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クラリオン(3月末WEB銘柄)が1Q決算を発表した。
これの掲示板での反応がひどい。進捗率10%でとんでもない悪い内容だから、相場はもう終わったといった反応一色なのである。決算の見方が全く分かっていないわけで、私は唖然とするとともに、これでは、とんでもない株本が売れたり、小生の独自の業績予想の手法も評価されないわけだわいと思ったことだった。

具体的に論じるとしよう。
       
        今期1Q   前期1Q    今期通期予想   
経常利益   959     ▲772        6300
純利益     442    ▲987        4700

純利益が通期予想4700に対し442だから進捗率(3か月分だから25%が標準)が9.4%(これをおおざっぱに言って10%としているのだろう)で、どうしようもない決算だというわけである。まあ四季報も持っていなければ日経新聞も読んでおらず、ネットで情報を見ているだけの人の反応は、こんなところなのだろう。

正しい見方を示そう。9月中間期(2Q)予想も公表されているので、それを以下に示す。

        今期2Q予想     前期2Q実績
経常利益    2500         668
純利益     1750           90

以下話を簡略化するため、経常利益の数字で論じる。2Q(6ヵ月分だから50%が標準)で経常利益は通期予想6300の40%弱である。
要するにクラリオンの今期はしり上がりに業績が良くなる予想で、単純に進捗率でみてはだめな好例なのである。
2Qで今期は前期を1832(2500-668=1832)上回る予想だ。
今日発表の1Qでは1731(959-▲772=1731)上回っている。
2Qまでに(=7-9月期で)、あとわずか101上回ればいいわけである。
もうお分かりだろう。この1Q決算は会社計画を大きく上回る内容の好決算だったわけである。今後中間決算の上方修正、さらには通期決算の上方修正、復配発表といったコースをたどる公算が大きいとみる。

なお、こうした決算の分析手法については拙著『ストップ高連発株が…・』P231~233の「進捗率の罠」と「Q]の意味に詳しい。

7月29日 19時35分記
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