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日銀の意表をつく追加金融緩和で円安、アメリカを中心とする世界的株高が惹起された。こうなると、主力株全面高となり、一将功成りて万骨枯るで、小型株はお呼びでないという展開になることが多い。指数をみていると必ずしもそうでもないが、実態はそれに近かったのではないか。

詳しい分析ができているわけではないが、追加金融緩和以降、建設、消費など内需関連株には冴えない値動きのものが多い。値下がりしているものも少なくない。近年の相場では、そう珍しくもないわけだが、日経平均がどれだけ上がっても2部やJQのあまり人気のない小型株には全く余波・恩恵が及ばないことがある。こうしたなか、当道場銘柄などは総体として、ほぼ横ばい程度の値動きになったわけである。

相場は海で泳ぐようなものであるとは、私が良く口にすることである。凪いでいたり追い風だったりすればうまく泳げるが、大しけだったり向かい風だったりすればうまく泳げない。しかし、こういう条件は基本的に誰にも平等になる。だから己の力さえつけておけば、何ら恐れたり心配したりするには及ばない。

追加金融緩和以降07日まで、我らには向かい風だったわけだが、徐々に良いお日和となりそうだ。
07日のNYダウは19ドル(0.11%)高と連日の史上最高値更新となったが、NQは0.12%の下落、要するにアメリカ株はほぼ横ばいと言っていい。為替は1ドル114.5円~114.6円と0.6円の円高。こうした状況下、CME日経平均先物は16780円で東証終値比100円余安い。
というわけで、10日の日本株(東証1部)は、輸出関連中心に主力株は軟調、一方物色の圏外に置かれていた建設、消費などの内需の小型株は堅調な展開になる可能性大とみる。

大和小田急建設(推)は決算発表を受けた07日、854△16まであったものの終わり値は806▼32。1回上方修正した会社はその後も上方修正する確率が高いという分析を数ヵ月前、日経が掲載していた。前々回書いたので詳細は省くが、私は同社の予想実質1株利益を今期77.4円、来期85円程度とみている。いずれ今期業績について再上方修正の可能性が高いであろう。
折しも筆頭株主の大和ハウスが07日14時00分に好決算を発表、2187.5△49.5と年初来高値に迫った。さらに同社が「川崎市殿町地区に体験型商業施設」という記事が07日付け日経に掲載されている(神奈川・首都圏経済)。総事業費約150億円で、2015年秋着工予定だ。
普通というか、過去の一般的な例では、最終的には親より子の方が結局大きく値上がりしたと思う。業績の伸びを見ても子の大和小田急の方が親の大和ハウスを大きく上回る。目先の動きに惑わされず強気を貫きたい。960円の年初来高値更新があって、何らおかしくない。

07日にはNフィールド(推)、協立電機の決算発表があった。

Nフィールドは3Q決算だったが文句のない好決算だった。売り上げは通期予想の伸びと同程度だったが、経常利益の伸びが素晴らしい。2Q(1-6月期)は前年同期の50(単位=100万円)に対し103だった。3Qでは同72に対し242だった。
通期は同178に対し426予想のわけだが、2Qで前年同期の2.06倍、3Qで同3.36倍を達成したわけで、通期予想の同2.39倍は大幅に上回る可能性が高いだろう。3Qの3.36倍なら598となる。3Qは2Qの1.63倍の伸びを見せたわけで、この伸び率で4Qも行くとすると976になる。
8.16日の稿で私は2015年12月期(2014年12月期ではない)の経常利益を1000と予想している。今回の決算は、この予想があながち夢想ではなくそれなりに実現可能性のある予想だったことを示したと言っても、さほど言い過ぎではなかろう。

協立電機は1Q決算だったが、経常利益は前年同期比2.25倍の339だった。詳しいことは今日は言及しないが業績面の不安がなくなり(むしろ上方修正の可能性が高まった)、超低PERの同社株は早晩水準訂正に向かおう。人気離散のここを静かに拾っておけば、報われるのではないか。

日東工器(9月下旬WEB銘柄)は04日に好決算を発表したわけだが、小型株の不人気と通期据え置きが響いてか、その後の株価は横ばいが続いている。こちらも早晩、大きく水準訂正に向かうとみる。ここを買うのもいいだろう。

ソースネクスト(推)、クリーク&リバー(9月下旬WEB銘柄)等等、その他の小型株も強気堅持。10日の相場を見て今後の方針を考えたい。

朝日ラバー(推)は10日11時20分決算発表(掲示板)らしい。場中発表についておかしなことを書いている方がいるが、これは間違いだろう。情報漏えい防止等の観点から決算は役員会?で承認されたら、遅滞なく公表するよう東証等から言われており(この辺正確でないかもしれないのをお許し願う)、近年は場中の発表やはたまた夜などの発表もそれなりにあるのである。9月中間期予想経常利益は会社情報75、四季報100(前号の75から引き上げ)だから、悪くとも75以上にはなる可能性が大だろう。うまくいけば四季報予想前後とかそれ以上になり、通期予想も引き上げ。ただ目先の業績で買っていたわけではないので75未満にでもならなければ、そう大きな影響はないか。
いずれにせよ、いたずらに弱気になることなく(いたずらに強気もまずいが)、冷静に対処しよう。

11月09日 21時33分記
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