すばる舎から『「鎌倉式」株投資法でストップ高連発株が続々見つかる!』の見本が思ったより早く刷り上ったのでと、10部送って来てくれた。

アマゾンでは3.14日発売なのだが、書店発売は3.25日頃になる(大型店等ではもっと早いことも)という。これじゃあ本屋さん、生き残りも苦しいですね。それはともかく、このブログ読者で本屋で14日にと思ってる方もあるかと思い注意喚起した次第。でも別に、1日を争うようなもんじゃござんせんが。

以下は、株以外の話になるので、興味の無い方は退室いただいて結構です。

もう1週間以上前になると思うが、株以外の話、最近読んだ本の話、あるいは不動産の話も書いてという、うれしいコメントをいただいた。それでいて返信も差し上げられなかったが、ここでお詫びと感謝申し上げる。

どちらも、喜んで書かせていただくつもりだが、とりあえず本の話。
私のは半歩遅れどころか100歩遅れというか、昔の本の話になるのは、お許し願う。

伊坂幸太郎とか言うと、文体からして拒絶反応が出てしまうのだ。伊坂ファンの方には失礼。

最近(2008年から)、論創社から「論創ミステリ叢書」と題して平林初之輔から宮野村子(私も知らない)といったところまで、幅広くミステリ草創期の作家の作品(それもこれまでの作品集等で未掲載の作品ばかり集めたものらしい)集が刊行されている。
その中の1冊『高木彬光探偵小説選』をアマゾンで買って(3400円)読んだ。日経新聞では、こうした未収載作品にもかかわらず、傑作ぞろいということだったが、なんと、とんでもない・・・・。「やはり野におけ蓮華草」という言葉を思い浮かべたことだった。日本のマスコミは、きちんと評価するという精神を失っているから、どうしようもない。

それはそれとして、面白い実話を、「評論・随筆篇」で、高木彬光(1920-95。「刺青殺人事件」が乱歩に認められデビュー)が書いているので紹介する。

戦後探偵作家クラブの会員で大変な殺人事件を犯した例があったとして、以下の文章がある。

その犯人というのは、京都大学文学部の学生であった。上京して、探偵小説の愛好者だからと名のって、乱歩先生の紹介で、クラブに入会を許されたのはいいが、その直後、たちまち自分の母親を殺してしまったのだ。
教室に訪ねて来た母親といっしょに、彼は芝生の上で弁当をひろげていたのである。ところが突然、精神に異常を来たして、芝生で母親を撲殺し、その髪をつかんで死体を引きずりながら道を歩き出した。
(中略)誰一人としてとりおさえようとする者もなく、(中略)警官に逮捕されたのだ。(中略)留置所の中で、壁に頭をたたきつけて死んでしまった。この発作が何日か以前に起ったら、或いは江戸川乱歩殺害事件-ということになったかも知れない。

私も、実は今日、交通事故で死にかけた?のだが、それは後にして、実際交通事故で亡くなった作家の話を書こう。
私の大好きな推理小説作家渡辺啓助の実弟渡辺温である。これは有名な話だが、と言ってもごく一部の方の間でだけだが。
注=彼の代表作「可哀相な姉 」については、以前書いた。なお興味のある方は「鎌倉雄介 可哀相な姉」などと検索すれば簡単に出て来る)

1930年2月10日、『新青年』編集部員の彼は神戸市東灘区に住む谷崎潤一郎邸へ、原稿依頼に赴いた帰路、西宮市夙川の踏切で乗っていた自動車が列車事故に遭い死去。享年27。谷崎は哀惜きわまりない追悼文「春寒」を「新青年」に発表、翌1931年から同誌で「武州公秘話」を連載した。

私は今日午後4時頃、出来上がった本を息子に送ってあげようと、散歩がてらヤマト運輸の営業所へ向かった。
大通りの4つ角の横断歩道を青信号でわたっていたら、右前方から右折してくる軽自動車らしき車がある。やけにスピードが出たままである。30キロ近いだろう。危ないなと思いつつもあと2割くらいでわたり終えるというところで、車は急接近、ひょいと1歩前進、腹を前に出し背中を引っ込める。そのすぐ後ろ5センチといったところを車が通っていく。風が体に当たる。普通にあのまま歩いていたら100%右足から轢かれていた。

私は実は心秘かに敏捷を売り物にしている。階段2段、3段降りの名手を自認していて、日本選手権でもあったら自信満々出場するつもりである(しかしこれはルールが難しい、場合によっては命懸けになる)。ほとんど階段そのものは見ないで見当でポンポンと駆け下りられるのである。イチローのアクロバティックな動きを見ていて、ウム、なかなかやるなと思いつつ、わしもあれくらいは、と思っている(少なくとも同年齢だったら)。ただ、去年、ヤンキースで彼がシーズン終わり頃、キャッチャーのタッチをかいくぐり、腰を曲げセーフになったプレーには、さすがに唸った。

そういう私なれば、散歩途中で交通事故で亡くなる人の話を聞くたび、なんとまぬけなとも思っていた。株式投資で、いろいろな情報をキャッチするのも同じなのだが、常に無意識的にアンテナを立て、努力以前に見逃さない能力が無ければならない。私は室内でも多くの植物を育てているが、まず枯らすことはない。自然と植物の状態が目に入ってくるから、万一萎れてもすぐ気付くからである。セントポーリアやドラセナなどは、もう30年以上になるから、息子や猫より古株である。
だから道を歩いていても、別に神経を張りつめているわけではなく、自然と周辺を観察している。だから今回のようなケースでも、軽自動車の不審な動きに気付いたのである。それでも、あんな危ないことになるとは。
70過ぎの老男性のようだったが、どうも最近は石原慎太郎ではあるまいが、暴走老人がいたるところで走り回っているようだ。散歩の帰り、別の4つ角、電柱の下に供えられている生花の一つが風で倒れていた。そっと元通りにした。これはこの近くのおばあさんが、車で左折中やはり近くに住む歩道横断中のおばあさんをひき殺してしまったのである。もう1年以上になると思うが、花が絶えたことはない。この花を見るたび、心が痛み、また私もここの交差点を車でもよく通るので、気をつけなくてはと思う。自分自身が加害者にならないようにと。

3月08日 21時49分記
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