大発会の急落以来弱い動きが続く東証1部だが、ここに来て一段と変調を来たし、日経平均は31日には15000円の大台も割り込み、昨年11月14日以来の安値に沈んだ。前日のNYダウ110ドル高の後での、この体たらくであり、事態はかなり深刻だ。しかも31日のNYダウは150ドル安、CME日経平均は14605円と31日の東証終値を310円下回っている。外国人投資家、ヘッジファンドの売りが背景にあるとみられる。

こうした展開を予想した人は、ほとんど皆無だろう。といっても2部、JQは、なお昨年末比でプラスになっており、一段と相場を分かりにくくしている。

当道場銘柄は、こうした中、小型株が比較的堅調だったこともあり、全体としては好調を維持してきた。特に強くお勧めしてきた渋谷工業(推)、ローツェ(推)の大幅高の貢献で、トータルでは好成績の方が大半であろう。しかし、いいことは長くは続かないものである。来週以降は、かなり厳しい展開になることも念頭に、気を引き締めて行こう。

きもとが800▼150とストップ安となった。マーケットスピードにある株式新聞の解説では、3Qまでで「通期予想に対する進捗率が純利益で92.8%となるが通期予想は据え置きで、失望感が広がる格好に。」となっている。しかし、これは違うだろう。こういう解説をされては、投資の初心者は、いつまで経っても決算の見方が分からないだろう。
3Qの経常利益は前年同期比18.5%増の2434だった(単位=100万円、以下同)。このペースだと通期の経常利益は3124になる。会社予想は2900だからこれは上回るが四季報予想は3650だ。私を含め大半の投資家は3650を前提にしていたから、このような暴落になったとみるべきだ。
さらに言えば、9月中間決算(2Q)では前年同期比87.7%の大増益だったのである。10-12月期で急失速したわけで、これが投資家の失望を誘ったのである。

ビジネスブレイン太田(当道場銘柄ではないが注目、自身ではかなり買ったが、確信が持てないので推奨はせず、いい局面があれば推奨もと考えていた)も決算を受けて、30日、802▼102と急落した。こちらは文句ない好決算だったのだが、事前に23日付け日経新聞で好業績が報道されていたのと、3Qで経常36.8%増益達成にもかかわらず通期1.1%増益予想を変更しないことへの失望・怒りの下げとみることができる。

考えてみれば、すでにこれらに先駆け、アイティフォー(推)、日立機材(推)も、好決算にも関わらず、売られたわけだが、こうしたことは、確か数ヵ月前にもあった。決算発表即売り的行動が蔓延しているという事情もあろうが、根本的には、やはり地合いが、それだけ悪化しているということだろう。
注=上方修正プラス増配の日立機材は、さすがに31日は1129△69と大きく戻した。

いずれにせよ、現在の相場環境は、かなり悪いのである。しかも、どうしてここまで下げるのかよく分からないまま、いつの間にこんなにも深みにはまっている(東証1部の主力株)ところが不気味である。読者諸氏は、自分の保有銘柄、懐勘定だけでなく、相場全体をみるようにしよう。

2月01日 19時46分記
Secret

TrackBackURL
→http://kamakurayuusuke.blog134.fc2.com/tb.php/1705-4aaf43c2