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2012.08.26
消費増税相場はすでにスタートしている
私は、これまで、消費増税で不動産株等が上がることを見越し、いろいろ書き、有望銘柄を、いずれ公表するということも、公言してきた。
ただ、その後の、相場状況、海外の経済状況、注目銘柄の状況等、種々の理由から、露払い的な銘柄には、多少言及したものの、本格的には、書いてこなかった。
ところが、ここに来て、やや相場環境も改善してきたこと、消費増税相場ももはや待ったなしなのではないかというふうに考えるにいたり、ここで、一つの区切りとして、この間の、私の研究成果の一端を明らかにし、銘柄についても、簡単に触れようと考えるに至った。
【消費増税相場はいつスタートするか】
私は過去何十年分かの四季報を所蔵している。それを使って、前回の消費増税(1997年4月、3%から5%への引き上げ実施)時の不動産株の値動きを調べてみた。ごく一部だけ以下に示す。
銘柄 スタート時期と株価 その後の高値時期と株価
三井不動産 1995.06= 901円 96.07=1540円
東急不動産 1995.04= 315円 96.07= 606円
大和ハウス 1995.06=1280円 95.12=1750円
積水ハウス 1995.06=1010円 95.12=1390円
この表から読み取れるのは、
①相場は1995年の4月から6月、つまり増税実施の24ヵ月(2年)前ないし22ヵ月にスタート
②相場のピークはスタートから13ヵ月~18ヵ月後
③値上がり率は38%~92%
④(例が少ないので断定は危険だが)ハウスメーカーより不動産会社の株の値上り率が大きい
といったことだろう。
これを当てはめると、今回の増税(2014年4月実施予定)の場合、相場は2012年4月ないし6月にスタートとなる(すでにスタートしていることになる)。
そこで、上記4銘柄についてチャートをチェックしてみると
三井不5月(年初来安値は違う)、東急不3月、大和ハウス5月、積水ハウス6月から、それぞれ上昇相場に入っており、上記の検証結果と、ぴたり符合する。
なお、多くの銘柄、小型株と大型株の比較、その他業種等にも、調査の手を拡げ精査することが望まれるが、とりあえず、今は、上記のような結論に基づいて、ここは待ったなしということで、不動産株、住宅関連株を、ポートフォリオの一角に加えることが望まれる。
私は、すでにこれまで書いて来たような考えである程度実行しているし、読者のかなりもそうだと思うが、まだの方は、早急に実行に移されるといいだろう。
銘柄であるが、8931和田興産(JQ)を、一番手としてあげておく。
8月24日終値=437△3、出来高800株
注=これは「推奨銘柄」(「推奨銘柄実績表」に入る)であることをお断りしておく。にもかかわらず、その体裁にしていないのは、この銘柄の出来高が少なく、わっと飛びつき買いが入って、かつてのカンセキ(お年玉銘柄)のようなことになるのを恐れるからである。
注で書いたようなこともあって、あえて材料についても、とりあえずは、最少限度にとどめておく。
不動産各社について書かれた四季報のコメントで、消費増税を見込んで土地仕入れをすでに積極的にすすめていることが書いてあるのは、私がざっと見た限りでは穴吹興産、和田興産の2社のみである。つまり、和田興産は、すでに先手を打って、たっぷりマンション用地等を仕込んでいるということである。折しも国交省が24日に発表した地価動向調査では大阪、名古屋圏の上昇地区数のみが下落地区数を上回ったという。和田興産は神戸市でマンション分譲1位であり最近は開発エリアを大阪圏にも拡大している。
出来高が少ない。1万株以上出来た日もあるが、これはクロスによるものと思われる(鎌倉雄介推定)。よって買い方が難しい。それもあって、こういう推奨の仕方をしているわけでもある。かといって、不用心に買いあがると、大量の売り物が出て来たりもする。アドバイスとしては、とりあえずは、早めにわずかな株数だけはゲット。そのうえで、板を確認しながら、指し値して購入株数を増やす戦術がいいだろう。もちろん、これだけでは対処できない局面もでて来ようが、それについては、臨機応変にと言うしかない。ただ、目先の乱高下は別として、私がこの銘柄に、多大の自信と確信を持っていることだけは言っておこう。
