相場は波乱含みで読みにくい展開が続く。ついこの間までは、NYダウは史上最高値更新、もう少し前は主要国では日本株(とロシア株)の独り負けとか言われていたのに、ここに来て、アメリカ株(NYダウ)までもが昨年末比でマイナスに転じ、これで、主要国株価は、ほとんどの国がマイナスとなったわけである。

ウクライナ情勢もあるが、大本には、アメリカの金融緩和政策の終了が現実になろうとしていることがあるようだ。
ただ、これは産みの苦しみのようなもので、いつかは通らねばならない道、背景にはアメリカの景気回復があるわけで、少なくとも、中期的には好材料だろう。そう過敏に悪材料と決めつけることはなかろうということである。

ここでは、07日、大きく下げた太平製作所(推)を中心に書くこととする。
7.31日に271△65まで瞬間あって217△11。その後、終値としては8.05日236△3が最高値で06日、07日と続落、07日は211▼14。出来高はピークの144.3万株から11.7万株(07日)まで12分の1まで減少、株価も271円からの下落率は21%に達した。ピーク時出来高の10分の1ないし20分の1で、株価は底入れすることが多い(鎌倉理論の「ミニマックス」理論)ことに照らして、そろそろ反発に向かう可能性が大きい。

政府の成長戦略で「豊富な森林資源の循環利用」が打ち出され、国産材の活用、直交積層材合板の普及促進が言われ、太平製作の出番のわけである(同社は直交積層材合板製造プラントを手掛けすでに受注開始済み)。
これについては、すでに書いたので、ここでは、別の材料について書こう。

同社は世界初となる合板用の140段横型ホットプレス機を開発した。一度の操作で最大140枚の合板を生産できる(従来は120枚が最大)。合板メーカーの増産ニーズなどに対応するものだが、既に受注を確保しており、2014年度は4台を販売する予定という。
注=四季報では「受注進捗」となっている。

1Q決算発表は8.11日だが、前期納品がずれ込み今期送りとなった合板機械の大口分があり、業績面の不安はない。ポジテブ・サプライズの可能性も多少はあろう。
というわけで、この突っ込んだ所は再度の仕込み場とみる。サイネックスは取り上げた後、私が海外に出発、帰国したら715円まで下落していた。そこで、ここは仕込み場とみて取り上げた(7.22日付け)が、その時のサイネックスと今の太平製作は状況が似ているのではないか。言うまでもないが、サイネックスは、その後8.07日1331円まで急騰した。

なお同業のキクカワエンタープライズも林業再生に加えバイオマス発電関連でもあり、底値圏のここは仕込み場だろう。

CAC(推)が引け後、2Q決算を発表した。会社発表の期初予想をわずかに上回る内容だった。株式売却益(特別利益)が前倒しで実現したため純利益は大きく膨らんだ。通期予想は据え置いたが、仔細に見ると、新規連結のアクセル・フロントライン社が好調なこと、つれて2Qの受注が前年同期比19.8%増と急増しており、今後は上方修正もありうると思わせる好内容の決算だった。

共立印刷(6月末WEB公開銘柄)、ルネサンスが反発した。どちらも好決算を発表済みで、徐々に見直されるだろう。
エリアリンク(6月末WEB公開銘柄)は、今度こそ反発していいところまで押したのではないか。

8月07日 23時54分記
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