3連休で多少、のんびりしているので、久しぶりに、株を離れた話を(興味のない方は飛ばしてくだされ)。
相場については明日の夜に書く予定です。

日本テレビが銀座のクラブホステスのアルバイト歴を隠したのを理由にある女子大生の内定を取り消したという事件があった。この女子大生は、内定取り消しを不当と東京地裁に提訴、11.14日に第1回口頭弁論が開かれた。

この問題そのものについては、ここで書こうとしていることではない。
役員面接後に行われた「漢字テスト」について、興味を覚えたので、今これについて書こうというわけなのである。

夕刊フジによれば、書き取り問題で
「りんしほうすう」という設問があったということである。

答えは

麟子鳳雛
だそうである。
こんなのできる馬鹿はいないだろうと思いつつも、念のため、ネットで検索したら、そういうことかと分かった。少し長くなるが、「そういうことか」の説明をしよう。

まず、こういう言葉は、少なくとも10年とか20年前くらいまでは死語というか、一般人は誰も知らないし、使わなかった言葉といっていいだろう。
もちろん、私は知らなかったし、今手持ちの辞書類(広辞苑、新世紀大辞典、新辞林、増補字源、角川漢和中辞典等)のどれにも載っていない。

ところがネットで検索すると、結構いろいろ出てくる。以下はその中から。

麟子鳳雛 りんしほうすう
難易度:  漢検準1級相当

字が難しめでかっこいい四字熟語って何かありませんか??
という質問の答えに麟子鳳雛 が入っていた。

早稲田摂陵高校ラグビー部のHPには
新入部員入部『麟子鳳雛』

要するに、四字熟語が結構はやっているというか人気で、本も多数出ているから、そうした本にはこの言葉は載っていて、意味も分かりやすい(麒麟の子・鳳凰の雛→将来性のある子供)から、覚えた人が使い、日テレが入社試験問題に出すといった事態になったのだろう。

そう言えば、数年前巨人の沢村投手とのことを聞かれた 森麻季アナ(熱愛中か婚約直後くらいの話)が、抱負?について四字熟語で答えてという自分の出した質問(新入団選手への質問だったか)に沢村投手だけが答えられたでしょと、得意そうに笑顔で語っていたのを思い出した(森アナは事前に沢村投手に問題を漏らしていたわけである)。今調べたら森アナは日テレだった!横綱昇進時の口上でも四字熟語が良く使われた。貴乃花の「不惜身命(ふしゃくしんみょう)」なんてのもありましたな。

話は飛ぶが、私が中学受験塾で教えていたときのことである。灘中の国語の入試問題で
四通〇達
という問題が出た。
〇は私が勝手にしたので、実際の問題がどうだったか記憶が定かではない。ともかくこの四字熟語について出たのである。〇に何が入るかお分かりだろうか。こんなのを小学6年生に出す灘中の先生も日テレの入社試験問題担当者同様、どうかしていると言わざるを得ないのだが。
これは「四通八達」のわけだが、こんな言葉は、今時そうそう世の中でお目にかからない。私は灘中以外で、何かで一回目にしただけである。
ただ使っている漢字4字がやさしいということだけで出題したのだろうが、小学6年生への問題として適切かという視点が決定的に欠落している。

蛇足=○についての知識がないとして正解するための裏技

〇通□達のような形で数字が二つ入る四字熟語の場合、
〇と□の関係は

⓵ □(の数)=○の数
② □(の数)=○の数+1
③ □(の数)=○の数の倍数

のどれかに九分九厘なる。
これは鎌倉雄介が、多年の研究で発見したものである。

一喜一憂
一言一句
一進一退
一朝一夕
一長一短
一世一代(中学受験問題にはやや不適切)
一石二鳥
一攫千金(中学受験問題には不適切)
一望千里

二人三脚
二束三文

三寒四温
朝三暮四
三三五五
三三九度(中学受験問題には不適切)
三拝九拝(中学受験問題には不適切)

四捨五入
四分五裂
四苦八苦

五臓六腑(中学受験問題には不適切)

七転八倒
七転八起(読みは「しちてんはっき」。中学受験問題にはやや不適切)


九分九厘(中学受験問題には不適切)

十人十色
千差万別
千変万化

十重二十重(五字熟語。もはや死語と言っていいでしょう。読みは「とえはたえ」。もちろん中学受験問題としては不適切)

鎌倉の法則が見事に当てはまるでしょう!
自分に都合のいいものだけ挙げたんだろ、などという方はいませんよね。

まあ確かに

八面六臂

などという困った例外も多少はあるでしょうが、八面六臂は「臂」などという漢字が入っているので、さすがの灘中でも出題しないでしょう。ちなみに三面六臂とも言い、一説には八面六臂は三面六臂の誤用だとか。さもありなん。さすればわが法則に、ほとんど例外は消滅するのだ。

灘中の四通〇達に戻り、鎌倉の法則で正解を考えよう。
⓵からは四
②からは五
③からは(四のほかに)八
つまり、答えは四、五、八の三つに絞られる。
まあ三分の一の確率で正解にたどり着けるわけである。語呂の良さなどを考える利発な子は八を選ぶ確率が高いだろう。

11月23日 21時20分記
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