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2013.09.30
JBRの株価をどうみるか
JBR(推)のPERをご存知だろうか?
99.39倍と書いていた方がいる。私は、こんな高PERの銘柄は、原則として推奨しない。これは、以前、日経新聞がブレインパッドで犯したと同じ過ちをして、こういうおかしな数字になったのである。すなわちJBRは9月決算なので、普通、2013.9月期の1株利益を使ってPERを算出するわけだが、2012.9月期(前期)の数字を使って算出したわけである。さらに、もう明日から10月なのだから、遅くも8月くらいからは2014.9月期の1株利益を使うのが妥当なわけである。そうすると1株利益(四季報による)は2012.9月期の2.4倍にもなるので、PERは42.03倍になる。
次にユーグレナ(株価1627円)のPERをみてみよう。同社も9月決算である。ずるい人、と言うのが悪ければ心に曇りのある人は、49.6倍と言うだろう。2013.9月期の1株利益は32.8円だから今日の株価1627円を32.8円で割るとそうなる。しかし、同社の2013.9月期の純利益は4.5億円予想(四季報)だが、経常利益は2.3億円に過ぎない。負ののれん特益でこうなったのである。鎌倉式実質1株利益は10.1円になる。PERは161.1倍になる。前述のように本来2014.9月期の数字を使うほうがいいので、これ(JBRと同じく四季報予想の数字12.4円))を、そのまま使って算出すると、131.2倍になる。
ユーグレナに有利に計算すると、この2社のPERは次のようになりかねない。
JBR =99.4倍
ユーグレナ=49.6倍
正しく計算すると、2社とも2014.9月期の予想1株利益を使って以下のようになる。
JBR = 42.0倍
ユーグレナ=131.2倍
言いたかったのは、多くの投資家がPERの算出方法を正しく理解しておらず、ために、とんでもない数字で株価を判断したり、あるいは全くPERなど無視して論じているのではないか、ということである。正しくはユーグレナはJBRの3倍以上高いPERまで買われている。
JBR傘下のバイノス社について、その程度の研究は掃いて捨てるほど、各社がやっているから、話にならないといった趣旨のコメントがあった。この見方が妥当かは判断できないが、もし妥当だとしても、ユーグレナとの比較でJBRが割高とは言い切れないことの証明として、上記のことは書いたのである。
次に、ユーグレナは離れて、JBRの株価について。
一つお断りしておくが、私は、現時点でJBRを買い推奨しているわけではない。かつての推奨株(8.12日付け、分割を考慮すると株価46960円)のアフターケアとして、ここは強気、持続でいいだろうと書いているのである。
大雑把な議論が許されるならば、私はJBRの時価は放射能除染以外のバイノスプロジェクトを、全く考慮しないで、ほぼ妥当な株価だと考えている。
大京との提携で本業も、今後は成長軌道に復帰することがひとつ。
それ以上に評価しているのが、除染におけるバイノスの実力だ。あと数年で除染も終了するだろうから、たいしたことはないという評価を下す人がいる。これは大きな間違いだろう。原発の寿命はせいぜい50年とみてよかろう。安全をみれば40年くらいで廃炉にしたい。ところで、日本の原発の大半は建設後30年程度は経過している(記憶で書いているのでややあやしい、あとで精査予定)。また福島原発の事故にならなかったものは早期に廃炉の方向だ。つまり、今後、続々廃炉が行われるのだ。ここで、またバイノスの活躍になるのではないか。
これまでは、除染といえば、まずゼオライトが使われてきた。アタカ大機の発明にしろALPSにしろ、皆そうである。しかし、ストロンチウムが除去できないぜオライトに、いずれバイノスが取って代わろう。つまり、バイノスは、今後長く除染事業で価値を持ち続ける可能性が大きいのである。
以上の二つを評価すれば、PER42倍くらいには買われていいというのが、私の判断だ。
だから、残る5つのバイノスプロジェクト
色素増感型太陽光発電
バイオマス固形燃料
医薬品原料・サプリメント
飼料(養殖・家畜用)
水田や畑での利用
は、おまけであり、これが、どういうレベルにしろ、無価値なわけはないから、この分、株価は上昇余地があるというのが、大雑把な私の見方のわけである。
そしてこの5プロジェクトについては、詳細は「もうまもなく」発表と会社は言っているのだ。一体いつまで待たせるんだ!と言いたくもなるが、しかし、いずれは明らかになる。
