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ファーマライズ(推)の動きが重くていまいちの一方、クスリのアオキ、コスモス薬品、アインファーマ、ツクイなどは、年初来高値を更新したり、それに接近している。
ファーマライズとこれら銘柄の差を考えると、結局、需給関係に行き着く。つまりファーマライズ以外の銘柄は、全て貸借銘柄で、かつ取り組みがいい(株不足で逆日歩が付いていたり、その一歩手前)のである。

また復興関連銘柄で、大きく戻している銘柄も目立つが、実はこれらも好取組である場合がほとんどだ。すなわち、ハザマや不動テトラなどである。戻りがいまいちのライト工は大きく買い長(売り残より買い残が多い)である。

要するに、現在の相場は、買い手不在で、市場エネルギーは著しく不足している。こうしたなかで上げるには、積みあがった売り残の買戻しに期待するのが、手っ取り早いということだろう。

ただ、こうした空売りが積みあがった銘柄というのは、そのほとんどが高PER、割高である。だからこそ、空売りが積みあがるわけである。リスク覚悟で動きのいいものに乗るというのも、一つの投資手法だが、原則として、私のとらないところだ。

UBIC(推)にも同様のことが言える。少し上げると、わっと大量の売り物が出現し、頭を抑えられる。相場環境が改善しない限り、なおしばらく、こうした動きが続く可能性がある。

【復興関連でここから買える銘柄】
震災復興といっても、ガレキ処理はほぼ終わり、建設株など多くの銘柄は、このテーマではもはや買えないのではないかというのが私の見方だ。実際、五洋建、ライト工など、今期減益予想のところも多い。これに対し、これから、いよいよ復興需要で潤うところも、実はある。

東日本ハウス、前田工繊、萩原工業などである。中でも、私が狙うのが7821前田工繊。値動きが軽そうで(エネルギーがあまり要らない)、時流に乗る材料を豊富に持つからだ。大きく取り上げたいところだが、出来高が少なく、一気に行っては困るのと、また海外が全面安商状であることとで、自重した。余裕のあるかたで多少リスク覚悟の方は、少しだけ打診買いしてみてもいいだろう。28日で言えば1953円と1963円を行ったり来たりといったぐあいなので、うまく指し値して、あまり高いところは避けたい。材料の一部だけを書くと、買収した北原電牧が扱う獣害防護柵が絶好調、復興関連で同社の扱う建築資材の売上げがのびていること。

6月29日 0時36分記
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