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19日の相場は主力株中心に買われ、ほぼ全面高となった。日経平均は10160△237(本年最大の値上がり幅)で4月03日以来となる1万円大台回復となった。大型株中心の上下だったため、TOPIXのほうが値上がり率は大きかった。JQ平均は0.12%の上昇にとどまり、マザーズ指数は0.22%の下落。

キヤノン、新日鉄住金、三菱UFJ、大成建設などは6%台の上昇率となった。自民党の言う公共投資がらみで、世紀東急、不動テトラなどは10%超の急騰。

売買高も本年最多となる40億株余となったが、こうした活況裡の大幅高には、安倍新政権への期待以外に、ギリシャ国債が6段階格上げ(ヨーロッパ債務不安の緩和)、アメリカの「財政の崖」問題が何とか妥協が成立しそう、日銀による追加緩和が実施されそう、といった好材料が、そろったことがある。

基本的に、なお強気でいいだろうが、さすがにここまで来ると、主力株には、警戒感もでて来よう。ここからは、出遅れが目立ってきた中小型の割安銘柄の方が、投資効率はいいだろう。

【クリヤマの円安メリットについて】
同社の想定為替レートは1ドル75円である(2012.3月期決算短信)。12.14日付け日経新聞に、円高修正が輸出企業に恩恵をもたらすという記事が掲載されている。そこに、以下の記述がある。

>年間の想定レートを公表している上場企業330社のうち、対ドルで75円と最も円高で設定しているのは横浜ゴム(12年7~12月期分)。

クリヤマは、この公表企業に入っていないのだろうが、いずれにせよ、クリヤマも横浜ゴムと同じく75円(2011.12月期)なのである(「決算短信」参照)。
詳しい計算方法は省くが、川重の為替感応度等を参考に、クリヤマの場合、1ドル75円想定に対し83円になった場合、連結営業利益をどれくらい押し上げるかを推計してみた。そうすると、ざっと10億円と出た。同社の連結営業利益は2013.12月期22億円予想(四季報)だから、10億円というのは、非常に大きい数字だということが分かる。
もちろん、こういう計算には、落とし穴がありがちである。例えば、一部に円建て輸出があるとか、為替予約をしている分があるとか、いうことがあるかもしれない。円安だからといって相手が値引き要求してくるといったこともないではないだろう。
とは言え、いままで1ドルの輸出で75円しか入ってこないと思っていたのに83円とか85円とか入ってきそうなのである。北米事業の売り上げ比率が42%。
年間売り上げ350億円の42%=147億円
147億円÷75×83≒182億円
つまり単純計算では、クリヤマの手取り金額は182億円-147億円=35億円も8円の円安で増加する。それを実態に即して10億円程度の増益要因になろうとしたのが、前記の結論である。そう荒唐無稽な結論でないことがお分かりいただけよう。
2013.12月期の営業利益、経常利益がともに10億円押し上げられるとすると、四季報予想の数字を基に計算した実質1株利益は、なんと184.3円(1ドル75円の場合は135.0円)に達する。時価670円はPER3.6倍に過ぎない。

12月20日 1時31分記
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