悪く言えばユーグレナは健康食品メーカーになりさがり、せっせとユーグレナ(昔のクロレラの進化形ですな)を売っている。バイオジェット燃料の売り上げは、依然0である。2014.9月期の予想営業利益も1.9億円程度に過ぎない。バイノスは4~5億円(株式会社バイノスの分)という予想もある。早晩、バイノスを加工したユーグレナ追撃健康食品の発売も十分ありうるだろう。バイノスは確かビタミンB群を豊富に含むのである。
9月30日 16時57分記
追記=昔の話で恐縮だが、私は40代の頃、三菱化工機という銘柄を推奨、大幅高となった。この頃、エイズが猛威を振るっていて、何でもエイズ関連なら大きく上げていた、そういう時期だった。私は東京証券会館に毎日出かけ、各企業のファイルを漁っていた。そして、三菱化工機がスキンプラントをインドネシア(だったと思う)に輸出という記事を発見、これを記事にしたわけである。後日、某株式評論家が「エイズの匂いだけで上げるなんて」と言っていたと人づてに聞いた。悔しかったらあなたも匂いくらい見つけなさいよ、といったところだが。
こんなことを書くのは、バイノスプロジェクトという、よだれが出そうなおいしい話があって、ほとんど誰も、これを無視ないし非常に軽視しているようなので、そんなもんじゃあないですよ、相場というのは。匂いだけでも暴騰することがあるのに、あっと驚くような発表があったらどうするんですか。ダメもとで買って発表を待つというのが、正しい投資家のあり方でしょ、と言いたいのである。
99.39倍と書いていた方がいる。私は、こんな高PERの銘柄は、原則として推奨しない。これは、以前、日経新聞がブレインパッドで犯したと同じ過ちをして、こういうおかしな数字になったのである。すなわちJBRは9月決算なので、普通、2013.9月期の1株利益を使ってPERを算出するわけだが、2012.9月期(前期)の数字を使って算出したわけである。さらに、もう明日から10月なのだから、遅くも8月くらいからは2014.9月期の1株利益を使うのが妥当なわけである。そうすると1株利益(四季報による)は2012.9月期の2.4倍にもなるので、PERは42.03倍になる。
次にユーグレナ(株価1627円)のPERをみてみよう。同社も9月決算である。ずるい人、と言うのが悪ければ心に曇りのある人は、49.6倍と言うだろう。2013.9月期の1株利益は32.8円だから今日の株価1627円を32.8円で割るとそうなる。しかし、同社の2013.9月期の純利益は4.5億円予想(四季報)だが、経常利益は2.3億円に過ぎない。負ののれん特益でこうなったのである。鎌倉式実質1株利益は10.1円になる。PERは161.1倍になる。前述のように本来2014.9月期の数字を使うほうがいいので、これ(JBRと同じく四季報予想の数字12.4円))を、そのまま使って算出すると、131.2倍になる。
ユーグレナに有利に計算すると、この2社のPERは次のようになりかねない。
JBR =99.4倍
ユーグレナ=49.6倍
正しく計算すると、2社とも2014.9月期の予想1株利益を使って以下のようになる。
JBR = 42.0倍
ユーグレナ=131.2倍
言いたかったのは、多くの投資家がPERの算出方法を正しく理解しておらず、ために、とんでもない数字で株価を判断したり、あるいは全くPERなど無視して論じているのではないか、ということである。正しくはユーグレナはJBRの3倍以上高いPERまで買われている。
JBR傘下のバイノス社について、その程度の研究は掃いて捨てるほど、各社がやっているから、話にならないといった趣旨のコメントがあった。この見方が妥当かは判断できないが、もし妥当だとしても、ユーグレナとの比較でJBRが割高とは言い切れないことの証明として、上記のことは書いたのである。
次に、ユーグレナは離れて、JBRの株価について。
一つお断りしておくが、私は、現時点でJBRを買い推奨しているわけではない。かつての推奨株(8.12日付け、分割を考慮すると株価46960円)のアフターケアとして、ここは強気、持続でいいだろうと書いているのである。
大雑把な議論が許されるならば、私はJBRの時価は放射能除染以外のバイノスプロジェクトを、全く考慮しないで、ほぼ妥当な株価だと考えている。
大京との提携で本業も、今後は成長軌道に復帰することがひとつ。
