主力株が大幅高する一方で、マザーズ銘柄を筆頭に小型株には軟調な銘柄が結構多く、中には大きく値崩れするものもある。こうした状況の中、高度紙(推)は1636▼244と急落した。こういう値動きを見せられると不安になる人も多いだろうが、この下げはなにか理にかなったものと考えると、そういうことにもなろうが、そうではない。ちょっとしたこと、きっかけ、流れの中でそうなっただけとみるべきなのだ。その証拠に、高寄りし高値は1930△50まであった。

もっと酷いのが日商開発だ。12.12日には3000円まであったのが、その後急落を続け24日はついに1846▼249。名証2部から東証1部へということで買われたかと思ったら、大量の公募増資が嫌気されこういうことになったわけだが、幹事証券の掌で株価操作されてますね的なコメントが目立った掲示板は、今や阿鼻叫喚の場と変わっている。

こうした、普通にはありえない値動きを、その場その場で理屈をつけて分かろうとすると、大きな間違いを犯すことになる。何より、高度紙にしろ日商開発にしろ、ここまでの下げは、理由はともかく行き過ぎとみるべきであろう。

日商開発の妥当株価として

88.21円×13倍=1146円(1793円)
88.21円×15倍=1323円(2070円)
88.21円×18倍=1587円(2483円)
88.21円×20倍=1764円(2760円)

という数字を書いている方がいる。しかし88.21円というのは2015.3月期の予想1株利益だ(希薄化を考慮済み)。しかし、高成長期待で買っているのだから、かつもう3ヵ月余で今期は2016.3月期になるのだから、2016.3月期の1株利益を使うべきなのは論を待たない。この場合EPSは138円程度になろう(四季報予想数字をもとに算出)。
この数字で計算すると株価は(  )内のようになる。PER理論は正しく使わないと、おかしなことになるのである。

なお、こうしたとんでもない乱気流に小型株が襲われていることの背景には、一部には節税売りがあるのではという見方があることを、一応書いておこう。節税売りの有効なのは25日までである。よって25日の前場までには、この売りも収まるだろうというのが一般的な見方だ。

いずれにせよ、年末という特殊な時期、節税売り、マザーズなどのバイオ関連中心に大きく値崩れする銘柄の余波等、様々な要因で小型株は波乱の値動きになっているが、おたつくことなく、嵐が収まるのを待とう。サカタのタネ、S Foods、シノブフーズ、パンチ工業などは堅調だ。不断にポートフォリオを微調整していくことも、こういう相場では重要だ。

暗号は「秘密結社」、急成長企業に変身中、「自立走行システム」、少産多死時代、「M2M」。

日立造船。
こういうのは、半歩でも出遅れては危険がいっぱいだ。亜鉛空気電池は遅くも12.22日の立ち合い開始前に流布。22日10時くらいまでには買うなら買う。そうしなかったら見送りというのが、私のやり方である。同社の売り上げ規模からして大化けはありえないとみるのが常識とは思う。しかし以上はあくまで常識的見方に過ぎない。

12月24日 23時50分記
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