厳しい相場が続く。
決算はよほどいい決算(例=長大。決算発表後3日連続ストップ高))でない限り、異様にネガティブな反応になる。特に小型株にその傾向が顕著だ。アスモは07日、引け後に業績予想を上方修正した。経常利益では、9月中間期で28.7%、通期で14.2%増額した。これを受けての株価はというと、128▼5で寄り付き終値は131▼2。JKホールディングスは、08日11時に2014.3月期決算を上方修正、株価は一時666△64まで急騰したが終値は612△10。エー・アンド・デイは、07日引け後、前年同期比減益となる9月中間決算(4ー6月期決算からある程度予想されていた)を発表、通期予想は据え置いたが、570▼38と急落した。ファミリーも9月中間期の経常利益が、4.4億円予想に対し4.28億円だったというだけで、504▼41の大幅安となった。
好決算を発表、直後に大幅高となった銘柄でも、その後は大半の銘柄は、直後の上げ分以上下げていることは、前に書いた。

どうして、これほど、相場が弱い(決算がらみのこと以外も含め)のだろうか。
日経平均、TOPIXが5.22日に年初来高値をつけ、これの6ヵ月期日がらみの売りがかさんでいる。来年からの証券税制改正=利益にかかる税金が2倍になる=を控え、早めの益出しの売りが出ている、といった解説もあるが、一理あるかもしれないが、それなら、むしろJQやマザーズより東証1部のほうが影響が大きいのではないか。

個人投資家好みの、値動きの激しい新興市場の(かつての)人気株が、ここ急落している。
10月中旬前後に付けた高値と10.08日の終値を比較、下落率を出してみた。

ガンホー     10.16日= 85900円    57200円   -33.4%
ナノキャリア   10.15日=314000円   206300円   -34.3%
メドレックス   10.01日=  3190円     1954円   -38.7%
コロプラ     10.09日=  3395円     2782円   -18.1%
アドウェイズ   10.16日=  2495円     1765円   -29.3%

値下がり率上位銘柄をセレクトしたわけではなく、ガンホーショックのガンホーを含め、掲示板での人気銘柄=個人投資家の人気銘柄である。いつも言っているように、信用で目一杯やっていると、単純計算では3割下落で、運用資産はゼロになる。よって、上記銘柄は、コロプラ以外は、どれで運用していてもゼロになる、組み合わせて運用していてもゼロになるという恐ろしい下落率なのである。
私は、こうした銘柄を主力に運用していた投資家の戦線縮小に伴う売りが連鎖反応的な売りにつながって、小型株の変調の一因となっているのではないかと疑っている。

ナガホリ(推)、加地テック(推)、不二サッシ(推)等、厳しい展開となっているが、上記のようなこともあって、行き過ぎた下げになっている可能性が大きい。一部は見切るという選択も排除しないが、基本的に、これら銘柄は時価は底値圏にあると思われ、いたずらに悲観的、弱気にならないようにしたい。また、JBR(推)、DMS(推)、明豊ファシリテ(推)等、比較的堅調な銘柄も多いわけで、ポートフォリオ運用を心がけよう。1~3銘柄といった少ない銘柄で運用すると、不運が重なると、悲惨なことになるからである。

11月09日 0時29分記
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