それ以上に評価しているのが、除染におけるバイノスの実力だ。あと数年で除染も終了するだろうから、たいしたことはないという評価を下す人がいる。これは大きな間違いだろう。原発の寿命はせいぜい50年とみてよかろう。安全をみれば40年くらいで廃炉にしたい。ところで、日本の原発の大半は建設後30年程度は経過している(記憶で書いているのでややあやしい、あとで精査予定)。また福島原発の事故にならなかったものは早期に廃炉の方向だ。つまり、今後、続々廃炉が行われるのだ。ここで、またバイノスの活躍になるのではないか。
これまでは、除染といえば、まずゼオライトが使われてきた。アタカ大機の発明にしろALPSにしろ、皆そうである。しかし、ストロンチウムが除去できないぜオライトに、いずれバイノスが取って代わろう。つまり、バイノスは、今後長く除染事業で価値を持ち続ける可能性が大きいのである。
以上の二つを評価すれば、PER42倍くらいには買われていいというのが、私の判断だ。
だから、残る5つのバイノスプロジェクト
色素増感型太陽光発電
バイオマス固形燃料
医薬品原料・サプリメント
飼料(養殖・家畜用)
水田や畑での利用
は、おまけであり、これが、どういうレベルにしろ、無価値なわけはないから、この分、株価は上昇余地があるというのが、大雑把な私の見方のわけである。
そしてこの5プロジェクトについては、詳細は「もうまもなく」発表と会社は言っているのだ。一体いつまで待たせるんだ!と言いたくもなるが、しかし、いずれは明らかになる。
悪く言えばユーグレナは健康食品メーカーになりさがり、せっせとユーグレナ(昔のクロレラの進化形ですな)を売っている。バイオジェット燃料の売り上げは、依然0である。2014.9月期の予想営業利益も1.9億円程度に過ぎない。バイノスは4~5億円(株式会社バイノスの分)という予想もある。早晩、バイノスを加工したユーグレナ追撃健康食品の発売も十分ありうるだろう。バイノスは確かビタミンB群を豊富に含むのである。
9月30日 16時57分記
追記=昔の話で恐縮だが、私は40代の頃、三菱化工機という銘柄を推奨、大幅高となった。この頃、エイズが猛威を振るっていて、何でもエイズ関連なら大きく上げていた、そういう時期だった。私は東京証券会館に毎日出かけ、各企業のファイルを漁っていた。そして、三菱化工機がスキンプラントをインドネシア(だったと思う)に輸出という記事を発見、これを記事にしたわけである。後日、某株式評論家が「エイズの匂いだけで上げるなんて」と言っていたと人づてに聞いた。悔しかったらあなたも匂いくらい見つけなさいよ、といったところだが。
こんなことを書くのは、バイノスプロジェクトという、よだれが出そうなおいしい話があって、ほとんど誰も、これを無視ないし非常に軽視しているようなので、そんなもんじゃあないですよ、相場というのは。匂いだけでも暴騰することがあるのに、あっと驚くような発表があったらどうするんですか。ダメもとで買って発表を待つというのが、正しい投資家のあり方でしょ、と言いたいのである。
ブラウニー
JBRのフォロー記事、ありがとうございます。
鎌倉さんが想定している条件が整えば、確かに現在の株価でも割高とはいえないのですね。私が想定していなかったものがいくつもあり、とても参考になりました。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
鎌倉さんが想定している条件が整えば、確かに現在の株価でも割高とはいえないのですね。私が想定していなかったものがいくつもあり、とても参考になりました。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
2013/09/30 Mon 18:22 URL [ Edit ]
通りすがり
原発の廃炉とJBR(除染)て何の関係があるんでしょうか?
勿論、廃炉すれば放射性廃棄物の処理は必要になるわけですが、JBRはそれに絡んでいるということでしょうか?
勿論、廃炉すれば放射性廃棄物の処理は必要になるわけですが、JBRはそれに絡んでいるということでしょうか?
2013/09/30 Mon 23:34 URL [ Edit ]
鎌倉雄介
> 通りすがり さん。
素直な疑問なのか、なにか含むところがあるのか?
放射性物質で汚染された土壌処理にバイノスを活用する デモンストレーションが
すでに行われています。こういうことを最も効率よく出来るのがバイノスだと
すれば、廃炉が現実のものとなってくれば、バイノス=JBRが人気化する
とみるのは、株式市場の常識でしょう。
素直な疑問なのか、なにか含むところがあるのか?
