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2012.08.27
和田興産
8931和田興産(JQ) 437△4(8月24日終値)
出来高800株(1月04日) (売買単位=100株)
1月04日=370円~562円=3月10日(年初来高値・安値、月日)
自信度=☆☆☆
推奨度合い=☆☆☆
注=前回に書いた理由により、前稿では、推奨銘柄の形式による原稿を書かなかったので、1日遅れで、ここでかく次第。このため、株価等も24日のものが記載されている。
和田興産は今期予想1株利益が95円(会社発表の数字=四季報予想)、配当も18円で利回りは4%強である。これで437円(27日は455円)というのは、いかにも安い。
これには理由がある。7月06日に3-5月期決算を発表したが、売り上げは前年同期比60.9%減の16.78億円、経常利益は-2.57億円(前年同期は+1.94億円)という、一見したところ惨憺たる物だったのだ。事実、これを受けた09日(月)の株価は441▼4、これを含め5日続落して12日には418円を付けている。しかし、この評価は間違っている。決算短信を引用しておく。
>なお、当社の主要事業である分譲マンション販売は、マンションの竣工後購入者へ引渡しが行われる際に売上高が計上されるため、開発時期や工期等により四半期ごとの業績に偏向が生じる場合があります。
実際のところは、同社の業績は、絶好調に推移している。
すなわち、今期の引渡し予定652戸に対する期初時点の契約進捗率は81%。また2012.3-6月期の契約戸数は181戸、契約済み未引渡し戸数は690戸に達する。つまりまだ引き渡していないので売り上げに立ってはいないが、期初時点で、すでに予定の8割超は契約済み(これは同業他社との比較でも立派な数字)で、よほどのことが無い限り、今期業績は上方修正の可能性が高いとみるべきだろう。
つまり、7月09日の4半期決算の表面的な悪い数字に引っ張られ、株価は軟調に推移、その後、他の不動産株が、それなりに上げた中でも蚊帳の外という動きだったわけである。しかし、上記の分析で分かるように、業績は、実態としては、むしろ、予想を大きく上回って推移しているのである。
また、前稿で書いたように、消費増税を見越して土地仕入れを積極的に行なってきたので、来期業績は大きく飛躍する可能性が大きい。四季報は今期比微増益予想を打ち出しているが、4割近い大増益を予想するところもある。
こうしたことを含め、PER面の分析、割安さについては、次回以降に書くこととする。
なお、クロスが振られたり、少し上げるとまとまった売りがすぐ出て来たりするのは、3月16日の高値期日が接近しているためと思うわれる。しかし、これも、もう峠を越えたとみていいだろう。むしろ、ここからは期日向かいの買いのほうが期待できる。
8月27日 22時48分記
追記=他の銘柄等については深夜に(予定)。
出来高800株(1月04日) (売買単位=100株)
1月04日=370円~562円=3月10日(年初来高値・安値、月日)
自信度=☆☆☆
推奨度合い=☆☆☆
注=前回に書いた理由により、前稿では、推奨銘柄の形式による原稿を書かなかったので、1日遅れで、ここでかく次第。このため、株価等も24日のものが記載されている。
和田興産は今期予想1株利益が95円(会社発表の数字=四季報予想)、配当も18円で利回りは4%強である。これで437円(27日は455円)というのは、いかにも安い。
これには理由がある。7月06日に3-5月期決算を発表したが、売り上げは前年同期比60.9%減の16.78億円、経常利益は-2.57億円(前年同期は+1.94億円)という、一見したところ惨憺たる物だったのだ。事実、これを受けた09日(月)の株価は441▼4、これを含め5日続落して12日には418円を付けている。しかし、この評価は間違っている。決算短信を引用しておく。
>なお、当社の主要事業である分譲マンション販売は、マンションの竣工後購入者へ引渡しが行われる際に売上高が計上されるため、開発時期や工期等により四半期ごとの業績に偏向が生じる場合があります。
実際のところは、同社の業績は、絶好調に推移している。
すなわち、今期の引渡し予定652戸に対する期初時点の契約進捗率は81%。また2012.3-6月期の契約戸数は181戸、契約済み未引渡し戸数は690戸に達する。つまりまだ引き渡していないので売り上げに立ってはいないが、期初時点で、すでに予定の8割超は契約済み(これは同業他社との比較でも立派な数字)で、よほどのことが無い限り、今期業績は上方修正の可能性が高いとみるべきだろう。
つまり、7月09日の4半期決算の表面的な悪い数字に引っ張られ、株価は軟調に推移、その後、他の不動産株が、それなりに上げた中でも蚊帳の外という動きだったわけである。しかし、上記の分析で分かるように、業績は、実態としては、むしろ、予想を大きく上回って推移しているのである。
また、前稿で書いたように、消費増税を見越して土地仕入れを積極的に行なってきたので、来期業績は大きく飛躍する可能性が大きい。四季報は今期比微増益予想を打ち出しているが、4割近い大増益を予想するところもある。
こうしたことを含め、PER面の分析、割安さについては、次回以降に書くこととする。
なお、クロスが振られたり、少し上げるとまとまった売りがすぐ出て来たりするのは、3月16日の高値期日が接近しているためと思うわれる。しかし、これも、もう峠を越えたとみていいだろう。むしろ、ここからは期日向かいの買いのほうが期待できる。
8月27日 22時48分記
追記=他の銘柄等については深夜に(予定)。
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