協立電機(推)の株価が、15日、急落した。
2350△4と小高く寄り付いたが、すぐに下げに転じ安値2121▼235まであって引けは2202▼144。

この急落は15日発売の四季報のためと思われる。
四季報は2013.6月期業績予想を、会社発表と同じく、経常利益11.0億円としている。これは、想定線で、悪材料とまでは言えない。問題は2014.6月期業績予想で、経常利益を前の期比横ばいの11.0億円としていることである。投資家にしてみれば、高成長企業として最低でも11.5億円、あわよくば12.5億円以上といったところを予想・期待していたであろう。その期待を裏切られたことが、この急落になったとみていいだろう。
加えて、前号で「越波式波力発電」に言及していた会社情報では、今号では、これに言及なしで、これも期待はずれだった。しかし、その後、「越波式波力発電」には、進展もあるのであり、珍しく四季報を抜いたとも言えるこの材料を今号で無視するのは、どうしたことだろう。担当者が変わったのではと思うが、そうだとしても前任者のいい点を引き継がなくてどうするのか。

【2013.6月期は上方修正か】
協立電機は2.06日に中間決算の発表を行い、中間期、及び通期業績の上方修正を行った。
それでは、同社の2半期ごとの経常利益(単位=100万円)の推移をみてみよう。

2011.12中間期(実績)=334
2012.06下半期(実績)=354
2012.12中間期(実績)=664(上方修正前は400予想)
2013.06下半期(予想)=436(上方修正前は500予想)

2.06日、2012.12月中間期の経常利益が、当初予想の400から実際は664になったことを発表したとき、あわせて2013.6月期通期業績を900から1100へと上方修正している。
しかし、これは、私が作成した上表を見れば一目瞭然だが、2013.06月期下半期の経常利益を500から436へ下方修正したことに他ならない。

こんなことが、にわかに信じられようか?
334、354、664と順調に増加してきた経常利益が突如436へ急減するというのである。しかも2012.12中間期は上方修正したのに下半期は逆に下方修正するというのである。
私は、下半期について、最低でも当初予想の500、常識的には550~700(絞れば600~680)を予想していた。そういう読みに基づいて推奨もしているわけである。

四季報が、どういう根拠で、あのような予想をしたのか分からないが、実際は、2013.6月期の経常利益は四季報予想(会社予想、会社情報予想も同じ)の11億円を上回る可能性が、非常に大きいと、私は予想する。

ついでに言えば、これまでも何度か書いたように、ほとんどの会社は極度に下方修正を嫌う。特に上方修正した場合、結果が、その上方修正の数字を下回ることは、それ以上に嫌うように思う。だから、その後、外部環境の激変(例えばリーマンショック、東北大地震が襲う)でもない限り、上方修正した数字を下回ることは、まず無い。

以上のように考える私は、協立電機の2013.6月期経常利益は、四季報などのいう11億円ではなく、シビアにみても12億円、恐らくは、それ以上になるとみる。また2014.6月期についても、電力料金高止まりでグリッド・グリーンの伸びが見込める、アベノミックス効果も期待できることから、横ばいではなく、それなりの増益が期待できるとみる。

以上のような見方が正しいとすれば、15日の下げは間違いということになる。
また「越波式波力発電」の評価も、これからだ。

こうしたことを頭に入れたうえで18日以降、株価がどう動くか見守りたい。

3月18日 0時06分記



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