放射性物質で汚染された土壌処理にバイノスを活用する デモンストレーションが
すでに行われています。こういうことを最も効率よく出来るのがバイノスだと
すれば、廃炉が現実のものとなってくれば、バイノス=JBRが人気化する
とみるのは、株式市場の常識でしょう。
2013/09/30 Mon 23:57 URL [ Edit ]
北枕
HPを読むのをいつも楽しみにしています。午前中パソコンを立ち上げて、このHPが更新されていない日はとても悲しいです。
さてバイノスが将来大化けするかどうかわかりませんが、私がラジオ日経のJBR社長のインタビューで印象に残った点は社長がいろいろな会社といろいろな話をしているというところです。バイオの知識に欠けるかどうかはあまり気になりませんでした。ユーグレナを例にお話をさせて頂くと、ユーグレナも量産化のめどが立った時にこんなよいものを開発したのだからいろんな会社から引き合いが来るだろうと考えていたようです。ところが反応は全くなかったようです。仕方なく営業を始めるものの3年間は全く売れなかったようです。日本の会社は、納入実績のない製品には興味を示しても取引はしないようです。バイオの目利きがいるファンドや医薬品メーカーも最初は無視するわけですね。ユーグレナと最初に取引をしたのは伊藤忠でしたが、なんとここまでくるのに五百社近く営業に行ったようです。バイノスもJBRの社長に見いだされていなければ未だに埋もれていたでしょうし、彼の営業手腕がこれからもとても大事なわけでバイオの知識などどうでもよいかと、、、ちょっと言い過ぎました。
バイノスの抗ウイルス成分が何かわからないので、一概に消化されて意味がないかどうかはわかりません。仮に消化されしまうものでも意味がないわけではありません。インフルエンザウイルスは主に鼻や口から侵入します。最初の生体防御の主戦場は鼻腔口腔から喉近辺の粘膜になります。ここでは血液中とは違うタイプの抗体などが作用しますが、ここに抗ウイルス作用の成分があれば、効き目があるでしょう。鳥が抗ウイルス作用を持つ食物を食べていれば、それらの成分が口腔や喉に留まり侵入してきたウイルスに作用する可能性はあります。治療するというよりおそらく感染予防になると考えているのではないでしょうか。抗インフルエンザウイルス成分のあるバイノス入り特保の飴とかできたら面白そうですね。鼻の粘膜からのウイルスの侵入を防ぎたければ抗ウイルス成分を軟膏に混ぜて鼻の穴にぬるとか。
バイノスプロジェクト中で一番難しそうなのはむしろバイノス燃料だと思います。ひと月3千円の暖房費をバイノスにかえて3万円払う人はたとえ二酸化炭素の問題を考慮にいれてもいないと思います。私の知り合いにもバイオ燃料を取り出す研究をしている人がいますが、研究はうまくいっても採算はまったくあいません。培養のコストがかかるというか、石炭などはとても安いということです。
さしあたりは除染だけでも十分な利益が上がるような気がしています。JBRのHPのファイナンシャルリサーチ&コンサルティング社の企業調査レポートを読むと、バイノスの除染プロジェクトの柱は二つで、一つは現在行っている除染作業の受注を増やす。もう一つは他の企業にゼオライトの使用をバイノスに置き換えてもらうようにセールスをすることとあります。これはALPSなどと必ずしも競合するものではありません。例えば、ALPSに汚染水をいれる前処理にバイノスを使えばよいので、全ての既存の汚染水除去システムとバイノスは両立可能なわけです。個人的な意見としては、平時では高価でもより性能の良い装置が好まれますが、未だに防御服や防御マスクなどが必要な環境では、ハイテクよりシンプルなロウテクの方がよいと思っています。それからバイノス社の立ち上げには、政府関連の資金と日立からの援助があったようです。バイノス社と日立との繋がりは今も少しは残っているかもと妄想しています。
このレポートによると、JBRのトラディショナルビジネス(バイノス以外)は年15%の成長を見込んでいます。バイノスに関しては年66%増を見込んでおり、およそ3年後には会社の全売上の半分近くを占めるようになるようです。この予想の信憑性自体不明ですが、除染関係以外はあまり考慮されていません。他のプロジェクトはうまくいったらラッキー程度に考えても除染関係だけでかなりの伸び代がありそうです。
道場主は全ての推奨株において、推奨時に比べ株価が上がりすぎてからの購入には注意を促しています。JBRに関しては4万円台で購入した人を対象に書かれています。今の株価で利益はたっぷりでているわけですから、売却してもよいけど、もっとすごい株価になる可能性もありますよと言っていると私は解釈しています。ブラウニーさんのコメントを意識して書いた部分は多々ありますが、決して誹謗中傷するために書いてものではありません。ただ気分を害されたら謝ります。
長文失礼しました。
