不二サッシ(推)株の見通し等については、後で書くとして、ここでは、今回のりそな銀行から野村證券への譲渡劇の背景、両者の思惑、算盤勘定について、私の分析を書いてみよう。
そんなことが分かってもしようがないと思われる方は無視され、興味のある方のみ読まれたい。

不二サッシのIRを見ても、いわんや野村の発表を見ても、いまいち、話が見えてこない。
それは、基礎的データを十分明かして理解を得ようという姿勢がないからである。

やむなく、以下は私が推理力を働かせて辿りついた結論である。多少の誤りはあるやも知れないが、大筋は正しいであろう。

四季報夏号(2013年3集)の不二サッシのところに「優先株60億円残る。」という記述がある。これで60億円と思い込んでいたのが、大きな間違いであった。60億円払っても高利貸しじゃなかった、りそなさんは許してくれないのである。
今回譲渡されたのは、このうちの半分の第3種株式150万株である。残る第2種株式150万株とあわせ60億円になると推定される。よって、今回の3種分は30億円とみてよかろう。不二サッシのIRに転換価額107.4円とある。
1株107.4円で30億円になるのだから、優先株を普通株に転換すると
30(億円)÷107.4(円)=27932960(株)
そうである。この数字に見覚えがあるであろう。こういうことで、りそな保有の
優先株150万株は
普通株約2793万株に
化けたわけである。
優先株の価額  1株107.4円、総額30億円
普通株に転換して1株337円、 総額約94億円
と、3倍強になったのだ。

こういうわけで、株価の高値圏での譲渡を、りそな、野村とも狙っていたのであろう。そんな阿漕なと思われるかもしれないが、こういうやり方は、時価発行、公募増資のときの常套手段であり、これの変種と考えれば、分かりやすい。株式投資をする国民各層に思いを致し、リーズナブルな価額でやろうなどというお人好しは、この業界にはいないのである。

以下は私の勝手な憶測。
りそな=うちは30億出して7、8年寝せてるんで倍の60億くらいはもらわんと・・・
野村=そんなあほな。50億がいいとこでっしゃろ。
りそな=うちは公的資金がまだ何千億も残って大変なんですわ。
野村=うちだって板子一枚下は地獄の浮き草稼業、ビジネスはビジネスでやらんと。
てな会話が交わされたか、いや交わされなかったろうが、ともかく55億円くらいで譲渡されたと、推測する。これは1株約197円になる。野村はこれをシビアにみても280円から330円、平均300円強では売れると踏んで、買った。100円抜きで約28億円の儲けとなる。りそなも55億-30億で25億円の儲けで、めでたしめでたし。

株主はどうしてくれるんじゃあ!!
いやいや、推奨時の150円台で買っていさえすれば、いい夢を見させてもらっただけですわ。大きな心で許してやりましょう。400円で買った?んーん・・・

野村が、どう売ろうと(どうも残念ながら顧客に直売ではなさそうです=情報収集の結果)、株価は、早晩、妥当な値段になる。そう悲観的になる必要はありません(明日か明後日に書く予定)。
それより、オリンピック落選が怖いですね。

9月06日 20時20分記
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