大和小田急建設(推)は、何とか始値を上回って引け、またザラバ場ではかなり押した場面もあったので、まずまずの値段で仕込めた方が多かったと推察する。

さて、業績は業績として、本筋の材料である。
同社は長らく小田急建設だったわけだが、2008年4月、大和ハウスが筆頭株主となり、小田急は2位株主となった。これにより、ハウス、小田急という2大後ろ盾を得、両社から安定的に大量の受注ができることになったわけだ。大和ハウスの近年の業容拡大は目覚ましい。20年前くらいは積水ハウスに比べ売り上げは8割程度だったが、現在は逆に1.5倍くらいと、圧倒的に差をつけている。今や売り上げ3兆円も視野に入る超大企業である。大成建設等のスーパーゼネコンと比べても、売り上げ、時価総額とも圧倒するのである。

これと大和小田急建設と、どう関係するか。ハウスは、近年、物流施設に力を入れている。四季報最新号にも「物流施設拡大」、「物流施設でマルチテナント型の誘致順調。」とある。
これに関連するビッグニュースが以下のもの。
>「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングと大和ハウスは10.14日、物流事業で提携したと発表。共同出資で新会社を設立し、ファストリのネット販売の注文を、リアルタイムでの発送などに取り組む。まず江東区有明に専用の物流集約倉庫を2016年初めにも竣工させ、運用に入る。
要するに現在も続々物流施設を建設中のハウスだが、加えて即日配送を狙うファストリ専用の施設も一手に手掛けることになるわけである。
これを建設するのはどこか。当然大和小田が1枚かむのは論を待ちまい。

このように考えていたところに、さらにいいニュースが出た。10.17日付け日経朝刊に大和ハウス「マンション建て替え参入」という8段の大きな記事が掲載されている。マンション建て替えで「このほど神戸市で最初の案件を受注。今後は担当者を16名に倍増して、…管理組合への働きかけを本格化する。」という。さらに以下の記述もある。
「建物の施工についてはフジタや大和小田急建設」

以上から分かることは、今後、大和小田はハウスの力を入れる物流施設建設、マンション建て替えの実行部隊として、大量の受注が期待できるということである。前稿でも書いたように、同社は現在大量の受注残を抱え、今期に入っての受注も予定を上回る好調ぶりである。となれば、今後の売り上げ急増、利益急増は、ほぼ確実であろう。
予想1株利益は四季報予想をもとにした実質値で今期58.1円、来期63.6円。しかし前稿で指摘したように、今期業績はさらに増額になる可能性も十分あろう。
建設株は軒並み高PERに買われており、このままでも同社のPERは割安だ。これに群を抜く成長力を加味すれば、時価の超割安は明らかだろう。

10月27日 21時22分記

【相場見通し】
すわついに日本でもエボラ患者発生かという激震に見舞われた(27日夕方)と思っていたら、次にはもっとすごいグッドニュースが(株主限定だが)。朝日ラバー(推)が、以下のIR(抜粋)を出したのだ(27日20時頃らしい=掲示板情報)。

「ヒトSTR-解析チップ」の量産を開始しました
~マイクロ流体デバイス事業を推進していきます~

当社は、2014年4月からスタートした「第11次三ヵ年中期計画(V-1計画)」で事業領域を自動車、医療、ライフサイエンスとしており、DNA解析用チップなどのマイクロ流体デバイスをライフサイエンス事業の中核と位置づけ、2017年3月期には売上高12.5億円を計画しています。

前にも書いたかもしれないが、12.5億円という額は今期予想売上高57億円の22%に達する額である。さらに「このたびの「ヒトSTR-解析チップ」を皮切りに、DNAなどの様々な解析に応用できるよう製品開発を進めています。」というのだから、やはりこれはとんでもない材料であり、相場は、新たなステージに入ったとみるべきだろう。

24日、27日と主力株中心の相場で、小型株は軟調だったわけだが、28日は、NYダウ、日経平均先物 大証(夜間)の値動きから見て、小型株相場になりそうだ。ここ動きのいいアルゴグラフィックス(9月下旬WEB銘柄)、日東工器(同)、また大幅に調整したクリーク&リバー(推)、横田製作所(推)あたりに特に注目。SBS、NIDも割安。

10月28日 0時19分記
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