さてバイノスが将来大化けするかどうかわかりませんが、私がラジオ日経のJBR社長のインタビューで印象に残った点は社長がいろいろな会社といろいろな話をしているというところです。バイオの知識に欠けるかどうかはあまり気になりませんでした。ユーグレナを例にお話をさせて頂くと、ユーグレナも量産化のめどが立った時にこんなよいものを開発したのだからいろんな会社から引き合いが来るだろうと考えていたようです。ところが反応は全くなかったようです。仕方なく営業を始めるものの3年間は全く売れなかったようです。日本の会社は、納入実績のない製品には興味を示しても取引はしないようです。バイオの目利きがいるファンドや医薬品メーカーも最初は無視するわけですね。ユーグレナと最初に取引をしたのは伊藤忠でしたが、なんとここまでくるのに五百社近く営業に行ったようです。バイノスもJBRの社長に見いだされていなければ未だに埋もれていたでしょうし、彼の営業手腕がこれからもとても大事なわけでバイオの知識などどうでもよいかと、、、ちょっと言い過ぎました。
バイノスの抗ウイルス成分が何かわからないので、一概に消化されて意味がないかどうかはわかりません。仮に消化されしまうものでも意味がないわけではありません。インフルエンザウイルスは主に鼻や口から侵入します。最初の生体防御の主戦場は鼻腔口腔から喉近辺の粘膜になります。ここでは血液中とは違うタイプの抗体などが作用しますが、ここに抗ウイルス作用の成分があれば、効き目があるでしょう。鳥が抗ウイルス作用を持つ食物を食べていれば、それらの成分が口腔や喉に留まり侵入してきたウイルスに作用する可能性はあります。治療するというよりおそらく感染予防になると考えているのではないでしょうか。抗インフルエンザウイルス成分のあるバイノス入り特保の飴とかできたら面白そうですね。鼻の粘膜からのウイルスの侵入を防ぎたければ抗ウイルス成分を軟膏に混ぜて鼻の穴にぬるとか。
バイノスプロジェクト中で一番難しそうなのはむしろバイノス燃料だと思います。ひと月3千円の暖房費をバイノスにかえて3万円払う人はたとえ二酸化炭素の問題を考慮にいれてもいないと思います。私の知り合いにもバイオ燃料を取り出す研究をしている人がいますが、研究はうまくいっても採算はまったくあいません。培養のコストがかかるというか、石炭などはとても安いということです。
さしあたりは除染だけでも十分な利益が上がるような気がしています。JBRのHPのファイナンシャルリサーチ&コンサルティング社の企業調査レポートを読むと、バイノスの除染プロジェクトの柱は二つで、一つは現在行っている除染作業の受注を増やす。もう一つは他の企業にゼオライトの使用をバイノスに置き換えてもらうようにセールスをすることとあります。これはALPSなどと必ずしも競合するものではありません。例えば、ALPSに汚染水をいれる前処理にバイノスを使えばよいので、全ての既存の汚染水除去システムとバイノスは両立可能なわけです。個人的な意見としては、平時では高価でもより性能の良い装置が好まれますが、未だに防御服や防御マスクなどが必要な環境では、ハイテクよりシンプルなロウテクの方がよいと思っています。それからバイノス社の立ち上げには、政府関連の資金と日立からの援助があったようです。バイノス社と日立との繋がりは今も少しは残っているかもと妄想しています。
このレポートによると、JBRのトラディショナルビジネス(バイノス以外)は年15%の成長を見込んでいます。バイノスに関しては年66%増を見込んでおり、およそ3年後には会社の全売上の半分近くを占めるようになるようです。この予想の信憑性自体不明ですが、除染関係以外はあまり考慮されていません。他のプロジェクトはうまくいったらラッキー程度に考えても除染関係だけでかなりの伸び代がありそうです。
道場主は全ての推奨株において、推奨時に比べ株価が上がりすぎてからの購入には注意を促しています。JBRに関しては4万円台で購入した人を対象に書かれています。今の株価で利益はたっぷりでているわけですから、売却してもよいけど、もっとすごい株価になる可能性もありますよと言っていると私は解釈しています。ブラウニーさんのコメントを意識して書いた部分は多々ありますが、決して誹謗中傷するために書いてものではありません。ただ気分を害されたら謝ります。
長文失礼しました。
2013/10/01 Tue 00:01 URL [ Edit ]
通りすがり
鎌倉さん
JBRの除染というのは原発事故により汚染された土地を対象にしているのだと思いますが、通常の廃炉ではそのような除染は必要ありませんよね。
仮に原発敷地の除染ということなら、そもそもそのような必要性はないと思いますし、万が一、除染が必要になるとしても範囲が狭いですよね。
という素直な疑問です。
JBRの除染というのは原発事故により汚染された土地を対象にしているのだと思いますが、通常の廃炉ではそのような除染は必要ありませんよね。
仮に原発敷地の除染ということなら、そもそもそのような必要性はないと思いますし、万が一、除染が必要になるとしても範囲が狭いですよね。
という素直な疑問です。
2013/10/01 Tue 00:05 URL [ Edit ]
鎌倉ファン
鎌倉先生
いつも有益な情報を提供くださって、ありがとうございます。
JBRについては、雑音に振り回されないでホールドしていようと思っていますが、先生は、もうJBRのポジションは解消されてしまったのですか?
