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29日の相場は、暴落となった。日経平均、TOPIXとも、仲良く3.3%の下落、大型株も小型株も大差なく大きく下げた。値上がり銘柄数57は100未満という、私の定義する「暴落」基準を満たす。
2部(下落率2.0%)、JQ(同2.6%)もかなりの下落。マザーズはバイオ関連銘柄の暴落で下落率は7.3%に達した。
円高、輸出企業の決算が期待外れ(キヤノン、信越化学等)といったことが、この暴落の原因とされそうだが、すんなり納得できる理由とも思えない。先週末のアメリカ株はNYダウ、NQとも小幅高、29日の中国、韓国株も下落したとは言え、日本株よりはるかに下落率は小さい。

ただ、このような、なかなか論理的に説明が難しいような下落は、5.22日に日経平均、TOPIXが、それぞれ、15627円、1276という本年最高値を付けて以来、たびたび経験してきたところだ。ここ各地で頻発している観測史上最多雨量記録と同じで、いつ何時、訳も無く、こうした暴落が起きても不思議ではないと、心得て、対処するしかない。ただ、訳の無い暴落は訳の無い戻りも伴うものであったのは、過去の値動きが示すとおりだ。そう考えれば、さほど、不安になったり、悲観的になる必要はないことが分かろう。

日経平均で言うと、7.24日から29日までの4立会い日で1118円、7.6%下げた。常識的には、そろそろ、売り飽き気分・下げすぎ警戒機運台頭となってもいい頃だが、外部環境は、良くない。
すなわち、現時点でアメリカ株は0.5%程度の下落、為替は1ドル98円前後と東証の取り引き終了時よりはわずかに円安だがCME日経平均先物は、少し下げている。
8月は警戒すべき月でもあり、行き過ぎた突っ込みもありうるという前提で、安全運転を心がけたい。
ただ、基本的に、今の株価は調整もいいところまで来ているという判断でよかろう。過度に警戒することはなかろう。

7月30日 0時36分記
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