2014.10.19 やや強気で
日経平均は10.08日の15891円から17日の14533円まで1358円、8.55%の大幅安となった。10月相場というのは例年、大きく下げる傾向があり、警戒していたのに、十分読者諸氏に警告せず慙愧に堪えない。それというのも、近年は10月は平穏(月間の値動きが乏しい)な年が続いていたことが影響している。実際、私が10月に対する警鐘を弱弱しく鳴らしたとき、このことを指摘された読者がおられたくらいである。

今、手帳で確認したら、なんと2009年以降2013年まで、10月相場は全く平穏であった。細かくメモを取らなかったのでラフな話になるが、9月末値と10月末値の比較ではわずかな差しかない年ばかりで、やや値上がりの年のほうが多かった。
なお2008年は、9月にリーマン・ショックがあったので論外(またリーマン・ショックを予想していたわけではないのだが軟調な相場に警戒感を強めていて3.19日に持ち高をゼロにし年末まで形成観望していたので、手帳に日経平均の記載がなく正確なところは不明)である。

災害は忘れたころにやって来るであり、法則性は発見した後は裏切る(鎌倉雄介オリジナル)なので、嘆いても詮無きことではある。

大事なのは、これからである。
12日の日経の「市場アウトルック」では「200日移動平均線の1万5123円が当面の下値として意識される。」と書いている。10日のNYダウは115ドル安し確かCME日経平均先物は大幅安となっていたので、記者はこの確認も怠って書いているのかと思ったことだった。直後に、取引先の証券会社から送られてきたレポート(たまには見る)でも、1万5123円が下値メドといった趣旨の記述があり、こうした一致は疑うべしと嫌な気がしたことだった。また波乱含みの相場で移動平均線を当てにするのはいかがなものかということもあった。
19日の「市場アウトルック」は米欧株大幅高にもかかわらず「不安定な値動き続く」の見出しで「株価の反発の継続性には不透明感が残る。」と弱気を書いている。

長々日経記事がらみのことを書いてしまったが、私は日経(ほかの新聞等でも同じだが)の予想に信をおいていない、というよりむしろ曲がり屋とみているので、20日以降の相場は、比較的期待できるのではないかと言いたいわけである。

>アメリカの場合、景気指標の発表ごとに大きく株価は動くが、これまではいい指標、悪い指標がまだらに出がちで、結局は、やはりアメリカ経済は底堅いとなり、株高が進んできた。今回も、結局はそうなる可能性もあるが、今回はそうはならない可能性も当然ある。予断を持たず、状況の推移を見ていく必要がある。(10.17日付け)
としたが、17日朝発表の消費者態度指数(速報値)が予想に反して上昇、7年ぶりの高水準になった等の好材料が出て263ドル(1.6%)の大幅高となった(ヨーロッパ各国もECB高官の発言を受けて金融緩和観測が強まり各国株はそろって上昇)。

アメリカは例によってやはりアメリカ経済は底堅いとなり、日本的長期景気低迷が懸念されながら金融緩和には慎重で困ったものだったヨーロッパも緩和に動く期待が出て来たわけで、とりあえずやや強気でいいのではというのが、私の見立てである。

具体的な相場展望、個別銘柄に関しては、深夜、別稿で。

10月19日 21時35分記
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