8月26日 19時10分記
ただ、その後の、相場状況、海外の経済状況、注目銘柄の状況等、種々の理由から、露払い的な銘柄には、多少言及したものの、本格的には、書いてこなかった。
ところが、ここに来て、やや相場環境も改善してきたこと、消費増税相場ももはや待ったなしなのではないかというふうに考えるにいたり、ここで、一つの区切りとして、この間の、私の研究成果の一端を明らかにし、銘柄についても、簡単に触れようと考えるに至った。
【消費増税相場はいつスタートするか】
私は過去何十年分かの四季報を所蔵している。それを使って、前回の消費増税(1997年4月、3%から5%への引き上げ実施)時の不動産株の値動きを調べてみた。ごく一部だけ以下に示す。
銘柄 スタート時期と株価 その後の高値時期と株価
三井不動産 1995.06= 901円 96.07=1540円
東急不動産 1995.04= 315円 96.07= 606円
大和ハウス 1995.06=1280円 95.12=1750円
積水ハウス 1995.06=1010円 95.12=1390円
この表から読み取れるのは、
①相場は1995年の4月から6月、つまり増税実施の24ヵ月(2年)前ないし22ヵ月にスタート
②相場のピークはスタートから13ヵ月~18ヵ月後
③値上がり率は38%~92%
④(例が少ないので断定は危険だが)ハウスメーカーより不動産会社の株の値上り率が大きい
といったことだろう。
これを当てはめると、今回の増税(2014年4月実施予定)の場合、相場は2012年4月ないし6月にスタートとなる(すでにスタートしていることになる)。
そこで、上記4銘柄についてチャートをチェックしてみると
三井不5月(年初来安値は違う)、東急不3月、大和ハウス5月、積水ハウス6月から、それぞれ上昇相場に入っており、上記の検証結果と、ぴたり符合する。
なお、多くの銘柄、小型株と大型株の比較、その他業種等にも、調査の手を拡げ精査することが望まれるが、とりあえず、今は、上記のような結論に基づいて、ここは待ったなしということで、不動産株、住宅関連株を、ポートフォリオの一角に加えることが望まれる。
私は、すでにこれまで書いて来たような考えである程度実行しているし、読者のかなりもそうだと思うが、まだの方は、早急に実行に移されるといいだろう。
銘柄であるが、8931和田興産(JQ)を、一番手としてあげておく。
8月24日終値=437△3、出来高800株
注=これは「推奨銘柄」(「推奨銘柄実績表」に入る)であることをお断りしておく。にもかかわらず、その体裁にしていないのは、この銘柄の出来高が少なく、わっと飛びつき買いが入って、かつてのカンセキ(お年玉銘柄)のようなことになるのを恐れるからである。
注で書いたようなこともあって、あえて材料についても、とりあえずは、最少限度にとどめておく。
不動産各社について書かれた四季報のコメントで、消費増税を見込んで土地仕入れをすでに積極的にすすめていることが書いてあるのは、私がざっと見た限りでは穴吹興産、和田興産の2社のみである。つまり、和田興産は、すでに先手を打って、たっぷりマンション用地等を仕込んでいるということである。折しも国交省が24日に発表した地価動向調査では大阪、名古屋圏の上昇地区数のみが下落地区数を上回ったという。和田興産は神戸市でマンション分譲1位であり最近は開発エリアを大阪圏にも拡大している。
出来高が少ない。1万株以上出来た日もあるが、これはクロスによるものと思われる(鎌倉雄介推定)。よって買い方が難しい。それもあって、こういう推奨の仕方をしているわけでもある。かといって、不用心に買いあがると、大量の売り物が出て来たりもする。アドバイスとしては、とりあえずは、早めにわずかな株数だけはゲット。そのうえで、板を確認しながら、指し値して購入株数を増やす戦術がいいだろう。もちろん、これだけでは対処できない局面もでて来ようが、それについては、臨機応変にと言うしかない。ただ、目先の乱高下は別として、私がこの銘柄に、多大の自信と確信を持っていることだけは言っておこう。
8月26日 19時10分記
最近このブログを拝見しました。
自分は消費税増税がデフレ要因となり不動産株には逆風になると思ってました。
鎌倉さんは自分とは逆で消費税増税はインフレ要因になるとお考えですか?