いつも有益な情報を提供くださって、ありがとうございます。
JBRについては、雑音に振り回されないでホールドしていようと思っていますが、先生は、もうJBRのポジションは解消されてしまったのですか?
2013/10/01 Tue 02:26 URL [ Edit ]
鎌倉雄介
> 北枕さん。
ありがたいご意見、感謝します。
ご愛読、ありがとうございます。
時々、睡魔に負けて更新出来ないといったことがあります。
悪いけれど、そんな思い察してほしい(5番街のマリーへ)。
ありがたいご意見、感謝します。
ご愛読、ありがとうございます。
時々、睡魔に負けて更新出来ないといったことがあります。
悪いけれど、そんな思い察してほしい(5番街のマリーへ)。
2013/10/01 Tue 11:37 URL [ Edit ]
鎌倉雄介
> 通りすがりさん。
確かにそうですね。ちょっと勘違いしてました。
福島第一の廃炉は別として、通常の場合、作業員の防護服とか
機器類とかいろいろあるにしても、仕事量としては微々たるものでしょうね。
お詫びします。
これとは別に、校庭等から剥ぎ取った土、落ち葉等々、そこら中に保管されている
汚染物質(焼却灰も含め)の処理が、いずれ大問題になるので、結局バイノスは
今後も需要は膨大で、心配ないのでは、とは考えてます。
確かにそうですね。ちょっと勘違いしてました。
福島第一の廃炉は別として、通常の場合、作業員の防護服とか
機器類とかいろいろあるにしても、仕事量としては微々たるものでしょうね。
お詫びします。
これとは別に、校庭等から剥ぎ取った土、落ち葉等々、そこら中に保管されている
汚染物質(焼却灰も含め)の処理が、いずれ大問題になるので、結局バイノスは
今後も需要は膨大で、心配ないのでは、とは考えてます。
2013/10/01 Tue 11:46 URL [ Edit ]
先生 JBRについてコメントします。
1.現在の株価は実力を反映していない。
実力は最低でも15万円~20万円である。
2.JBRの9月20日付コンサル英語版によれば
2013年9月末から3年後に、バイノスの売上が
100億、利益が20億とある。従来品+バイノス
が3年後に売上が2倍、利益が3倍とある。
3.JBRとして数値に同意していないなら自社
のIRに掲示するわけがない。会社四季報
その他にかかる数値が掲載されると結果が
どうのこうのと面倒だから会社としては
かかる数値は関知しないということかも
しれないが、おかしいでしょう。
4.大京(マンション管理をする子会社)との
提携は「マンションだけ」と思えるが、
それだけではないと思う。大京の親会社の
オリックスは首都圏だけで100以上のオフィス
建物を保有管理していたと記憶している。
自社保有以外の一般の相当数のオフィス、
ライオンズマンション以外のそこそこの数の
マンションを含めJBRが提携した大京何
とかが管理業務を行っているはず。
従い、ライオンズマンションだけではなく、
可能性がまだまだ出てくる。庇を貸して母屋
を取られないように用心する必要はあるが。
5.汚染水
推測するに汚染水の処理試験(実験)が
十分にできていないのではないか。出来て
ないならば、その理由は処理試験(実験)に
必要な汚染水を手当て出来ないのではと推測
される。→ 推測ではないのだが、バイノスが
そう説明したとは書けないので推測です。
6.道路除染とタンク内汚染水処理の相違
何が大きく違うのか?濃度である。
道路は数百倍も濃度が薄い。
それは処理出来ている。
ならば、タンク内の汚染水を何百倍も薄めた
ものは処理可能と断言できる。
時々、道路とタンク内の処理は全く別であると いうコメントを見るが、非論理的である。
大きく見れば大林・バイノス社は福島原発
汚染水の処理は問題なく可能。
そのうえで、タンク内の濃度の濃い汚染水を
薄めずにそのまま処理が可能か、無理なら
どれだけ薄めれば費用対効果から可能かを
試験(実験)すれば済むだけの話である。
7.除染は何度でもする必要あり。
除染作業をした道路でも、雨が降ると汚染
されるとのことです。雨が降ると洗い流され
るのできれいになると思うのだが、逆で除染 されてない近隣にある放射能物資を含む雨が
