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28日の相場は日銀の金融政策決定化合をめぐって激しく動いた。
日経平均は大幅安で始まり前引けにかけ大きく戻しタガ、後場に入ると日銀が長短金利操作(イールドカーブ・コントロール=YCC)の修正に踏み切るということで、一気に暴落、13時過ぎには854円安まであったが、その後は今度は急速に戻し、結局132円=0.40%安と比較的マイルドな下げで終えた。
日経は例によって、今後長期金利が大幅に上昇しそうとか金融株には追い風、日経平均は31000円を目指すか等、弱気な論調だが、今回も前2例同様、外れそうだ。

NYダウは26日まで13連騰(36年半ぶり)し、昨年2月以降の最高値を付けた。27日は反落した(日銀の政策変更観測も影響した模様)が、28日は177ドル=0.50%高と反発、NQ指数は1.89%の急騰となった。
つれて日経平均先物も341円=0.10%高となっている。

結局、日本市場の場合、日銀の政策変更(長期金利の上限を現在の0.5%から事実上1.0%にする)後、日経平均は上がった(28日の前場終値と先物価格との比較)ことになる。
28日の後場直後は、市場は虚を突かれ(日銀の政策変更はなさそうというロイターやブルームバーグの観測記事が27日の夕方伝えられていた=7.24日の稿参照)急落したわけだが、それも時間の経過とともに全く正反対の反応になったわけである。

このように、今回の日銀の政策変更が市場にどう働くか、予測が極めて困難なことだけははっきりしてきた。この弱い体力の日本経済の下、本当に長期金利が大きく上がるのか、銀行経営に大きく貢献し銀行株が大きく上がるのか、いずれも、そうだとはっきり言うのは危険だろう。物色対象にしても半導体などハイテク株が売られ銀行など金融株が買われるなどという読みでいいのかも、よく考える必要がありそうだ。

むしろ、アメリカ株の強さからみて、今後の日本株について弱気にみるのは間違いということの方が、比較的、自信を持って言っていいことなのではないか。アメリカ経済が軟着陸に成功、日本企業も好業績を維持、株価も上がるというシナリオである。

7月30日 23時30分記

27日の相場はかなりの上げとなった。先物安を受けて安く始まったわけだが、その後は戻りに転じ、後場に入って大きく上げた。日経平均は223円=0.68%高、TOPIXは0.53%高。大型株中心の上げで、小型株は小幅高にとどまった。
スタンダードは0.05%高、グロースも0.16%とともに小幅な上げだった。

道場銘柄は、前日の逆行高、白洋舎特損もあって上げ幅は小さかったが、何とかプラス堅持。

クリアルは7450△220。出来高も極端に細った前日の2倍強に増加した。7.24日の6800円が今回の下落局面の底となったとみてよさそうだ。

内外テック(推)は311△24と反発。半導体関連はTSMCショックが尾を引いているが、こういうことは過去幾たびも繰り返され、結局は、やはり半導体は不死身だとなり株価も上げてきた。今回もそうなりそうと思うが、果たして結果やいかにというところ。

ニーズウェルは767△14と続伸。インボイス制度が、いよいよ10.01日から始まる。我が家に今、地下車庫天井の漏水箇所の補修等に来てくれているペンキ屋さん(最近、独立。開業された)も、どう対処したらいいか頭を悩まされていた。ニーズウェルはインボイス特需で潤う。

京三製作(推)は522円まで下げる場面もあったが終値は531±0。ここは一息入れるべきところだったので、±0は良しとすべきだろう。

メタリアル(推)は1622▼43と続落。こうまで下げるわけが分からないが、TDSE等、こういう銘柄が結構あるのが今の相場でもある。

シンワワイズ(推)、エンシュウ(推)、久世(推)、トーヨーカネツなども下げた。

白洋舎(推)は2571▼244(スタンダード値下がり率4位)。これは前日引け後発表の2023年12月期業績予想を受けてのもの。予想経常利益を9.50億円→13.00億円に上方修正したわけだが、この数字が期待外れだったということだろう。実際四季報予想は17.50億円であり、これには遠く及ばない。
実際のところはどうなのだろう。
1-3月期の経常利益は4.00億円(前年同期は0.27億円)だった。前年同期を3.73億円、上回っている。今回の通期予想13.00億円というのは、前年(通期)の13.57億円を下回るということになる。会社の今回の発表を読んでも、こうなる理由は全く書かれていない。結局、とんでもなくシビアな予想数字を出していたので、今回修正に追い込まれたが、それでも控えめな数字にこだわる体質は変わらず、13.00億円などというほぼありえなさそうな(私の個人的感想である)数字をまたまた出してしまったというのが真相なのではないか。私の見方が当たる確率7割、会社の予想数字が妥当だったとなる確率3割とみる。

6369 トーヨーカネツ 3645▼30
をここで推奨銘柄にする。2日続落で仕込み場とみるからである。それなりに商いのある銘柄なので、この推奨の影響はわずかとみるが、大幅高で始まるようなら、慎重に。

7月28日 0時04分記
26日の相場は小幅安となった。日経平均、TOPIXとも0.1%以下の下落。
スタンダード、グロースはともにわずかながらもプラスだったが、値下がりする銘柄も多く、グロースは値下がり銘柄の方が多かった。

道場銘柄は、値上がりする銘柄の方が多く、トータルでも、それなりのプラスだった。

京三製作(推)は大商いになり、一気に7.04日につけた年初来高値524円を更新した。終値は531△19。(プライム値上がり率18位)。出来高は254600株と前日の2倍強に急増したが、それでも7.10日の293300株よりは少ない。地合いが悪い(現在、日経平均先物は200円前後の値下り)ので、何とも言えないが、目先一段高、553円(2021年9月)挑戦の方向だろう。

