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独り、日本株の弱さが目立つ。外国人売りが記録的に多かったことが判明(3.17日~20日で約1兆円の売り越し)、やはり下げの主役が外国人だったことが、数字的にも裏付けられたわけである。だからこそ、2部やJQは、これまで比較的堅調だったわけだが、日本人、個人もトヨタや三井不動産なども持っているわけで、20日は東証1部、主力大型株の大幅下げの余波が、ついに東証1部の小型株2部、JQ等に及んだわけである。

しかし、外国人にしても、いつまでも売り続けるものでもないだろう。来期の業績の伸び鈍化を言う向きがあるが、今期これだけ大幅増益になって、来期も同じくらいの大増益が続く訳はなく、そうした論はおかしい。

日本企業は、来期もそれなりの増益達成が見込まれ、PERもほぼ底値圏といったレベルにまで低下している。昨年1年、日本株は世界の主要国で最も上昇したわけだが、今年に入ってからは、ロシアを除けば、文句無く最も下落した国になっている。

こうした現状認識に立てば、ここで弱気になる必要は無かろう。現状は素直に認めなければならないから、決めつけてはいけないが、先行きに、そう悲観的にならず(というよりどちらかと言えば楽観的に)、今後の相場をみていこう。

この意味でも、24日、月曜の相場がどうなるかが重要だ。
明るい材料もある。イエレンFRB議長発言でアメリカの利上げが早まりそうだとなってアメリカ株が下げたわけだが、これまでそういう発言が伝わったときに比べれば、下げ幅は小さかったのではないか。つまり、アメリカの利上げを、アメリカ株は、今回でほぼ完全に織り込んだとさえ言えるかもしれないのだ。そうだとすれば、アメリカの利上げ=アメリカ経済の回復であり、素直に好材料と評価されるようになることが期待される。
さらに、こうした状況下、為替が円安になっていることに注目すべきだ。日本株はNYダウ以上に円相場(対ドル)に左右されてきたのに、20日は円安にも関わらず株安になってしまったわけだが、これなども、投資家が外国人の大幅売り越しや、自らのフトコロ勘定の痛み具合に狼狽売りを出しすぎたからという解釈も可能だろう。

いずれにせよ、こうした分析から、私は先行きについて比較的楽観的にみているわけである。

夢の街(推)は、終値ベースでは年初来高値(=昨年来高値)2774円にあと72円に迫っている。これを上回ると、いよいよ2939円高値更新から3000円乗せが見えて来る。

日本商業開発(推)は、思わぬ大幅安に見舞われているが、これは、ここに来ての不動産株全面安に連動している面が強い。不動産株自体が下げ過ぎだろうが、日商開発は、単なる不動産株ではなく、その成長力からして、先行きは明るい。自信を持って持続。

3月24日 0時26分記
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