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2014.06.29
共立印刷、クラリオン、テイン
27日の相場は日経平均で213円(1.39%)安の大幅下落となった。2部、JQもそれぞれ0.70%、0.97%の値下がりだった。前日のNYダウは小幅な下げにとどまっており、ここは例によって、日本株特有?の高値警戒感(騰落レシオ等)が強まったのだろう。アメリカ株はNYダウは依然史上最高値圏で強ばっており、騰落レシオなど気にしている風はない。日本株にしても、バブル期(1980年代後半)など、毎日上昇するのが当たり前で、誰も騰落レシオなど気にしていなかったのではないか。
思い起こせば「サイコロ」などという、ちょっと今、口にするのも恥ずかしいようなはばかられるような言葉はあったが。これは賽子のことなどではもちろんなくてサイコロジカルライン(Psychological line)の略。過去12立会日の騰落を9勝3敗などと表し、過熱気味などと判断するものである。RSIはこれを進化させたものといえよう。
27日、総務省が発表した家計調査で消費支出が8.0%減少(2人以上の世帯)と伝えられ、多少のショックが走ったようだ。ただ、この家計調査なるもの、はなはだ怪しげなものだ。調査対象世帯が8000しかないがこんな数で分かるかという疑問。家計簿など付けていない世帯も多いのではないかという疑問。1人世帯を無視していいのかという疑問。
世論調査と同様な問題点を抱えているのである。世論調査は電話調査がほとんどだが、これは固定電話だろう。しかし、新聞やTVは、そのことを言わない。コンピューターで無作為に・・・・と言うがコンピューターが携帯の番号を表示したりしないだろう。結局、こうした世論調査はやたら高齢者に偏った調査になっているのではないか。分かりきったことだが、誰も言わないのであえて一言しておく次第。
本題に戻って、この消費支出8%減は、そう気にしないでいいのではないかということである。有効求人倍率の改善にみられるように雇用情勢の好転、夏のボーナスのかなりのアップといった好材料もある。
27日の日本株は大きく下げたわけだが、27日のアメリカ株は小幅高、CME日経平均先物も小高く終えている。
夢の街(推)が高寄り後急落するなど、やはり、需給関係の悪いものは、不安定な動きが続く。
ここは、やはり、需給関係のいいもの、値動きのいいものに付くのがよさそうだ。
6月のWEB公開銘柄は、全般安の中、比較的しっかりした動きだった。
注=拙著購入者特典との関係上、まだ銘柄名は明らかにできませんが、拙著公刊後すでに3ヵ月以上経過していること、アフターーケアの必要から、近々にも公表したいと考えています。ご了承ください。
共立印刷(推)は高値290円まであって終値は285△2。終値としては戻り高値更新となる。年初来高値は296円。この更新は、地合いの急悪化とかがない限り90%超の確率であるとみる。年初来高値吸い寄せ理論で、そう考えるのである。
年初来安値が256円、同高値が296円だから、この半年間で40円しか動いていないわけである。時価は年初来安値からまだ29円しか上でない。つまり「全銘柄保有エネルギー一定の法則」という鎌倉理論からしても投資妙味は大きいと言える。
こういう値幅はともかく、ある程度上がることが確定的(と自分で考える)な銘柄の場合、通常より投資金額を多目にし、ある程度は早めに(小幅高で)利食う戦法もいいだろう。
配当利回りの上位企業(東証1部)は
1位=丸三証券4.99%、2位=あおぞら銀行4.48%、3位=ネットワンシステム4.34%、4位=フジ住宅4.16%である。そしてこの4社は、ここでは詳細を省くがそれぞれ問題点を抱えている(なお共立印刷は11円配当据え置きを前提に3.86%で23位となっている)。
これに対し、何の問題もなくPERも割安な共立印刷の配当利回りは13円配当として4.56%にもなる。この場合、一気に2位にランクインするわけである。13.5円配当なら4.74%である。利回り4.2%に買うだけで310円(13円配当の場合)、321円(13.5円配当の場合)という株価になる。
要するに、どこをどうつついても時価はあまりに割安ということが分かろう。
クラリオン(3月WEB公開)は乱高下の末262▼2。今、トヨタがらみで燃料電池車とともに自動運転が脚光を浴びている。しかし自動運転ならクラリオンも事業推進本部を立ち上げ安全運転支援システムを育成中であり、関連人気が波及してもおかしくない。6.26日には5.28日以来となる逆日歩0.05円が付いた。
5.28日=225△11→6.20日252円
6.26日=264△25→?
