不二サッシ(推)の株価は、156△3で寄った後152▼1まであったが、後場に入って出来高が増加、結局159△6の高値引けとなった。出来高1355800株は前日の1558900株より少ないが、後場だけでは783000株で前日の1日出来高の半分より多い。

不二サッシ(不二ライトメタル)の マグネシウム合金というのは、実は、かなり前から知られていて、2016年度で5億円、2018年度で10億円の売り上げを目指すというニュースリリースも、昨年されている。しかし、これは難燃化実現前の加工品の出荷額目標で、

KUMADAI マグネシウム合金がFAA で策定中の燃焼試験に合格!
~航空機への応用に大きな弾み~

という、熊大のニュースリリースを受けて、全く過去のもの、意味のないものになったと言ってよい。
なおKUMADAI マグネシウム合金には「KUMADAI不燃マグネシウム合金」と「KUMADAI耐熱マグネシウム合金」の2種類がある。難燃性が高い方の合金の発火温度は1050~1117度で、従来のマグネシウム合金の発火温度より約500度も高い。

【ボーイング社との共同開発に向け、協議をスタート】
パソコンの筐体向け等に、すでに現在も一般マグネシウムを販売しているわけだが、こうしたことでの売り上げは、たかが知れている。狙うのは、航空機用、自動車用、鉄道車両用などであろう。
実用化された金属でもっとも軽量なマグネシウム合金であるが、発火しやすいため、民間航空機用への使用をFAAが禁止、事実上世界的に航空機用には使用できなかったわけだが、FAA で策定中の燃焼試験に合格したことで、KUMADAI マグネシウム合金は、航空機用への使用に道が開けたわけである。

航空機への利用などが期待される、燃えにくいマグネシウム合金を開発した熊本大学が(4月)18日、熊本市中央区の同大で記者会見を開いた。すでに米ボーイング社との共同開発に向け、協議をスタートさせており、谷口功学長は会見で、「熊本をマグネシウム合金研究の拠点とし、オールジャパンで研究を支えてほしい」と述べた。
(朝日新聞デジタルより)

軽量化の実現で燃費効率が向上するわけで、航空機向けに加え自動車向けも有望である。結局、アルミ合金や炭素繊維と競合するわけだが、いずれは、これらに、かなりの部分、取ってかわることが期待できる。しかも、アルミ合金にしろ炭素繊維にしろ、多くの企業が生産しているわけだが、KUMADAI マグネシウム合金の生産をするのは不二ライトメタル1社のわけで、この観点からも、今回のこの材料の強烈さが分かろう。

いずれにせよ、来期予想PERが名目で7.1倍、実質でも9.6倍という株価は、この材料をほとんど織り込んでいない株価としか言いようがない。世界的大発明の成果を一手に享受する不二サッシの株価は、これから大きく居所を変えよう。

熊本大学は、この大発明でまさにお祭り騒ぎのようだ。同大学のHP等をご覧になると分かる。私は、
熊本大学、河村能人教授、KUMADAI マグネシウム合金 で
京都大学、山中伸哉教授、iPS細胞
を連想した。
iPS細胞では、関連銘柄が次々大暴騰を演じたわけで、KUMADAI マグネシウム合金での不二サッシの大暴騰を信じて待とう。

6月21日 0時36分記
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