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JBR(推)のPERをご存知だろうか?
99.39倍と書いていた方がいる。私は、こんな高PERの銘柄は、原則として推奨しない。これは、以前、日経新聞がブレインパッドで犯したと同じ過ちをして、こういうおかしな数字になったのである。すなわちJBRは9月決算なので、普通、2013.9月期の1株利益を使ってPERを算出するわけだが、2012.9月期(前期)の数字を使って算出したわけである。さらに、もう明日から10月なのだから、遅くも8月くらいからは2014.9月期の1株利益を使うのが妥当なわけである。そうすると1株利益(四季報による)は2012.9月期の2.4倍にもなるので、PERは42.03倍になる。

次にユーグレナ(株価1627円)のPERをみてみよう。同社も9月決算である。ずるい人、と言うのが悪ければ心に曇りのある人は、49.6倍と言うだろう。2013.9月期の1株利益は32.8円だから今日の株価1627円を32.8円で割るとそうなる。しかし、同社の2013.9月期の純利益は4.5億円予想(四季報)だが、経常利益は2.3億円に過ぎない。負ののれん特益でこうなったのである。鎌倉式実質1株利益は10.1円になる。PERは161.1倍になる。前述のように本来2014.9月期の数字を使うほうがいいので、これ(JBRと同じく四季報予想の数字12.4円))を、そのまま使って算出すると、131.2倍になる。

ユーグレナに有利に計算すると、この2社のPERは次のようになりかねない。

JBR   =99.4倍
ユーグレナ=49.6倍

正しく計算すると、2社とも2014.9月期の予想1株利益を使って以下のようになる。

JBR   = 42.0倍
ユーグレナ=131.2倍

言いたかったのは、多くの投資家がPERの算出方法を正しく理解しておらず、ために、とんでもない数字で株価を判断したり、あるいは全くPERなど無視して論じているのではないか、ということである。正しくはユーグレナはJBRの3倍以上高いPERまで買われている。

JBR傘下のバイノス社について、その程度の研究は掃いて捨てるほど、各社がやっているから、話にならないといった趣旨のコメントがあった。この見方が妥当かは判断できないが、もし妥当だとしても、ユーグレナとの比較でJBRが割高とは言い切れないことの証明として、上記のことは書いたのである。

次に、ユーグレナは離れて、JBRの株価について。
一つお断りしておくが、私は、現時点でJBRを買い推奨しているわけではない。かつての推奨株(8.12日付け、分割を考慮すると株価46960円)のアフターケアとして、ここは強気、持続でいいだろうと書いているのである。
大雑把な議論が許されるならば、私はJBRの時価は放射能除染以外のバイノスプロジェクトを、全く考慮しないで、ほぼ妥当な株価だと考えている。

大京との提携で本業も、今後は成長軌道に復帰することがひとつ。

それ以上に評価しているのが、除染におけるバイノスの実力だ。あと数年で除染も終了するだろうから、たいしたことはないという評価を下す人がいる。これは大きな間違いだろう。原発の寿命はせいぜい50年とみてよかろう。安全をみれば40年くらいで廃炉にしたい。ところで、日本の原発の大半は建設後30年程度は経過している(記憶で書いているのでややあやしい、あとで精査予定)。また福島原発の事故にならなかったものは早期に廃炉の方向だ。つまり、今後、続々廃炉が行われるのだ。ここで、またバイノスの活躍になるのではないか。
これまでは、除染といえば、まずゼオライトが使われてきた。アタカ大機の発明にしろALPSにしろ、皆そうである。しかし、ストロンチウムが除去できないぜオライトに、いずれバイノスが取って代わろう。つまり、バイノスは、今後長く除染事業で価値を持ち続ける可能性が大きいのである。

以上の二つを評価すれば、PER42倍くらいには買われていいというのが、私の判断だ。

だから、残る5つのバイノスプロジェクト

色素増感型太陽光発電
バイオマス固形燃料
医薬品原料・サプリメント
飼料(養殖・家畜用)
水田や畑での利用

は、おまけであり、これが、どういうレベルにしろ、無価値なわけはないから、この分、株価は上昇余地があるというのが、大雑把な私の見方のわけである。
そしてこの5プロジェクトについては、詳細は「もうまもなく」発表と会社は言っているのだ。一体いつまで待たせるんだ!と言いたくもなるが、しかし、いずれは明らかになる。

悪く言えばユーグレナは健康食品メーカーになりさがり、せっせとユーグレナ(昔のクロレラの進化形ですな)を売っている。バイオジェット燃料の売り上げは、依然0である。2014.9月期の予想営業利益も1.9億円程度に過ぎない。バイノスは4~5億円(株式会社バイノスの分)という予想もある。早晩、バイノスを加工したユーグレナ追撃健康食品の発売も十分ありうるだろう。バイノスは確かビタミンB群を豊富に含むのである。

9月30日 16時57分記

追記=昔の話で恐縮だが、私は40代の頃、三菱化工機という銘柄を推奨、大幅高となった。この頃、エイズが猛威を振るっていて、何でもエイズ関連なら大きく上げていた、そういう時期だった。私は東京証券会館に毎日出かけ、各企業のファイルを漁っていた。そして、三菱化工機がスキンプラントをインドネシア(だったと思う)に輸出という記事を発見、これを記事にしたわけである。後日、某株式評論家が「エイズの匂いだけで上げるなんて」と言っていたと人づてに聞いた。悔しかったらあなたも匂いくらい見つけなさいよ、といったところだが。
こんなことを書くのは、バイノスプロジェクトという、よだれが出そうなおいしい話があって、ほとんど誰も、これを無視ないし非常に軽視しているようなので、そんなもんじゃあないですよ、相場というのは。匂いだけでも暴騰することがあるのに、あっと驚くような発表があったらどうするんですか。ダメもとで買って発表を待つというのが、正しい投資家のあり方でしょ、と言いたいのである。
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