とりあえず、期待されていることを片付けておくとしよう。

【昭和HD】
もともとは昭和ゴムというゴムライニングなどの老舗企業。しかし澤田HDがHS証券などよりモンゴルの銀行業がメインなように、昭和HDも今やメインはオートバイリースだ。これはタイがメインだが、ここカンボジアの伸びが大きい。
6月にタイでオートバイリース子会社のGL社が同業のTanabun社(5位)を買収した。これにより、GLはオートバイリースを強化することに加え、Tanabun社の営業システムと顧客ネットワークを活用し、収益性の潜在力が高いマイクロファイナンス事業にも展開することが可能になった。この買収により営業貸付金が30%増加、中古車リース、バイク担保貸付事業が加わる。またタイで重なる拠点を統合して効率化することで、収益性は一段と高まろう。
タイは例のタクシン派・反タクシン派の対立で政情不安が続いたわけだが、5月に軍政に移管し、ここ政情は安定してきた。前期の昭和HDの減益は、これと洪水が大きく響いたわけで、こうした悪材料が消え、今期は16%、来期も15%の高成長が予想される(経常利益)。
祖業のゴムも1Qで黒字転換、今後はASEANN開拓、橋梁支承等の新分野への展開を狙う。コンテンツ事業は絶好調、テニスボールも錦織効果で楽しみだ。

以上のように、同社を取り巻く環境は素晴らしい。タイ、カンボジアひいてはASEANNへの展開で高収益企業に変身という可能性まで見通すなら、株価はなお大きく上げる可能性を秘めているとみてよかろう。

【中央製作所】
18日はいきなり315△80のストップ高で寄り付いてしまった。終値は304△69。

注=朝日ラバー(推)2550△500、ニックス1080△150もあり、当道場銘柄は計3銘柄がストップ高となった。

さて中央製作の材料は「ポリマー繊維メッキ」である。
これはもう数年前(もしかしたらもっと前かも知れない)から同社が研究しているテーマである。四季報から記事を示そう。
2014年2集=ポリマー繊維メッキシステムは開発大詰め。製品企画も進展し、販売戦略練る。。防錆メッキ装置など開発案件多数。
2014年3集=ポリマー繊維メッキ装置は開発佳境ながらコスト面を見直し、投入は先。
そして今号である。
2014年4集=開発中のポリマー繊維メッキは将来的には自動車ワイヤーハーネス代替の可能性も。

ネットで「ポリマー繊維メッキ 中央製作所」で検索すれば、以下のような情報(ここにはごく一部のみ示す)が得られる。詳しくは各自、調べられたい。

平成25年度戦略的基盤技術高度化支援事業
「大気圧プラズマ技術による次世代自動車用ポリマー繊維導電材の
製造技術開発」

24年度戦略的基盤技術高度化支援事業採択案件
■認定事業者:
株式会社サーテックカリヤ(愛知県)
株式会社中央製作所(愛知県)
■共同研究者:
公益財団法人名古屋産業振興公社
名古屋市工業研究所
国立大学法人名古屋大学
■川下事業者:自動車メーカー、航空機メーカー
■事業管理機関:公益財団法人名古屋産業振興公社(愛知県)
■主たる技術:(20)めっき
■研究開発概要:
電気・電子化が加速する次世代自動車では、電力、信号用導電材の使用量が大
幅に増加するため、導電材の軽量化が切望されている。
そこで、金属材に代わる金属めっきしたポリマー繊維導電材の開発を目途に、イ
ンラインで大気圧プラズマを用いる新規なポリマー繊維の前処理技術の開発と連
続めっき技術の高度化により、金属材を凌ぐ軽量で高耐久性、高柔軟性のポリ
マー繊維導電材を低コスト、低環境負荷で製造する技術を確立する。

要するに、これは自動車の軽量化に大きく資する技術であり、うまくいけば、ワイヤーハーネスがポリマー繊維導電材に取ってかわるかもしれないという大きな夢を見させてくれる材料なのである。

9月19日 0時07分記

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