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株式市場も久しぶりに安心してみていられる状態になったので、イタリア、フランス旅行でのことを、思いつくままに書いてみることにした。海外など誰でもたびたび行く時代なので、あまり人が書かなさそうなことを書こうと思う。

トレビの泉に行こうとしたら、今工事中ということが分かったが、ままよと、そのまま行った。想像以上に酷いことになっていたが、やむをえない。
それはともかく、FENDIのロゴが目立つところにある。修復費用をFENDIが負担しているかららしい。
帰国後調べたら「フェンディ」はトレビの泉の修復にかかる218万ユーロ(約3億520万円)と「 クアトロ・フォンターネ」の修復にかかる32万ユーロ(約4,400万円)を全額負担するという。

実は、ローマでタクシーに乗ったらいきなり激しくバウンド、おいおい大丈夫かと思ったことだった。また石畳も石畳という語感から想像するものとはかなり違っていて、歴史の重みというより薄汚れた感じで、それはまあいいとしても、石畳がなくなったところをセメントか何かで補修しているのだが、それが雑で悲しい風情なのである。
市内でみる石造りの建物も歴史的建造物だからむやみに手を入れるわけにはいかないにしろ、ある程度は補修をしていかないとまずいんではと思いながら私は見ていた。どうも、どこを見ても工事中の建造物が見当たらないのだ。
そして初めて見た工事中がトレビの泉であり、費用負担=FENDIというわけだ。
このまま行ったら、50年後、100年後には多くの歴史的建造物が崩壊とかそこまで行かなくとも壁面の崩落相次ぐといった事態になり、とてもイタリア一国の手に負えなくなるのではないか。一歩先を読む相場師としては、そういう心配がよぎったのである。

地下鉄にも乗ったのだが、これがホームはひどく薄暗く、車内も薄暗く、正確なところは記憶していないのでいい加減なことになってはいけないので省くが、いずれにせよ、うらぶれ、まさに犯罪の温床そのものという雰囲気だった。

なお、パリに行ったら、石畳もまずまずの状態、地下鉄は格段に明るく問題なしで、やはりローマがおかしかったのだと思わされた。

そういうわけでイタリア経済はよほど深刻なんだろうなという思いを強くしたことだった。ベルルスコーニが何度でも復権して来る不条理な国は、今、国全体が夕張状態になっているのかもしれないという思いを強くしたのである。早く景気を回復させ、元気なイタリアに戻ってほしいものである。
私は服装などには無頓着な方なのだが、今回海外に行くにつけ、ミラノファッションのバルダサーリに身を固めて行った。ローマでバルダサーリの紙バッグ持参の人を見たときはうれしかった。そんなわけで今ちょっとしたイタリア贔屓なのである。

イタリアでもう一つ印象に残ったのが松の木である。街路樹や公園のようなところによく植えてあるのだが、剪定の仕方が面白いのである。TVで時々みかける軍事評論家か何かの方の髪型みたいになっている。まあまっすぐな幹に途中に枝などはなくてっぺんに肉まん状の形に剪定された緑の葉の塊があると思われたい。同じ松でもこうも違って見えるのかという驚きがある。

念のため、ネットで調べたら、いろいろ分かった。
「国の木」という記述もあったが、これはややあやしい(確認していない)。
「空港から乗ったタクシーの運転手さんが、アンプレラトゥリーと言うんだよと教えてくれたものでした。」という記述があった。同じ方が「私は音楽が好きですから、レスピーギの「ローマの松」もよく聴く作品のひとつ、ことに最後の章の、アッピア街道の松並木を進軍してくる古代ローマの軍勢の耳を聾するばかりの迫力は私の五感を痺れさせてくれます、ぜひお奨めしたい。」とも書いておられる。

いずれにせよ、イタリアでは松の木は人気の木のようである。そしてこのイタリアの松の木、ネットでは好意的な記述が目立つが、私の感想はちょっと・・・・

松の木以外で印象に残った木に夾竹桃がある。イタリアでもフランスでも(と言っても大都市間を線上に動いただけだが)見かけた。ちょうど花盛りでもあったので印象に残っている。
欧米の物は性(しょう)が強いというか、なんでも強靭で長もちするが、夾竹桃もそうだったのか。以前住んでいた家の庭には前住の方が植えた夾竹桃があったが、いくら剪定してもすぐにまた至る所から枝が出て来る強い木だった。うっかり伐ってはいけない枝を切り落としてしまっても心配無用なのである。その意味ではありがたい木ではあったが。

桜さえも向こうに行くと変節するようである。
1912年、尾崎行雄によりアメリカに贈られたポトマック河畔のソメイヨシノは大和心を忘れたかのように、長々と咲いているようなのである(ワシントンD.C.での桜祭りは2週間)。
まあ大和心はソメイヨシノには宿らず山桜にしかないのかもしれないが。

敷島の大和心を人問わば 朝日に匂う山桜花            (本居宣長)
アメリカに渡りて百年早や経ちぬ 大和心を汝(な)は忘れしか  (鎌倉雄介)

8月23日 21時04分記
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