2014年3月期の本決算発表は大半が終了したわけだが、日経調査では全上場企業で、経常利益は36.1%の増益(全産業合計=金融を含まず)だった。しかし投資家にとって肝心なのは2014年3月期=前期ではなく、2015年3月期=今期予想である。

今期予想は、これまで10%程度の増益が見込まれるというのが、大方のコンセンサスだったと言っていいだろう。しかし、結構減益予想を出す企業が多いというのが、これまでの決算を見ての感じである。実際はどうだったのか。
これは1.09%の増益(同)にとどまるのである。なお金融を含む全産業合計では、なんと-1.7%だ。実際、16日に本決算を発表した28社をチェックしてみたら増益予想は15社、減益予想は13社と拮抗していた。これでは、決算発表で売られる企業が続出するわけである。

今回の決算発表は、4月からの消費増税後の1ヵ月、4月の大まかな傾向が分かる時期に行われた。3月に駆け込み需要が予想以上に活発で、業績が上振れした企業も多かった。4月の数字をチェックしつつ今期はこの反動を見込み、慎重な予想を出した企業が多かったという読みも可能だろう。

消費増税に伴う反動減の影響については、このところ楽観的な見通しや数字が、いくつか報じられている。今年度の賃上げが8割超の企業で実施されたこともあり、予想以上に反動減は小さい、早期に回復しそうという見通しが有力になっているわけである。

相場は、前に書いたように、いち早く調整に入った日経平均等1部市場に引き続いて、2部、JQ、マザーズが、ここに来て相対的に弱く、14日に2部、JQ、マザーズは反発、このまま底入れかと期待させたわけだが、そうは甘くなかった。16日にはJQは13日につけた年初来安値を更新、マザーズも年初来安値669にあと2ポイントを残すだけである。
個人投資家の懐勘定が急速に悪化しているため、これまで比較的堅調だった銘柄群にまで売りが波及するという状況である。楽観的見方をすれば、だからこそ、そろそろ反発に転じてもいいだろうということいにもなるが。

いずれにせよ、ここからは、そろそろ底入れ・反騰もと期待しつつ、慎重に行きたい。
物色されるとしたら、とりあえずは、今期業績見通しについて増益予想を出している企業、銘柄からであろう。
この意味で、あいHD、キトー(推)、クラリオン(WEB公開銘柄)、中西製作所(WEB公開銘柄)、ジャムコ(推)、日商開発(推)、決算期が3月でないところで、夢の街(推)、放電精密(推)などが期待できよう。
あいHDは5.15日に注目すべきIRを出している。今期大増益予想と相まっておもしろそうだ。

5月18日 22時57分記
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