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23日の相場は、前稿で述べたスペインの財政・金融問題再燃でユーロ安に歯止めがかからない(11年8ヵ月ぶりのユーロ安水準)こともあって、急落した。これで前日のTOPIXに続いて日経平均も大発会終値を下回った。騰落銘柄数は値上がり111、値下がり1503。値上がりが100を下回ると暴落というのが、私の簡易判定法だが、暴落一歩手前くらいの惨憺たる状況だったということである。

それでも、リソー教育(推)、パラベッド(推)などは、後場終盤まではほぼプラス圏で推移していたのだが、大引け数分前でマイナスに転じた。
一昔前は、よく追い証という言葉を聞いたものだが、最近はあまり聞かないように思う。これはネット取り引きが主流になり、投資家が自分のリアルタイムの保証金率が簡単に分かるようになったため、相場が大きく値下がりする局面では先手先手と売り保証金率の維持に努めるためではないかというのが、私の分析である。23日の引け際、それまで比較的堅調だった一部銘柄まで一気に売られたのは、こういう投資行動に一因があるのではなかろうか。

そういうことはともかく、為替相場に振り回され、海外相場に振り回される日本株であってみれば、円高、特に対ユーロでの円高に歯止めがかからないことには、どうにもならない。
思い起こせば(今頃では遅いのだが)、リーマンショックでも、本家本元のアメリカより日本のほうが大きく下げたのであった。輸出比率など、ドイツなどよりはるかに小さいはずなのだが、世界経済の影響を最も受けるのが日本経済というのが、いまや常識のようになっていて、リーマンショックにしろ、欧州債務不安にしろ、ひとたび世界的な経済問題が起きると、日本株が最も下げるのであった。

極力、持ち高を減らし、底入れを待つところだろう。

【UBIC(推)】
好材料出現で、地合の悪さで差し引きされるにせよ、多少は値上がりすると読んでいたのだが、5790▼310と急落した。売りが売りを呼び、こうなると、年初来安値吸い寄せパワーが働き、6月04日に付けた5810円安値更新の流れになってしまったということだろう。
今さら何を言ってもむなしいが、ただ、多少長い目で見れば、こんな安値もあったのかということになるのではないか。
PERは来期ベースで実質値を計算すると10倍ちょうどになる。読者の方から、確か「UBICのPERは何倍が妥当と考えるか」という趣旨の質問を受けていたのだが、右肩痛で左腕で操作していて手元が狂い消えてしまった。お詫びするとともに、これについてお答えしたい。
現在、東証1部、同2部、JQすべて、今期予想PERは11倍から12倍程度である。高成長企業や有望企業であれば15倍以上に評価されて当然であろう。となれば、UBICのPER10倍(これは来期の数字だが、こういう来期に大きく伸びる企業の場合来期の数字を使うのは、必ずしもおかしくはない。ちなみに今期の名目値では12.5倍)がどうみても過少評価なのは論を待たない。妥当PERはとなれば20倍といったところになろう。そういう評価になるのは、とりあえずは夢物語だが、現実的に考えても15倍程度に評価されてしかるべきだろう。

文句を言っても仕方が無いが、UBICはLIBOR関連、こういう国際的訴訟多発となれば出番だ的な見方にとどまっているように感じるが、eディスカバリの第一人者という評価をしてほしいものだ。要するに電子データの収集・分析がeディスカバリでは必須で、それには、それに精通した業者が必要になるわけだが、その唯一と言っても過言でない業者がUBICのわけである。推奨時の記事の一部を再掲しておく。

>この(eディスカバリの)第一人者の同社が、先般、米国ガートナー社の格付け「2012年マジック・クアドラント eディスカバリ部門」で「ヴィジョナリー」として選出された(5.28付けの同社IR参照)。ヴィジョナリーとは、提供する商品が、市場において最上のものと同等か、あるいは秀でている企業のことを言う。

日本振興銀行やライブドアを巡る問題発覚時、メールの削除が発覚、問題になったと記憶するが、いまや、そういう幼稚な隠蔽工作が通用する時代ではないということである。アメリカがらみで電子データ開示となれば、なにはともあれUBICに相談というのが、時代の流れであろう。この辺のことが、よく理解されれば、こんな株価であるわけがないというのが、私の確信するところである。

7月24日 1時20分記
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