昭和HD(推)及びウェッジHDについて、いろいろ問題がある会社だから推奨をやめたらといった趣旨のコメントがある。
これについて、私の考えを書く。

まず業績についてはだが、上場企業が問題を隠していて、突如、実は・・・といったことは、よくあることである。ごく最近ではリソー教育(不適切会計が発覚、株価は2013年5月の11400円から14年5月には2090円=10分割を考慮=まで暴落)の例がある。当ブログでも推奨銘柄ではないが有望銘柄として言及したので買われた方もいると思う。私もある程度は買っていた。ただこの問題発覚のかなり前のことなので、私を含めほとんどの方は、これで下落する前に売却済みだったと推測する。しかし、これは投資家としてはある程度、多くの会社でこうした事態が起こりうることは覚悟していることだろう。

ただ、そういうことが起こる爆弾を抱えていることが事前に分かっているなら、それは公表したほうがいいのでは、というご意見なら、確かにそうである。しかし私は読者の方のコメントへの返信で書いたように、昭和HD推奨時には、そういうことは全く知っていなかった。
今はご指摘を受け、ざっとながら調べたのである程度は知っている。とはいえ、情報が意外に少なく、こういうことらしいとは分かっても、はっきりこうと言えるほどには分からない。それでも、それを知っておきたいという方も多いだろうと思い、多少不正確ではという危惧を抱きつつも以下に書く。

私なりに、ネットで調べたレベルの情報を整理というか、アバウトにまとめると以下のようになる。
証券取引等監視委員会が2013年11.01日付けで

「ウェッジホールディングス株式に係る偽計に対する課徴金納付命令の勧告について」という文書を出している。

ウェッジHD、昭和HD、アジア・パートナーシップ・ファンド・グループの実質的オーナー此下益司氏が、ウェッジHDの社債に8億円の資産価値など認められないにもかかわらず、ウェッジHD株式等の価格の上昇を図る目的をもって、2010年3月4日、同社債を引き受けることにより、転換権等の行使による株式取得や受取利息等の投資収益の増加が見込まれるなどの虚偽の内容を含む公表を行い、さらに、同月5日から同月12日までの間、同社債の払込金額8億円に満たない資金をウェッジ及びホスピタリティを含むAPFグループ内において循環させるなどして同社債の払込みを仮装した上、同月9日、同社債の引受けによって受取利息等の投資収益が増加する見込みとなった旨の虚偽等の公表を行い、、同社の株式等の価格を上昇させ、もって、有価証券の相場の変動を図る目的をもって、偽計を用い、有価証券の価格に影響を与えた。
として、上記3者に対し課徴金40億9605万円の納付命令を出するよう金融庁長官に勧告したと発表した。

しかし、これはもう1年近くも前(事件自体は4年半も前)の話である。では、その後どうなったかというと、正確に書こうとすると、手に負えない。詳しく知りたい方はネットで調べられたい(「ウェッジ 偽計」等で検索)。『週刊文春』等が追っている。要するに理由は不明だが、証券取引等監視委員会が刑事告発しない(課徴金納付は支払わなくても罰則規定はない)ので、結局ウェッジHD等は1円も支払っていない。逆に疑惑を報じられた投資会社グループ代表が明らかな虚報だとして提訴するなど、この問題はうやむやになっている。

少なくとも、これは現時点では株価に響く材料ではないだろう。ただ、将来にわたってもそうかと聞かれれば、そこまでは保証の限りではない。また、こういういかがわしい話のある会社の株主ではいたくないという方もあろう。
というわけで、あえて、これを書いた。

9月21日 19時19分記

追記=相場見通し等については深夜に書く予定です。



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