不死身猫が外に出ないようお守(も)り中(徐々に回復中、いずれご報告させていただきます)で、暇をもてあまし、四季報、会社情報読書中に面白いことを発見、これを書いている次第。

あいHD(推)の2013.6月期経常利益は、期初の42.5億円予想を50.0億円予想に増額、四季報もこれにあわせたわけだが、14.6月期以降の予想は、四季報、会社情報、QUICKコンセンサス、TIW(独立系リサーチ会社)で、かなり大きな食い違いをみせる。数字をいろいろ眺めていて、興味深い、そして看過できない事実に気付いた。それをお知らせしようというわけである。

2014.6月期について
          経常利益   純利益     1株利益
四季報     53.0億円  30.0億円   63.3円
会社情報   56.0億円  33.0億円   58.3円
QUICK    58.0億円  36.0億円   63.6円 

この表には、おかしな点がある。これは以前にも指摘したことだが、自社が保有する株式の扱いの違いから来ている。すなわち四季報はこれ(あいHDの場合922万株、総発行済み株式数の16.3%もが自社保有)を差し引いた株式数で1株利益を算出、会社情報等は、そういう操作をしていないので、このようなおかしな違い(四季報より純利益の多い予想の会社情報の方が1株利益が少ない)が出たわけである。自社株買い発表で株価がまず上がる以上、四季報方式が妥当なのは、言うまでもなかろう。

四季報方式で再計算すると1株利益は
会社情報 =69.6円
QUICK  =76.0円

2015.6月期については

        経常利益    純利益    1株利益
QUICK  65.0億円  40.0億円   70.7円
TIW      ?       ?       84.5円

ところで、QUICKの1株利益は、例によって自社保有株式を総発行株式数から差し引いていないので、これを差し引いて再計算すると、なんと84.5円になる。さらに言うとTIWの2014.6月期の1株利益は76.0円でQUICKの再計算した1株利益と一致する。
つまりQUICKコンセンサス(「1社」となっている!)の情報元はTIWだったと、ほぼ断定できるのである。ああ、なんとすばらしい推理力よ!と自己陶酔。
しかし、そうすると、会社情報はTIW公表の1株利益を、わざわざ自社のおかしなやりかた=自己株を総発行株数から差し引かず=で計算しなおしているわけである。あいHD株主としては、そしてTIWにしても、迷惑千万な話ではないか。

複雑というか錯綜する話で、長くなったが、分かりやすく大事な結論を書こう。あいHDを取り巻く事業環境は、この上なく良い。よって業績は四季報予想より、会社情報、TIWのものの方が当たる確率は高いであろう。
そこでこの2つの利益予想に基づく1株利益を、以下に示そう。もちろん、自己株は発行株数から差し引いて計算。

        2014.6月期  2015.6月期
会社情報   69.6円       -
TIW      76.0円     84.5円

会社情報もTIWも、残念ながらほとんど影響力はないであろうから、市場は四季報予想の2014.6月期、1株利益63.3円で動いているとみてよい。しかし、恐らくは同期の1株利益は69.6円~76.0円程度になるとみる。
今日は7.06日、2013.6月期はすでに前期になり今期は2014.6月期である。3月期決算企業なら、すでに2014.3月期より2015.3月期に注目すべき段階に入っている。となればあいHDも、徐々に2015.6月期業績に目を向けて行くところである。TIW予想のように84.5円のなるかはともかく70円台後半から80円台半ばとみるのは、そう的外れではなかろう。とりあえず、切りのいいところで80円としよう。
この場合、株価が912円なのでPERは11.4倍となる。四季報の2014.3月期予想の1株利益63.3円で計算した場合の14.4倍から3.0ポイントも急低下するわけである。 

ちなみに1株利益80円をPER14.4倍に買えば、株価は1152円になる。

7月06日 15時05分記
Secret

TrackBackURL
→http://kamakurayuusuke.blog134.fc2.com/tb.php/1467-d143e37b