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2012.12.25 強気継続
21日の日本株は、アメリカの「財政の崖」問題で悪材料が出た(下院で共和党の法案採決見送り)ことで、後場に入って下げ、日経平均は99円安で引けた。ただ、この下げは3連休を控えての手仕舞い売りも影響していよう。
この後のアメリカ株はNYダウで121ドル安だった。180ドル安程度まであって、かなり戻したわけで、さほどの下げではなかったと言えよう。「財政の崖」問題は、依然視界不良だが、なお妥協成立への期待は大きい。警戒しつつも、パニック的なことになる怖れはかなり小さいとみておいていいだろう。
CME日経平均先物は10095円であり、「財政の崖」でのアメリカ株安は、12日の下げで織り込み済みということだろう。

以上のような情勢分析のもと、強気継続でいいだろう。
外国人買い主導の上げが続く可能性が大と想定、この場合、ブリヂストン、住友ゴムがいいだろう。この流れで、フコク、TPRも有望だろう。こうした主力株やそれに準ずる銘柄を全くもってない方は、ある程度組み入れておいた方がいいだろう。

12.20日付けで推奨した5銘柄について。

日信電子サービスは、前稿で書いたとおり。

パイオラックス=9月中間期の経常利益は35.01億円で前の期比68.1%増益だった。2013.3月期通期の経常利益について会社は前期比11.0%増予想の57億円を変えていないが、これは無いだろう。四季報予想は62億円。QUICKコンセンサスは63億円。いずれにせよ、57億円をかなり上回ることになろう。来期についても四季報は66億円、QUICKコンセンサスは68億円と、かなりの増益を予想している。四季報予想で来期実質1株利益は318.3円、PERは6.4倍にすぎない。2251円の年初来高値更新のコースだろう。

タカトリ=2011.5.30日付けで推奨(推奨時株価866円、その後の高値1012円)したときの材料はワイヤソーだった。この材料で、同時期、旭ダイヤ、安永なども大きく上げたわけだが、その後、各社ワイヤソー(あるいはワイヤ)の不調で業績が悪化、株価も大きく下げた。ただ、実は、ここに来て大きな変化が出ているのだ。つまり、旭ダイヤ、安永等は、依然業績低迷が続いているが、独りタカトリのみ様変わりに業績が回復しているのだ。経常利益は2011.9月期の7.76億円が12.9月期は3.84億円に急減したが、13.9月期は7.44億円に回復する予想(会社発表)だ。四季報は14.3月期7.7億円予想。タカトリの2011年の高値は1012円(6月)だった。利益水準、1株利益ともに当時と遜色ないレベルに回復しているのに、株価のみ454円と高値の5割にも達しない水準なのは、どうみてもおかしい。488円の年初来高値更新から、さらに大きく上げるとみる。

オプトエレクトロニクス=推奨5銘柄で、唯一、終わり値が寄り付き値を下回った。需給関係の悪さがやや気になるが、少なくとも多少長い目でみれば、こんな理不尽な株価でいることはないだろう。輸出比率64%の会社で、1ドル75円、1ユーロ97円という想定為替レートなのだから、2013.11月期決算は驚異的大増益になるとみる。

タカショー=2012.2-10月期の経常利益は10.67億円だった。2013.1月期通期の経常利益は会社は8.6億円(8.4億円から上方修正)予想。2012.1月期の場合、11-1月期で0.36億円の赤字を出している。これを考慮しても、8.6億円という会社予想は、控え目すぎよう。上方修正必至とみる。

なお、12月決算会社は、12.25日が権利付き最終、26日が権利落ち。
オプトエレ、クリヤマが12月本決算。オプトエレは一括5円配当、クリヤマは一括14円配当。
またトラストパークが12月中間決算で中間期分820円配当。

12月25日 0時18分記

追記=24日のアメリカ株は現時点で小幅安となっている(1時00分記)。
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