形成され、それが降ると除染作業した道路
でも少し汚染されるとのことです。
従い、需要は十分あると言わざるを得ない。
8.バイノスのその他用途進捗
何が突然出てくるのか、楽しみではあるが
現時点ではこれらは株価に反映されて
いない。→ さらに株価に上乗せされるはず。
以上、くどくどと思いつくままコメントさせて
いただきました。年末あたりにはっきりわかると
思います。 KY
1.現在の株価は実力を反映していない。
実力は最低でも15万円~20万円である。
2.JBRの9月20日付コンサル英語版によれば
2013年9月末から3年後に、バイノスの売上が
100億、利益が20億とある。従来品+バイノス
が3年後に売上が2倍、利益が3倍とある。
3.JBRとして数値に同意していないなら自社
のIRに掲示するわけがない。会社四季報
その他にかかる数値が掲載されると結果が
どうのこうのと面倒だから会社としては
かかる数値は関知しないということかも
しれないが、おかしいでしょう。
4.大京(マンション管理をする子会社)との
提携は「マンションだけ」と思えるが、
それだけではないと思う。大京の親会社の
オリックスは首都圏だけで100以上のオフィス
建物を保有管理していたと記憶している。
自社保有以外の一般の相当数のオフィス、
ライオンズマンション以外のそこそこの数の
マンションを含めJBRが提携した大京何
とかが管理業務を行っているはず。
従い、ライオンズマンションだけではなく、
可能性がまだまだ出てくる。庇を貸して母屋
を取られないように用心する必要はあるが。
5.汚染水
推測するに汚染水の処理試験(実験)が
十分にできていないのではないか。出来て
ないならば、その理由は処理試験(実験)に
必要な汚染水を手当て出来ないのではと推測
される。→ 推測ではないのだが、バイノスが
そう説明したとは書けないので推測です。
6.道路除染とタンク内汚染水処理の相違
何が大きく違うのか?濃度である。
道路は数百倍も濃度が薄い。
それは処理出来ている。
ならば、タンク内の汚染水を何百倍も薄めた
ものは処理可能と断言できる。
時々、道路とタンク内の処理は全く別であると いうコメントを見るが、非論理的である。
大きく見れば大林・バイノス社は福島原発
汚染水の処理は問題なく可能。
そのうえで、タンク内の濃度の濃い汚染水を
薄めずにそのまま処理が可能か、無理なら
どれだけ薄めれば費用対効果から可能かを
試験(実験)すれば済むだけの話である。
7.除染は何度でもする必要あり。
除染作業をした道路でも、雨が降ると汚染
されるとのことです。雨が降ると洗い流され
るのできれいになると思うのだが、逆で除染 されてない近隣にある放射能物資を含む雨が
形成され、それが降ると除染作業した道路
でも少し汚染されるとのことです。
従い、需要は十分あると言わざるを得ない。
8.バイノスのその他用途進捗
何が突然出てくるのか、楽しみではあるが
現時点ではこれらは株価に反映されて
いない。→ さらに株価に上乗せされるはず。
以上、くどくどと思いつくままコメントさせて
いただきました。年末あたりにはっきりわかると
思います。 KY
2013/10/02 Wed 03:28 URL [ Edit ]
鎌倉雄介
> KYさん。
詳細な分析、ありがとうございます。
ところで
>9月20日付コンサル英語版によれば2013年9月末から3年後に、バイノスの売上が100億、利益が20億とある。従来品+バイノスが3年後に売上が2倍、利益が3倍とある。
とのことですが、これは全49ページ中の何ページ目にあるのでしょうか。
恥ずかしながら、確認できずにいるので、お教えいただければ、ありがたいです。
それはそうと、こういう外部のリサーチを自社のHPに掲載している会社は、ある程度
ありますが、私の経験(大した数ではないですが)からすると、会社側は、その分析に
なんら責任を負っていない感じです。もちろん、取材に応じたり、データを提供とかは
しているはずですが。
いずれにせよ、少し長い目でみれば、バイノスの前途は洋々というのは、全く同感です。
詳細な分析、ありがとうございます。
ところで
