相場も順調なので、ここらでちょいと一休みとも考えていたら、急に多忙を極め困ったことになった。
とりあえず、本日15時00分に発表となり、株価急落となったニチリン(推)の決算についてのみ、書く。

決算が取り引き時間中にでると、おかしな反応になることが多い。考えてみれば、微妙な決算内容の場合、分析している余裕は無い。そのため、なおのこと、よほど明確にいい決算でない限り、「売る」という反応になるのではないか。
例えばアネスト岩田の場合、5.08日、13時00分に決算発表、直前の値段は記憶していないが、高値480円まであったのが、一気に435円まで急落、引け値は446▼9だった。そして翌09日は454△8。10日も462△8と上げている。ちなみに決算内容は前期はやや悪し、今期予想は四季報予想と同じで大幅増益予想で、トータルまあまあの内容だった。
また、内容は繰り返さないが、ブレインパッド(推)のような例もある(こちらは取り引き時間中の発表ではないが)。すなわち、発表翌日、急落して寄り付いたが、切り返し小幅高で終了、その翌日から暴騰波動入り。

さてニチリンについて。
15時00分に決算が出たわけだが・・・・
15時00分時点の株価=1080△39
その後徐々に上げ15時02分=1103円まであったが
15時03分以降、売り物がかさみ、結局引け値は、この日の最安値となる1000▼41。

まあしかし、決算内容を理解するにはこの10分足らずでは、どうみても足りず、よく分からず乱暴に売って来たという印象だ。

詳しい説明は省くが、私がここ数年分の四季報、会社情報を用意して分析した結果は、なんら問題の無い決算内容だというものである。2011年7月から11月くらいにタイで例の洪水がありニチリンも多大の悪影響を受けた。四季報に「バンコク北部の関連会社工場浸水。(中略)再開12年1月以降。」(2012年1集)とある。つまり、2012.1~3月期の経常利益8.75億円というのは、こうした特殊要因でかさ上げされた数字である可能性が大きい。そして2013.1~3月期が同9.64億円。4半期ごとの数字が変動が大きく、一概に断定は出来ないが、前述のことも考慮すると、少なくとも、これで決算期待外れ・売りという反応は、アネスト岩田同様、間違いだったのではないか。
さらに、この7月に上記の、工場が浸水した関連会社(と推測)を、競争力強化のため連結する。これにより下期営業利益で1.8億円が上乗せされる(来期は、これが1年分なのでざっと3.6億円になろう)。これも加味すれば通期業績の達成はおろか上乗せもあろう。加えて、この円安である。結局会社予想(経常利益22.0億円)は最低線、四季報予想(23.5億円)も十分達成可能、さらなる上乗せもまた、十分ありうるというのが、私の分析である。

ブレインパッドは、結局私の読み通り、決算発表後、大きく上げた。私の分析の影響だとは言わないが、結局真実は勝つということになったわけである。
ニチリンの場合も、同様のコースをたどる可能性は十分あろう。いずれにせよ、月曜以降、軽挙妄動せず、じっくり見守ろう。

5月10日 21時22分記
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