5287 イトーヨーギョー(東証2部)
株価=452△11(11月25日終値)
出来高=8400株(11月25日) (売買単位=100株)
01月04日=194円~735円=04月22日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

前々稿で推奨したので、株価等は25日のものを記している。26日の4本値(始値、高値、安値、終値)は、
490、516、485、492。終値は492△40だった。
仕込み上限値とした485円はぴったり最安値で付けたので、買われた方も、それなりにあろう。27日は539円まであって終値は543△51。値上がり率は東証2部で4位。

発行株数が少なく、浮動株もわずかなので、株価は乱高下しやすい。今年も4月に735円まであって急落、6月、9月に290円前後をつけ、ダブルボトム形成、10.01日には623円まで戻した。その後調整していたところで、11.01日、場中で、期待はずれの決算発表、再び暴落し11.12日の389円で底打ち。頃や良しとみて買い推奨したわけである。

【D.D.BOXは電線地中化で大量受注も】
2013年3.15日、道路法等の一部を改正する法律案が、閣議決定された。その中に、電線地中化にかんするところを、国交省のHPから引用する。

(3)道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の一部改正 道路管理者が道路の占用を禁止又は制限する区域における電線共同溝の整備に関して電気事業者等が要する費用に係る無利子貸付制度を創設する。

これが材料で電線地中化用の側溝製品を開発済みのイトーヨーギョーが、時々人気化するわけである。これについては四季報、2013年春号に記述がある。とは言え、電線地中化は遅々として進まず、この材料は、いまひとつインパクトにかけるところがあった。
ところが状況が一変したのが、例のオリンピック東京誘致成功である。この後、東京の電線地中化がにわかに脚光を浴びて来た。
日経新聞は9.29日付けで「国土交通省は2020年開催の東京夏季五輪までに、東京都内の空港や駅周辺など人が多く集まる地域の電柱をなくす検討に入った」と報じている。 訪日外国人旅行客の増加に備えて景観を整備するため、渋谷区や港区など、重点区域と位置付ける19区で電線の地中化を推進し、国道や都道の無電柱化率を現在の約80%から100%に引き上げるとしている。総事業費は780億円規模になるという。これを受けてイトーヨーギョーの株価は10.01日に623円まであったわけである。
このときは電線メーカー等の株価も急騰したのは、記憶に新しい。

そういう意味では、この材料は二番煎じの感は、否めない。にもかかわらず、私が強気で、ここで推奨するのには、当然、理由がある。
注=「ここ」というのは、言うまでもなく11.25日時点を指す。

①同社の電線地中化関連製品のD.D.BOXが画期的製品であること
②同社の年間売り上げが24億円程度と極端に少ないこと

①について。
狭い道路では、すでに多くの埋設物があり電線類地中化をおこなうスペースがありません。
D.D.BOXは、空きスペースである道路側溝の下に電線類を収納し、道路空間を有効活用できる2階建て管路収納側溝です。(同社HPより)
要するに、側溝さえあれば、簡単に設置できるのだ!まさにコロンブスの卵である(しかし「コロンブスの卵」って、これで使い方いいんだろうか?まあしかしうるさいこと言いっこなしということで)。だから、低コスト、短工期となる。こんなアナログな製品、他社も似たような製品を出してくるのでは、と懸念を抱かれる方もあろう。しかし心配無用である。
特許取得済 国際特許出願中
と、同社は高らかにうたっている。「自社技術の海外輸出も。」と四季報春号にあるくらいである。
こういうわけだから、私は東京都心の土を新たに掘り起こしての工事がやり難い状況下、D.D.BOXが絶対的優位に立つとみている。
②について。
年間売り上げ24億円の同社が、①で書いたような理由で大量の受注をする。となれば、その経営への影響は、この材料で買われた昭和電線(年間売り上げ1680億円)や東京特殊電線(同151億円)などとは、まさに桁違いに大きい。軽々に言ってはいけないが、売り上げ倍増といった妄想も浮かぶところだ。
1株純資産1016円、無借金、利益剰余金25.8億円、自己資本比率79.8%。これらだけ見れば株価は4桁で、なんらおかしくない。ひとえに低収益が500円前後の株価を生んできたわけだが、高収益企業への変身で株価は、ここからまさに見ものだ。

11月27日 19時22分記
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