>9月20日付コンサル英語版によれば2013年9月末から3年後に、バイノスの売上が100億、利益が20億とある。従来品+バイノスが3年後に売上が2倍、利益が3倍とある。
とのことですが、これは全49ページ中の何ページ目にあるのでしょうか。
恥ずかしながら、確認できずにいるので、お教えいただければ、ありがたいです。
それはそうと、こういう外部のリサーチを自社のHPに掲載している会社は、ある程度
ありますが、私の経験(大した数ではないですが)からすると、会社側は、その分析に
なんら責任を負っていない感じです。もちろん、取材に応じたり、データを提供とかは
しているはずですが。
いずれにせよ、少し長い目でみれば、バイノスの前途は洋々というのは、全く同感です。
2013/10/02 Wed 20:48 URL [ Edit ]
先生 出かけており先ほど帰宅(3日0:10)JBRのサイトを見ましたが当該記事が英文、和文ともに削除されておりました。1日にJBRと電話でコンサルの英文にある数字について、小生からこうですねと確認し、会社としての公の数字ではないが、コンサルの数字は小生のいう数字ですとの回答でした。小生は英文のものをパソコンにコピーしておりません。小生のメールアドレスに書類添付で送付いただければ、折り返しご説明します。 KY
2013/10/03 Thu 00:24 URL [ Edit ]
先生 先ほどの小生のメールに追記します。
手元に残っていませんが、こういう表現と記憶しています。バイノス 2014年9月 売上50億 利益率10%、利益10億 2015年売上80億 利益率15% 利益12億 そしてX年後 売上100億
利益率20% 利益20億 バイノス以外の従来商いは小生がざっくりと売上100億 利益10億と仮定しました。英文の表に上述の数値が出ています。
表には3年後(2016年)という表現ではなく、X年後となっています。注記として大体3年後となっています。これは2年後には売上80億になるが、そのあとは伸びが鈍化するから売上が100億になるのは3年後か4年後か今は検討しにくいがまあ、3年後でしょうという意味と解釈されます。 KY
手元に残っていませんが、こういう表現と記憶しています。バイノス 2014年9月 売上50億 利益率10%、利益10億 2015年売上80億 利益率15% 利益12億 そしてX年後 売上100億
利益率20% 利益20億 バイノス以外の従来商いは小生がざっくりと売上100億 利益10億と仮定しました。英文の表に上述の数値が出ています。
表には3年後(2016年)という表現ではなく、X年後となっています。注記として大体3年後となっています。これは2年後には売上80億になるが、そのあとは伸びが鈍化するから売上が100億になるのは3年後か4年後か今は検討しにくいがまあ、3年後でしょうという意味と解釈されます。 KY
2013/10/03 Thu 00:44 URL [ Edit ]
鎌倉雄介
> KYさん。
いろいろありがとうございます。
削除されてたとは!!ただでさえ見難いのを、苦労して探したのに
見当たらないはずでしたね。
それはそうと、バイノスのHP、バイノスプロジェクトについて、
詳細は「もう間もなく」明らかにと書いてたのも、昨日だったか一昨日だったか
から削除されてます。除染だけでなく削除も得意技のようです。
小生のメールでの質問へもなしのつぶて。
もう少し、きちんとIRすれば、株価も違った展開になるんでしょうがねえ。
いろいろありがとうございます。
削除されてたとは!!ただでさえ見難いのを、苦労して探したのに
見当たらないはずでしたね。
それはそうと、バイノスのHP、バイノスプロジェクトについて、
詳細は「もう間もなく」明らかにと書いてたのも、昨日だったか一昨日だったか
から削除されてます。除染だけでなく削除も得意技のようです。
小生のメールでの質問へもなしのつぶて。
もう少し、きちんとIRすれば、株価も違った展開になるんでしょうがねえ。
2013/10/03 Thu 19:45 URL [ Edit ]
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