パラカを前稿で挙げたら、28日はかなりの上げとなった。どうみても割安なのだが、この上げに気を良くして、他の駐車場運営会社と、PER等を比較してみた。

株式投資というのは、こうしたことを地道に、半歩先に調査・研究するのが重要なのだが、他に仕事のある人は時間的に厳しい、時間のある人でも発想が無ければダメ、時間も発想もある人でもまじめさに欠ける人はダメというわけで、なかなか難しいのである。

貸し駐車場というと、まず思い浮かべるのはパーク24(業界1位)、そして最近良く目にするのが三井のリパーク(三井不動産販売の子会社、業界2位)、またコインパークなどもあるが、以下は上場企業を網羅したもの(その積もりだが、やや怪しい)である。
注=イチネンHLも貸し駐車場を手がけているが、売り上げ比で7%程度に過ぎないので除いてある。

社名           市場      来期予想売上  株価(9.28) 実質PER
パーク24       東証1部     1550億円     1278円    15.3倍 
日本駐車場開発   東証1部     117億円     4085円    11.3倍 
トラストパーク     マザーズ      110億円    30850円      3.7倍
パラカ          マザーズ     88億円    94200円     4.8倍
駐車場総合研究所  マザーズ     60億円      167円    10.0倍

トラストパーク、そしてパラカのPERだけが異常に低い。
トラストパークの場合、不動産の売上比率が34%ある。中小不動産株のPERは概して低いので、これが影響していると思われれる。また自己資本比率が10.1%と、これまた異様に低い。他の4社は33.2%~40.6%の狭い範囲に収まる。トラストパークは、これだけ低PERでも、実は9.28日に年初来安値を更新している。大穴狙いならいざ知らず、これでは、やはり、なにか問題があるとみて敬遠するところだろう。

というわけで、PER4.8倍のパラカが、やはり狙い目ということになる。
問題点を探してみると、有利子負債の多さが見つかる。100億円。これは来期予想売上を上回る。ただ、これでも減少傾向にあり、かつ利益剰余金が34億円弱と増加傾向で差し引きでは67億円弱になる。現在のような低金利時代では、そう気にしなくていいだろう。

なおパラカの決算期は9月。対してトラストパークは6月。両社の決算期には9ヵ月もずれがあるのだ。来期というのは、パラカ=2013.9月期、トラストパーク=2014.6月期であり、大雑把に言えば、パラカは1期古い数字ということになる。これで低PERのライバルだったトラストパークと比べても、パラカにもう一つ有利な材料がで出たわけだ。

パラカは9.28日、年初来高値を更新したが、明後日、10.01日からは、同社の来期は2014.9月期になる。2014.9月期業績も続伸が予想され、実質PERは3.9倍前後もありえよう。というわけで、パラカの今後の株価に期待しよう。

9月29日 21時33分記
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