01日の相場は、大荒れだった。
日経平均は263円安だが、29日同様、実態と大きくかけ離れている。
騰落率をみれば、それは歴然だ。下落率は日経平均が2.12%なのに対しTOPIXは3.30%、単純平均は4.41%である。
TOPIXの下落率を日経平均に適用すれば412円安、単純平均を適用すれば562円安ということである。2部指数では442円安、JQ平均では468円安、マザーズ指数では、なんと1224円安。

騰落銘柄数は、値上がり銘柄数63、値下がり銘柄数1630だった。大体、値上がり銘柄数が100未満になると、暴落という感じになる。分かりやすい例を出そう。2011.3.14日、例の3.11を受けて暴落(日経平均は9620▼634)した日である、この日の値上がり銘柄数は103、値下がり銘柄数は1571だった。
つまり、4.01日は、この2011.3.14日よりも値上がり銘柄数が、はるかに少なかったのである。

こういうことが分かったからと言って、痛みが和らぐわけではないが、どうして、自身の懐がこうも痛んでいるんだろう?と茫然としている方には、多少、理由がわかって釈然としよう。

この暴落の理由が、実は必ずしもはっきりしない。無理に言えば、これまでの上げのピッチが速すぎたとしての反省気分の台頭であろうか。それにしても下げがきついのは、ネット時代になり手数料が安いので、手数料をあまり気にしないでいいことによる機敏な(拙速な?)売買、加えて信用取引の規制緩和があろう。異常気象が異常気象でなく、ほとんど毎年、異常気象になっているかのような気象が近年は続くが、株価も、こうした、異常に大きな振幅が異常ではなくなっているのかもしれないのである。

前日比300円前後高かったのが逆に500円前後安くなり、引けは300円余下げたFPG(推)、Jトラスト、あるいはイー・ギャランティ(164円安)などは、これまでの急騰への反動と言えよう。
ほかに下げのきつかった銘柄をみると、結局、これまで大きく上げた銘柄が多かったことが分かる。穴吹興産、ブレインパッド(推)、クリヤマ(推)が好例だ。また、主力株でJR東海、武田薬品などが急落していることでも分かるように、デフェンシブ銘柄の下げが大きかった。

以上は、下げについての考察である。問題は、今後の見通しだ。
常識的には、説明のつきにくい、行き過ぎた下げだから、すぐにも、半分程度は戻るとみるところだろうが、そう単純ではないのが、相場だ。とりあえずは、相場は相場に聞くで、02日以降の動きを、慎重に見守りたい。

外部環境には、大きな変化はなく、日本経済の先行きへの見通しにも、変化はない。基本的に、弱気になる必要はなかろう。持ち株は持続でいいが、注意すべきは、安易な値惚れ買いだ。こうした局面では、理屈を超えたような大きな突込みをみせることもあるので、今、思い切って大きく買いに出ると、うまく行けばいいが、逆になると、修復不能な傷を負いかねないからである。

現在、CME日経平均先物は100円近い下げになっている。02日の相場は、これからしても予断を許さない。ただ01日の日経平均が、前述のように、実態とかけ離れたものだったので、02日は逆に、日経平均100円安でも、01日に急落した銘柄中心に騰落銘柄数的には値上がりが多いという展開もありえよう。

いずれにせよ、相場に、こうした下げはつきものである。泰然自若、しっかりした相場感をもって対処しよう。

4月02日 2時02分記
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