VHS対ベータ(VTR)、液晶対プラズマ(TV)など、過去に企業は進路をどちらに取るか、その選択が命運を決しかねない事態に直面したことが、何度かある。

自動車も次世代カーを巡って、ここ数年以上、各企業は難しい選択を迫られてきた。つなぎとしてのハイブリッド・カーは別とすれば、電気自動車対燃料電池車に近年は絞られつつあったが、ここに来て勝負はほぼ決したとみていいだろう。

燃料電池車の勝利である。この間のトヨタの戦略を見ていると、なかなか大したものよと思う。ハイブリッドで世界をリード、その後は燃料電池車に力を入れ世界トップに立ち続ける一方、電気自動車にもそれなりに保険をかけやってきた(テスラとの資本・業務提携)。そして今回の「燃料電池車増産へ200億円」(日経12.06日朝刊)である。これで、トヨタは完全に電気自動車ではなく燃料電池車で勝負に出たのではないか。

以下日経記事をもとに、書かせてもらおう。
トヨタの燃料電池車の現時点の年産能力は700台。しかし注文が相次ぎ15日の発売までに年産能力を超える受注が見込まれる。15年夏からはアメリカ・ヨーロッパへの輸出も始まる。こうした状況を受けて今回の生産能力3倍が決定されたわけである。
ニッポン高度紙工業(推)に関係する記述としては
>水素と酸素の化学反応で動力源となる電気を起こす「燃料電池スタック」(中略)を本社工場で増産する。15年末までにさらに2ラインを加え年産能力を3倍に増やす。
とある。

ここからは、私の勘に近い読みだが、燃料電池車は、少なくとも日本では、今予想されているような数字をはるかに上回って売れるのではないか。航続距離・充電時間等の性能、価格(今後は量産でさらに大きく下落しよう)、大都市部での環境優位(カリフォルニア州での排ガス規制=ZEB規制に注目)などを考えると、そういう結論になるのである。

いずれにせよ、高度紙の大相場は確信をもって期待していいのではないか。まあ堅実に行きたいのなら、上がったところで、要所要所で少しずつ売るという選択肢も悪くないが、とりあえずは売ることは考えず放置という手がいいのではないか。
2011年に2800円という高値を付けている。この更新は51%から90%であるとみる。あえて幅を大きくとってある。
そして上場来高値は1996年の3300円である。これも・・・・

朝日ラバー(推)から送られてきた「中間決算通信」に掲載の注目すべき内容を簡単に紹介しよう。
全4ページのうち1ページを使う力の入れようである。
2014年10月にライフサイエンス分野のマイクロ流体デバイスの初めての製品が、日本電気向け「ヒトSTR解析チップ」として量産を開始として、開発・製造責任者の島村新規事業開発部長へのインタビューを載せている。

他のデバイスも開発を進めていくわけだが、「接着技術を持っているゴムメーカーが仮にあったとしても、バイオやDNAに関する設備ヤノウハウを持っているところとなるとそうはないでしょう。」と島村氏は自信を見せている。
マイクロ流体デバイスの成長に関しては「主力事業であるCLEDや医療に並び、さらに上回れるようにしたいですね。」と答えている。
このほか、最後にマイクロ流体デバイス事業の設備投資額が掲載されているが、
2014.3月期(実績)=1.2億円
2015.3月期(計画)=2.5億円
2017.3月期(予定)=8.5億円
で、いかに同事業に同社が力を入れようとしているか、期待のほどが分かる。
ダブルトップ形成から大きく反落したため、人気離散となっているが、マイクロ流体デバイスの将来性に何ら変化はない。前にも書いたように2000円はPERで買える株価水準である。マイクロ流体デバイスを織り込めば、最高値更新があるかは今の時点では何とも言えないが、ここからかなりの上昇は期待して当然だろう。

太平製作(推)、横田製作(推)、ニックスの上昇など小型株にも、ようやく復活の兆しが出て来たようにも思える。
ソースネクスト(推)、クリーク&リバー(9月下旬WEB銘柄)、協立電機などもいつ復活してもおかしくない。

現在の相場環境から、今期待していいのは、あいHD、日東工器(9月下旬WEB銘柄、燃料電池関連)、大和小田急建設(推)、リロHDなど。これらは押し目は買ってもいいだろう。

12月07日 23時23分記

Secret

TrackBackURL
→http://kamakurayuusuke.blog134.fc2.com/tb.php/2021-a83b7ed8