昨日、というか今日の午前1時頃、パソコンが異常をきたし(フリーズとも違うのだが、説明が難しいので、その類と考えられたし)、ブログの更新が出来なかった。今日も今日とて、東証適時開示情報が時間順でない順で出る不具合発生、システムの復元をやろうとしたら、これまたたらたらとして進まずと、苦労してます。

掲示板を見ていると、正直、その酷さにうんざりする。「酷さ」には大別して2種類ある。無知と品性下劣とである。後者はともかく、以下前者について。

不二サッシ(推)が9月中間決算を発表した。

>4-6月期の数字から類推する限り、4-9月期は上方修正される可能性が高いということである。主力の建材はマンション建築が絶好調な現状からみて7ー9月期も好調を維持したとみてよかろうことも、支援材料だ。ただ、9月中間期(=4-9月期)業績を上方修正したとしても、通期業績は据え置く可能性が大きいだろう。(11.03日付け)

この通りの決算だった。9月中間期の経常利益は4.00億円予想が4.68億円だった。しかし通期予想は据え置いた。14時00分に発表したわけだが、直前251円変わらずだった株価は、じりじり下げ、徐々に下落スピード加速、結局233▼18の安値引け。

この下げについての掲示板が酷い。

まず「進捗悪すぎ」というのがある。最近「進捗率」というのがはやりのようだが、会社により、稼ぎ時がある時期に偏るケースがあり、単純に進捗率で評価するのは危険だ。というより、今回の場合、前年同期の数字、会社の期初予想の数字があり、それらと比べ、明らかにいいのだから「進捗悪すぎ」は、無知をさらけ出しているとしか言いようがない。

次に東レと比較して、東レが好決算で35円高と礼賛しているものがある。新素材では軽量・耐熱・量産・強度共に炭素繊維複合材で実質的に決着はついているというのは、大いに疑問だが、それはともかく、材料は1株当たりで考えよという鉄則が分かっていない。東レの売り上げに占める炭素繊維の比率がどれくらいか、恐らく、この方は分かっていない。前期実績でわずか5%に過ぎないのである。利益率は高いとかあるだろうが、それにしても5%なのである。

しかし本当に東レの決算(13時00分発表)は、そんなに良かったのだろうか?
東レと不二サッシの9月中間期の経常利益を比較してみた。なお通期予想は両社とも期初予想を据え置いている。
    
          期初予想     実績(期初予想比)
東レ       450億円   465.27億円(+ 3.4%)
不二サッシ   4.0億円     4.68億円(+17.0%)

これを見れば一目瞭然である。中間決算は、明らかに不二サッシのほうが好決算だったのである。
しかし、株価は
東レ     647△35(高値引け)
不二サッシ 233▼18(安値引け)

注=東レの株価も決算発表直前は1円安であり、直後から上昇しており、決算で上げたのは明白。

結局、決算の内容というより、東証1部の巨大企業と、そうでない中小企業とでは、決算への投資家の反応がこれだけ違うと、考えるしかないのである。

相場見通し等については、深夜に書く予定です。

11月07日 21時13分記


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