ひとまず300円接近(あわよくば300円大台乗せ)を期待しよう。
テイン(推)は、出来高、下げ率からして、今度こそ戻るとみる。配当利回りも3.55%。
6月29日 23時21分記
思い起こせば「サイコロ」などという、ちょっと今、口にするのも恥ずかしいようなはばかられるような言葉はあったが。これは賽子のことなどではもちろんなくてサイコロジカルライン(Psychological line)の略。過去12立会日の騰落を9勝3敗などと表し、過熱気味などと判断するものである。RSIはこれを進化させたものといえよう。
27日、総務省が発表した家計調査で消費支出が8.0%減少(2人以上の世帯)と伝えられ、多少のショックが走ったようだ。ただ、この家計調査なるもの、はなはだ怪しげなものだ。調査対象世帯が8000しかないがこんな数で分かるかという疑問。家計簿など付けていない世帯も多いのではないかという疑問。1人世帯を無視していいのかという疑問。
世論調査と同様な問題点を抱えているのである。世論調査は電話調査がほとんどだが、これは固定電話だろう。しかし、新聞やTVは、そのことを言わない。コンピューターで無作為に・・・・と言うがコンピューターが携帯の番号を表示したりしないだろう。結局、こうした世論調査はやたら高齢者に偏った調査になっているのではないか。分かりきったことだが、誰も言わないのであえて一言しておく次第。
本題に戻って、この消費支出8%減は、そう気にしないでいいのではないかということである。有効求人倍率の改善にみられるように雇用情勢の好転、夏のボーナスのかなりのアップといった好材料もある。
27日の日本株は大きく下げたわけだが、27日のアメリカ株は小幅高、CME日経平均先物も小高く終えている。
夢の街(推)が高寄り後急落するなど、やはり、需給関係の悪いものは、不安定な動きが続く。
ここは、やはり、需給関係のいいもの、値動きのいいものに付くのがよさそうだ。
6月のWEB公開銘柄は、全般安の中、比較的しっかりした動きだった。
注=拙著購入者特典との関係上、まだ銘柄名は明らかにできませんが、拙著公刊後すでに3ヵ月以上経過していること、アフターーケアの必要から、近々にも公表したいと考えています。ご了承ください。
共立印刷(推)は高値290円まであって終値は285△2。終値としては戻り高値更新となる。年初来高値は296円。この更新は、地合いの急悪化とかがない限り90%超の確率であるとみる。年初来高値吸い寄せ理論で、そう考えるのである。
年初来安値が256円、同高値が296円だから、この半年間で40円しか動いていないわけである。時価は年初来安値からまだ29円しか上でない。つまり「全銘柄保有エネルギー一定の法則」という鎌倉理論からしても投資妙味は大きいと言える。
こういう値幅はともかく、ある程度上がることが確定的(と自分で考える)な銘柄の場合、通常より投資金額を多目にし、ある程度は早めに(小幅高で)利食う戦法もいいだろう。
配当利回りの上位企業(東証1部)は
1位=丸三証券4.99%、2位=あおぞら銀行4.48%、3位=ネットワンシステム4.34%、4位=フジ住宅4.16%である。そしてこの4社は、ここでは詳細を省くがそれぞれ問題点を抱えている(なお共立印刷は11円配当据え置きを前提に3.86%で23位となっている)。
これに対し、何の問題もなくPERも割安な共立印刷の配当利回りは13円配当として4.56%にもなる。この場合、一気に2位にランクインするわけである。13.5円配当なら4.74%である。利回り4.2%に買うだけで310円(13円配当の場合)、321円(13.5円配当の場合)という株価になる。
要するに、どこをどうつついても時価はあまりに割安ということが分かろう。
クラリオン(3月WEB公開)は乱高下の末262▼2。今、トヨタがらみで燃料電池車とともに自動運転が脚光を浴びている。しかし自動運転ならクラリオンも事業推進本部を立ち上げ安全運転支援システムを育成中であり、関連人気が波及してもおかしくない。6.26日には5.28日以来となる逆日歩0.05円が付いた。
5.28日=225△11→6.20日252円
6.26日=264△25→?
