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24日の日本株は日経平均を始め全面安となったわけだが、その後の欧米各国株も大幅安、世界的な株安となっている。これについては、なお慎重に熟慮の上、明日書くこととし、ここでは簡単に、24日の日本株について書くこととする。個別銘柄についてもいくつかご質問を受けているが、大半はお答えできないことをご了解願う(一部はここで、また明日の当欄で書けるかもしれない)。新著の追い込みで、雑用がいろいろ出て来ているのである。

24日の日経平均は304円安で、年初来安値を更新、昨年末比での下落幅も899円、5.5%に達した。円高に加え新興国景気への懸念から輸出関連の主力株に加え金融株も売られている。日経新聞を読んでいると、トヨタ自動車株を持ってさえいれば安心という感じであり、また、年始恒例の本年の有望銘柄1位もトヨタだったと記憶するが、トヨタは、昨年末比3.9%の下落になっている。年末年初時点では、日本株も好景気を背景に順調な上昇を予想する声が大半だったように思う。

要するに、大方の予想など株式投資の世界では、当てにならないものであり、自分の頭を信じてやっていくしかないということである。

24日は東証1部は値上がり銘柄数115、値下がり銘柄数1620と、暴落寸前(私は値上がり銘柄数3桁割れを一応の暴落の目安としている)商状で、2部、JQもかなりの値下がりとなったわけだが、昨年末比とかでは、2部、JQ、マザーズは値上がりとなっており、1部市場とは、全く様相が違うことは要注意だ。
結局、外国人投資家主体の1部は外国人売りで値下がりし、その他市場は、個人投資家主体で買いが優勢だった(これは昨年12月24日くらいまで譲渡益課税強化対策で売りがかさんだことの反動が大きく影響していよう)ということだろう。この意味では、その他市場のこの特殊要因は徐々に薄れるから、需給は今後は多少なりと悪化を見込んでおくところだろう。

当道場銘柄は、健闘するものも多く、読者諸氏は23日に続き、日経平均大幅安の被害はほとんど無かったか小さかったった方がほとんどだろう。

アスモ(推)が192円まであって181△15(東証2部値上がり率2位)と連日の昨年来高値更新。テクノスマート(推)も515円まであって504△19と、これまた昨年来高値更新。
アイティフォー(推)、トプコン(ヘキサゴンとジョイントベンチャー設立を好感か)も逆行高した。CTS(推)、イトーヨーギョー(推)も続伸した。
一方、澁谷工業(推)、ローツェ(推)、SANTEC(推)は下げた。パンチ工業、キトー(推)、日立機材(推)、テクニカル電子(推)、協和日成(推)なども下げた。

1月25日 22時56分記
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