09日の相場は、オリンピックの東京開催決定に加え、4-6月期GDP改定値は速報値が上方修正されたことで全面高、日経平均は14205円と約1ヵ月ぶりの高値となった。不動産、建設、サービスなどオリンピック関連銘柄の上昇が目立った。
福島原発の汚染水問題がオリンピック東京開催地でクローズアップされたことで、JBR(推)、エスプール、アタカ大機、兼松エンジが大幅高となった。
共立メンテはホテル株として上げたとみられる。サトーHD、住友電工、アネスト岩田(推)、あいHD(推)、日本郵船、日建工学なども上げた。

こうしたなか、不二サッシ(推)だけは284▼53と、06日に続いて大幅安となった。安値は273円まであった。出来高も1558万株余(東証2部1位)に増えたが、これは8.22日の2741万株(全上場銘柄中5位)には及ばないものの、8.21日にあと700株と迫る大商いだった。
注=今回、野村証券が取得した株数約2793万株は、大商いなら単純計算では1日か2日で売れる株数であり、大方の投資家が考えるほど、大量な株数ではないのである。

もうはまだなり、まだはもうなりという相場格言があるくらいで、断言はできないが、不二サッシの株価は、いい線まで来ていることは、ほぼ間違いない。売るべき人はあらかた売り、値幅的にも十分下げたからである。

では、PER的にはどうか。
四季報予想の2015.3月期の1株利益は22.4円。今回の優先株がらみで増加した発行株数で計算すると、17.4円となりPERは16.3倍となる(なお鎌倉式実質値では1株利益は12.8円、実質PERは22.2倍)。これだけの大材料を有する企業のPERとしては、16.3倍はあまりに低過ぎると言える。22.2倍を使うとしても、決して高くはなく、将来性を良く理解すれば、やはり割安という結論になろう。

なお会社四季報、会社情報が9.13日(月)に発売される。ここで、KUMADAIマグネシウムに関して、株高につながる情報が記載されている可能性が、それなりにあろう。例えば、2014.3月から、不二ライトメタルはKUMADAIマグネシウムの量産に入るわけだが、これの納入先が明らかになるかもしれない。また、この量産開始のニュースを伝えたのは日経新聞(地方版)なので、日経の会社情報も、今号では、KUMADAIマグネシウムに言及してくるのではないか(夏号では全く記述なし)。確率はごく小さいだろうが、ボーイングがらみの好材料が記載されているかもしれない。

いずれにせよ、こうした個人投資家主体の銘柄は、理論的な分析からではなく、情緒的に大きく売られたりする。だから、予想外のとんでもない安値をつけたりするわけだが、そうしたことで狼狽してはいけない。もし、さらにここから下げるとしても、たかが知れている。基本的に、もう底は見えたと言って良かろう。ここからは弱気にならず、楽観的に冷静に値動きを見て行こう。私は、ここに書いた以上に強気である。

9月09日 23時47分
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