かつて取り上げたオプトエレクトロニクス(推)や、やまびこが、ここに来て急騰している。
昨年12.20付けで推奨したオプトは推奨時の384円が1220円(5.15日)、やまびこは2.25日1874円だったのが3890円(5.17日)である。

こういう、今さら私を含め読者諸氏もほとんどの方が持っていない銘柄のことを持ち出すのは、もちろん死んだ子の数を数えようからではない。この2銘柄が買われている理由は円安だからであろうから、ならば、私が、最近円安メリット銘柄として取り上げたニチリンやSECカーボンと比べると、その円安メリットは、どうなのかについて考えてみようと思ったからである。

以下、やまびことニチリンについて、比較・考察してみた。

やまびこは、今期予想経常利益が前期比48.9%増益予想の44.0億円になる。
ニチリンは、今期予想経常利益が前期比43.2%増益予想の22.0億円になる。

ここで、納得していてはただの人である。私は、やまびこだけ、四季報(35.0億円予想)比でこうも大増益になり、逆にニチリンは四季報予想(23.5億円)にさえ届かないことに、違和感を覚えた。そこで調べた。

【想定為替レート】
多くの企業がしているように、やまびこも今期(2014.3月期)の想定レートを見直し、1ドル95円に変更している。当然である(ただし92円とか90円も多いなか95円は比較的円安想定ではある)。
では、ニチリンはどうか?ニチリンの場合、今期は2013.12月期である。5月10日に発表した決算は1Q(2013.1~3月期)決算と通期見通しである。そして、その後、期は変わっていないから同社は為替レートを変更していないと思われる(断言は出来ないが9割方か、それ以上そう考えるところ)。そうすると、為替レートは1ドル85円である。

注=SECカーボンも3月期決算で、今回想定レートを1ドル79円から1ドル92円に変更している。
やまびこ、SECカーボンは2013.3月期が終了、新しい期に入るに際し、想定レートを変更したわけだが、ニチリンは2012.12月期決算発表時に想定レートを1ドル85円に変更済みで、これを今回変えてはいないはずだろう(決算短信には少なくとも記述なし)ということである。

さて、ここからが大事なところだ。

現在、会社発表の予想経常利益・・・・・・①
やまびこ=44.0億円
ニチリン=22.0億円

1ドル90円想定での予想経常利益
やまびこ=36.0億円
ニチリン=25.0億円

1ドル105円想定での予想経常利益・・・②
やまびこ=52.0億円
ニチリン=34.0億円

両社の想定レートは、現在違うわけだが、同一レートで計算すれば、ニチリンに有利な結果になるのは、論を待たない。しかも、為替感応度はニチリンの方が大(両者の利益水準に対し)なので、実勢に合わせて、大きく円安になる想定にすれば、一段と、ニチリン優位の結果になるわけである。
書くのが後手にまわったが、対ドル1円円安で、やまびこは1.6億円、ニチリンは0.6億円、営業利益が増益になる。
うーむ、我ながらすばらしい推理とすばらしい結論よ、と自画自賛。これで株価が上がれば文句は無いんだが・・・・

最後に両社の予想実質PERを示しておこう。

       ①の場合  ②の場合
やまびこ  14.5倍  12.3倍
ニチリン   6.9倍   4.5倍

こんな理不尽がいつまでもまかり通るわけがない。
ニチリンは円安関連の超割安株として、いずれは、とんでもない高値をつける可能性が高い。

5月19日 23時34分記

相場見通し等については、本稿で疲れたので、この後、コーヒーを飲んだ後、簡単に書く予定です。
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