10.31日の意表を衝く黒田日銀の追加緩和で、日経平均は756円(4.83%)の暴騰となったわけだが、東証1部の主力株中心の上げで、2部、JQなどは小幅な値上りり率にとどまったことは、前稿に書いたとおりだ。実際JQなどは値上がり銘柄数443に対し値下がり銘柄数も226と半数超あった。

さてそれではこれからの物色動向がどうなるか。このまま主力株中心の相場が続くのか、不動産・金融などの緩和で潤うと目される銘柄物色が続くのか。、これは、04日以降の相場を見て判断していくことになる。

ここで、各市場の今期予想PERを比較してみた。
   
市場          10.30日     10.31日
東証1部全銘柄     16.00倍     16.63倍
東証2部全銘柄     15.33倍     15.50倍     
JQ全銘柄       15.89倍     16.21倍

アバウトな記憶で書くことをお許し願うが、1年余り前くらいは東証1部が最も高PERで、ついでJQ、2部だったと記憶する。その後、小型株の値動きが良く、結果、比較的最近までJQが最も高PERだったと思うが、ともかく3市場のPERがほとんど横一線となり、このことに、珍しいこととして当欄で言及したと記憶する。

それが、その後、10.30日段階で、東証1部が最も高PER、大きな差なくJQが続き、かなり開いて2部となっていた。そして31日、東証1部の突出した急騰で、東証1部が一段と高PERになり、2部は相対的にかなり低PERになったという次第だ。

このことから、直ちに結論を導き出すのは危険だが、次のようなことは言えよう。
昨年末16291円という高値を付けた日経平均は、その後軟調に推移、逆に2部、JQは堅調に推移してきた。それが反動で最近は日経平均が徐々に盛り返し、逆に2部、JQはややおいていかれる展開となっていた。そして31日の値動きで一段と鮮明になった。
そして31日の各市場のPERを見ると、これで、ようやく2部、JQの東証1部との比較での割高感が解消、むしろ2部などはやや割安感が出て来たかといった状況になったとみる。よって、04日以降は、一方的な東証1部銘柄、主力株に偏った相場からは徐々に脱し、2部、JQなど小型株にも物色の手が伸びる、東証1部並みあるいはそれ以上に上昇する相場展開になる可能性がかなりあろう
極めて珍しいことだが、日銀の追加緩和で世界株高となっている。31日のアメリカ株は続伸となった。30日、NYダウは7-9月期のGDPが市場予想を上回ったことで221ドル(1.30%)の急騰となったわけだが、31日も195ドル(1.13%)高で1ヵ月余ぶりに史上最高値を更新した。

週明け、11.03日のアメリカ株は小動きだが、31日の日本市場終了後の円安進行、欧米各国株高等を受けてCME日経平均先物は、現在17240円程度と、31日の日経平均終値(16414円)比で800円超の大幅高水準となっている。

11月03日 23時42分記

追記=ソースネクスト(推)については、この後、稿を改めて書きます。
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