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相場などというもの、運不運に大きく左右されるものである。しかしそれでも、ある程度以上の期間を取れば結果的には、結局誰にも公平に運不運は訪れる、だから運不運をあれこれ言うことはない。これは、私がもう何十年も前に到達した境地である。だから私は「大数の法則」ということをよく言うのであり、自身の成績についても4勝1敗を標榜しているわけである。

前置きが長くなったが、ノーリツ鋼機の16日の株価のことである。
前日の15日引け後、2014年3月期業績について大幅な上方修正を発表した。予想経常利益は21.00億円から28.06億円に増額した。846円の株価に対し20円~40円程度の上昇とみるところだろう。ただ前日のNYダウが大幅安していたこと、(不遜ながら)小生がこのタイミングでの上方修正の可能性に言及していたことの影響(があるかもしれない)を考慮すると、ほとんど上昇しないのではという懸念もあった(私がある程度そういう事態も予測していたという意味である)。

結果は26円安で寄り付き61円安まであって終値は797▼49。長く株はやっているが、ここまでの極端な反応は記憶にない。何年に1回か何10年に1回の不運に見舞われたと言っていいだろう。何の根拠もなくわけのわからないことを言う人が出てきそうだが、そういう後付け講釈は無視しよう。

理由は、ある意味、はっきりしている。それも私がすでにはっきり指摘していることである。決算(2014年3月期=前期)発表前に上方修正、そしてあまり間を置かない時期の決算発表で、今期(=2015年3月期)予想で減益予想を打ち出す(こうした事例が頻発していた)、これへの恐怖が、あのような株価の反応となった最大というか唯一無二の原因であろう。
羹に懲りて・・・である。ただノーリツ鋼機株が羹か膾かは、はっきりしない。ではノーリツ鋼機の業績の今期予想はどうなるのだろうか?

同社の「業績予想の修正に関するお知らせ」を見てみよう。

修正の理由

対ドル想定レートに対し8.5%の円安基調に推移したこと、消費税増税前の駆け込み需要が想定以上に大きく作用したことなど、事業環境の好転により、売上が計画を達成し、収益が計画を上回る見通しです。
営業利益は、売上高の計画達成とコスト適正化による収益性の改善等により、計画を上回る見通しです。
経常利益は、主として、第4四半期に予定しておりました、中国及び香港に拠点を置く、海外子会社2社の売却時に発生する費用の一部を営業外費用として予定しておりましたが、特別損失に計上することに変更となったため、計画を大きく上回る見通しです。
当期純利益は、営業利益段階までの増益要因により、計画を上回る見通しです。

「経常利益の営業外費用として計上する予定だったものを特損として処理した」ので、予定に比し経常利益は急増、逆に純利益は、その分減ったということである。まあしかし、特損は基本的に無視する鎌倉理論的には、大したことではない。というより2015年3月期予想に関しては、上記のことは関係ない。

結局、2015年3月期予想がどうなるかは、会社の胸先三寸というか筆先三寸ということだろう。普通なら増益予想だろうが、今日本企業を覆い尽くす減益予想ブームにのっかった予想を出す怖れなしとしないということである。
運次第なのであり、どうこう言っても始まらない。実際に2015年3月期の業績がどうなるかではなく、19日に会社がどういう数字を出すかなのだから。

私は、そうしたことは別として、この会社の未来について強気である。材料も含め、これについては決算発表後に書く予定である。書いた後におかしな予想が出ては馬鹿らしいからである。

19日、どうするか。
株価次第の面があるが。悲観論者は(少なくとも反発していたら)多少持ち株を減らすという選択もあろう。楽観論者はもちろん持続。
2015年3月期業績が減益予想なら(ある程度織り込み済みなので)小幅安、増益予想ならサプライズというか16日の下げはなんだったんだということで大幅高。これが常識的な予想であろう。

5月17日 21時41分記

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