ショーエイ(推)は、9月中間決算発表時に「中期業績目標」を発表している。

これを紹介する前に、前々稿で書いた四季報の2013.3月期業績予想(特に売り上げ)が、おかしいということについて、ここで具体的に立証しておこう。

同社資料によると、今期、来期のショーエイ、CS、クルーの、それぞれの売り上げ(単位=億円)は

         2013.3予    2014.3予
ショーエイ   94.00       111.50
CS       10.38       22.00
クルー     16.80       35.82
合計     121.18      169.32

注=あとで書く中期業績目標の数字と、細かいところで差異がある(理由は不明)が、わずかな差であり、大きな問題ではない。

CS、クルーの売り上げについて、2013.3月期は5ヵ月余分なのに対し、2014.3月期は12ヵ月分がフル寄与するから、2014.3月期の売り上げは、四季報予想のような5億円増のわけはないとしたわけだが、上表は、私のこの見方を、まさに裏付けるものである。

次に本題に入って「中期業績目標」について。

次表はショーエイの公表している数字をもとに、私が作成したものである。
単位は億円。ただし1株利益、同実質値は円、実質PERは倍。

         2013.3  2014.3  2015.3  2016.3
売り上げ   120.14  167.12  189.00  208.00
経常利益     2.80    5.53    8.79   10.95
純利益      1.45    2.93    4.78    6.01
1株利益    21.16   42.77   69.78   87.74
同実質値    24.53   48.44   76.99   95.91
実質PER   11.94    6.04    3.81    3.05

2013.3月期は、間もなく今期から前期になる(2013.4.01日より)。よって、今や重要なのは、むしろ2014.3月期である(というのは、私がずっと言い続けていることである)。
業績目標とはいえ、2014.3月期の数字は、目標というよりは、むしろ予想に近い、現実的な数字とみてよかろう。少なくとも、売上げが四季報の言うような125億円にとどまる可能性は100%ないと言ってよい。

2014.3月期の実質1株利益は、四季報予想では26.28円だが、会社の数字では48.44円になる。
26.28円予想で株価が232円(当道場の記事の影響のない1.17日終値)だった。PER8.83倍。
48.44円予想が妥当であり、これを同じPER8.83倍に買うと428円。

中期業績目標が、達成可能かどうかはともかく、これだけの目標が出ていることは、それなりに評価すべきだろう。単にCS、クルー2社を買収したにとどまらず、3社統合で「BPO事業からメーカーへ」と、会社が掲げるように、大きなシナジー効果が期待できるのである。

このように考えると、現在の300円にも満たない株価は、まさに過小評価以外の何物でもない。

1月23日 20時12分記

追記=分かりやすくするため、2014.3月期の四季報の数字と会社発表の数字とを、以下に示しておこう。

        売り上げ    経常利益      純利益
四季報  125億円   3.00億円    1.50億円
会社    167億円   5.53億円     2.93億円

1月23日 22時54分記
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