民一体で努力すれば可能であろう。

③これはコメ余り解消にかなり、しかも即効性を持って資するであろう。

④近年津波避難タワーなどという美観を損ない、かつさほど多くの人は収容できない代物が各地に建設されている。しかし財政面の問題もあり、大量の建設は不可能で問題解決の切り札にはなりようがない。
私が提言するのは、分譲マンションの建設を、それが非常時には一般市民が避難できるように、かつそれに適したつくりにすることを条件に優遇(高さ制限・容積率の緩和ほか)し、民間のデベロッパー等が積極的に津波避難マンションを採算に乗る事業として建設するように仕向けるということである。

1月10日 23時50分記
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