ひとまず300円接近(あわよくば300円大台乗せ)を期待しよう。
テイン(推)は、出来高、下げ率からして、今度こそ戻るとみる。配当利回りも3.55%。
6月29日 23時21分記
ぐーたら
27日に日経平均が大幅安になったにしては、
WEB公開銘柄は底固かったですね。これからの上昇を期待しています。
公開銘柄ではありませんが、「夢の街」の株価の動きは分かりにくいですね。先生の言われる「受給が悪い」とはどういうことか教えていただけますか。信用倍率は5倍程度です。
最近の記事で「根拠のない憶測」(表現は正確でないかもしれません)といった趣旨のことも書かれておられましたが、どんな憶測なのか、差し支えなければ教えていただけますか。
この株価の乱高下がどうしても腑に落ちません。
WEB公開銘柄は底固かったですね。これからの上昇を期待しています。
公開銘柄ではありませんが、「夢の街」の株価の動きは分かりにくいですね。先生の言われる「受給が悪い」とはどういうことか教えていただけますか。信用倍率は5倍程度です。
最近の記事で「根拠のない憶測」(表現は正確でないかもしれません)といった趣旨のことも書かれておられましたが、どんな憶測なのか、差し支えなければ教えていただけますか。
この株価の乱高下がどうしても腑に落ちません。
2014/06/30 Mon 00:32 URL [ Edit ]
名前をつけてください
このブログの大事な銘柄の一つ、夢の街、信用買い残も減り、決算も無事でした。先生から将来性抜群とのお墨付きです。粗末にはあつかえませんね。
2014/06/30 Mon 15:34 URL [ Edit ]
小春日和
共立印刷先生のおっしゃる通りになりそうですね!
週末下げましたが今日1日でかなりのプラスとなりました。
いつも本当にありがとうございます!
週末下げましたが今日1日でかなりのプラスとなりました。
いつも本当にありがとうございます!
2014/06/30 Mon 19:40 URL [ Edit ]
タケゾウ
いつも言っていることですが、鎌倉先生には本当に感謝しています。
鎌倉先生に出会ってから自分で考えて投資ができるようになりました。
ありがとうございます。
鎌倉先生に出会ってから自分で考えて投資ができるようになりました。
ありがとうございます。
2014/06/30 Mon 21:20 URL [ Edit ]
鎌倉雄介
> ぐーたら さん。
夢の街ですが、正直な話、あの暴落、そしてその後の動き、誰もその真相、
からくりは分かっていないと思われます。
「需給が悪い」というのは、ちょっと戻すと、すかさず大量の売りがぶつけられる
といった状況を言っています。例えば現物で大量に抱えている人が、継続的に
処分しているといったことも考えられるでしょう。この場合、貸借倍率は
関係ないわけです。
「根拠のない憶測」というのは、ネットで見たのですが、こうした理由なき暴落は
その後、業績の下方修正等の悪材料が出ることが多いといった趣旨のことを
書いている人がいたこと等を指しています。
まあ業績も問題ないわけですし、最悪ダブル底となる730円(終値では750円)を
たたいて出直りとみておけばいいのではないでしょうか。
夢の街ですが、正直な話、あの暴落、そしてその後の動き、誰もその真相、
からくりは分かっていないと思われます。
「需給が悪い」というのは、ちょっと戻すと、すかさず大量の売りがぶつけられる
といった状況を言っています。例えば現物で大量に抱えている人が、継続的に
処分しているといったことも考えられるでしょう。この場合、貸借倍率は
関係ないわけです。
「根拠のない憶測」というのは、ネットで見たのですが、こうした理由なき暴落は
その後、業績の下方修正等の悪材料が出ることが多いといった趣旨のことを
書いている人がいたこと等を指しています。
まあ業績も問題ないわけですし、最悪ダブル底となる730円(終値では750円)を
たたいて出直りとみておけばいいのではないでしょうか。
2014/06/30 Mon 23:12 URL [ Edit ]
鎌倉雄介
> wacさん、小春日和さん。
良かったですね。
印刷株はリクルート関連で上げている銘柄も含め揃い踏み的に
なってきたので、一段とおもしろそうです。
良かったですね。
印刷株はリクルート関連で上げている銘柄も含め揃い踏み的に
なってきたので、一段とおもしろそうです。
2014/06/30 Mon 23:16 URL [ Edit ]
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