そういう自分もゴールドクレストという株を保有してます。売るタイミングを誤り結果として塩漬けになってます。鎌倉さんはゴールドクレストについてどのように分析されてますか?
お忙しいとは思いますが返信お待ちしております。
何卒よろしくお願い申し上げます。
自分は消費税増税がデフレ要因となり不動産株には逆風になると思ってました。
鎌倉さんは自分とは逆で消費税増税はインフレ要因になるとお考えですか?
そういう自分もゴールドクレストという株を保有してます。売るタイミングを誤り結果として塩漬けになってます。鎌倉さんはゴールドクレストについてどのように分析されてますか?
お忙しいとは思いますが返信お待ちしております。
何卒よろしくお願い申し上げます。
2012/08/26 Sun 20:19 URL [ Edit ]
鎌倉雄介
> 消費増税が不動産株に逆風になるという見方は、証券市場では
まず聞かれない説でしょう。また、需要先食いなだけだから、好材料にあらずという
掲示板デみられる見方もおかしいでしょう。そんなことを言うならサマーストックなどと
いう言葉は成立しません。
いずれにせよ、ひょうで示したように、前回の増税時、不動産株等はそろって
大きく値上がりしているのです。
ゴールドクレストは、業績見通しが悪いので、今の株価低迷の原因でしょう。
いずれ連れだかとなるでしょうが、投資効率的には、和田興産等、好業績見通しの
銘柄へのチェンジが、優ることになるとみます。
まず聞かれない説でしょう。また、需要先食いなだけだから、好材料にあらずという
掲示板デみられる見方もおかしいでしょう。そんなことを言うならサマーストックなどと
いう言葉は成立しません。
いずれにせよ、ひょうで示したように、前回の増税時、不動産株等はそろって
大きく値上がりしているのです。
ゴールドクレストは、業績見通しが悪いので、今の株価低迷の原因でしょう。
いずれ連れだかとなるでしょうが、投資効率的には、和田興産等、好業績見通しの
銘柄へのチェンジが、優ることになるとみます。
2012/08/26 Sun 20:33 URL [ Edit ]
ららさん
和田興産の推奨ありがとうございます。
既存株主です。
ー出来高が少ない。1万株以上出来た日もあるが、これはクロスによるものと思われるー
はい。私は和田興産のクロスを半年くらい記録していますが、確かに出来高の多い日はクロス取引が出来高の大半を占めています。
配当利回りである程度の振れは吸収できるとも判断して購入を開始しました。
また、企業の戦略と戦術(それに伴う経営陣の変化)がはっきりし、連結子会社がない点で財務分析がしやすい。等でも評価しています。
このブログは、ヤフーの和田興産の掲示板にて知り訪れました。
今後とも拝読したいと思います。よろしくお願いします。
既存株主です。
ー出来高が少ない。1万株以上出来た日もあるが、これはクロスによるものと思われるー
はい。私は和田興産のクロスを半年くらい記録していますが、確かに出来高の多い日はクロス取引が出来高の大半を占めています。
配当利回りである程度の振れは吸収できるとも判断して購入を開始しました。
また、企業の戦略と戦術(それに伴う経営陣の変化)がはっきりし、連結子会社がない点で財務分析がしやすい。等でも評価しています。
このブログは、ヤフーの和田興産の掲示板にて知り訪れました。
今後とも拝読したいと思います。よろしくお願いします。
2012/08/27 Mon 20:37 URL [ Edit ]
鎌倉雄介
> ららさん。
最近の和田興産の底堅さを演出されたお一人ですね。
まあ、どうみても超割安。これから楽しみです。
今後ともご愛読ください。
最近の和田興産の底堅さを演出されたお一人ですね。
まあ、どうみても超割安。これから楽しみです。
今後ともご愛読ください。
2012/08/27 Mon 23:03 URL [ Edit ]
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