エンショウ(推)も858△20で連日の年初来高値更新。

シンワワイズ(推)、新報国マテ(推)、白洋舎(推)、明豊エンター(推)、指月電機なども上げた。

クリアルは7230△10。出来高は極端に細った前日の27800株のみならず5.02日の26700株も下回る18000株。ただ、この銘柄に限らず、久世(推)1200株、新報国2000株など、夏枯れ相場となり、閑古鳥が鳴いている。猛暑でご近所の道路も人の姿をめったに見ない。

メタリアル(推)、内外テック(推)、タカミヤ(推)、トーヨーカネツなどは下げた。

日経平均先物は現時点で233円(約.7%安。

7月26日 23時59分記
25日の相場は小動きだった。日経平均はわずかにマイナス、TOPIXは逆にわずかにプラスだったが、騰落銘柄数では(プライムは)値上がりが値下がりの1.5倍余あった。
スタンダードは0.13%高、グロースは0.31%安。

道場銘柄は値上がりする銘柄が多く、トータルでもプラスになった。

エンシュウ(推)は年初来高値更新となる846円まであって838△18。もみ合いを上っ放れそうになってきたわけだが、EV関連に加えM&A思惑も働くところで、さらに大幅高する可能性も十分ありそうだ。

京三製作(推)は512△7の高値引け。同業の日本信号に比べあまりに安すぎ、株価が大化けする素質十分と、繰り返し書いてきたわけだが、2週間ほどの調整を経て出直ってきた。553円(2021年9月)を抜けると、600円、700円相場が待っているという見立てで、持続、さらに買い増しの路線に変更はない。まだ買っていないなどという門下生(上から目線などという気持ちはさらさらない)の方は、反省されて、直ちに買うことをお勧めしておく。

シンワワイズ(推)は757円まであって737△20。メタバース関連としてどこまで行くか。7.20日につけた843円更新があるかは何とも言えないが、この日の737円からはかなり上がありそうな雰囲気だ。

白洋舎(推)は2842円まであって2810△10。5連騰となる。エランへの連想が多くの投資家に働くようになれば、3000円突破から一段高の可能性も出てくる。

読者の方からのご質問に答える形で挙げた私の保有株のうち、当欄で言及してこなかった2銘柄、6369トーヨーカネツ、6994指月電機は、その後ともに、かなり上げている。賢明な読者なら、この2銘柄に気付き買うと良かったのだが、そうされた方は、少しはおられただろうか。
トーヨーカネツは、この日年初来高値を大きく更新、終値は3675△45だった。タイミングを失し推奨銘柄にできずにいるが、時価近辺なら、なお買いでいいだろう。

クリアルは珍しく小動きで終値も7220±0だった。出来高も5.02日(26700株)以来となる27800株にまで減少した。陰の極となるか、それとももっと別のことを暗示しているのか。

7月25日 23時46分記
24日の相場は、幅広く買われ、日経平均、TOPIXは1%前後の値上がりとなった。円安もあって輸出関連、半導体関連が買われた一方、日銀の金融政策に変更なしとの見方から銀行業、保険業は下げた。
スタンダード、グロースはともに0.6%弱の値上がりにとどまった。

道場銘柄は、値上がりするものが多かった。
クリアルは6800▼120まで下げる場面もあったが7370△450まであって7220△300。

白洋舎(推)は2800△84で7.07日以来となる2800円台回復。出来高も回復基調にあり3000円大台回復を期待しよう。

内外テック(推)、新報国マテ(推)、京三製作(推)は、一応、半導体関連でもあり、そろって上げた。京三は動きが鈍いが、まあ焦らず信じて見て行こう。

メルディア、明豊エンター(推)も上げた。

エンシュウ(推)は大幅高の後で一服。
メタリアル(推)は1698▼10と3日続落だが、どうもこの株、癖が悪いというか、読みにくい株で、動きも極端になりがちだ。

7月25日 0時08分記
21日の相場は、日経平均は一時400円超の値下がりになったが、終値では186円=0.57%安、TOPIXは0.06%高だった。
半導体生産世界1のTSMCが業績予想を下方修正したことで、半導体関連中心に売られたのが響いた。それでも、半導体以外は大型株は値上がりするものが多く、大型株指数、中型株指数は、ともに小幅高だった。ただ小型株指数は0.28%安だった。
スタンダードは0.36%安、グロースは1.39%安。

日経は22日朝刊「スクランブル」欄で
株、TSMCショック直撃 「夏枯れ相場」に追い打ち
と7.13日の朝刊と同様の弱気予想の記事を書いている。しかし、今回も、前回同様、日経にとって恥ずかしい事態になりかかっている。
7.27日の日の夕方(東証立ち会い終了後)、ロイターやブルームバーグが、日銀が7.27日~28日の金融政策決定会合で政策を維持するのではという観測記事を伝えた.。
これを受けて、為替は一気に円安が進行、最新時点で1ドル141.8円台になっている。そして日経平均先物は386円=1.19%の大幅高になっているというわけである。

以上のようなわけで、とりあえず24日の相場は心配なさそうというか、大幅高になりそうなわけだが、多少の懸念材料は、またまた主力株オンリーの相場になりはしないかということである。
21日に独りマイナスになった小型株指数だから、24日は強い動きになるとみておこう。
3日続落で6000円台になったクリアルが反発するかに特に注目。
エンシュウ(推)、タカミヤ(推)は21日、大きく上げ期待を持たせる動きだった。京三製作(推)も終値での500円大台を死守、503△3と反発、反騰に移る構えを見せている。

7月24日 0時03分記
予測が困難極まりない、おかしな相場が続く。昨日402円高した日経平均は今日は406円安。ただ、これはファストリ、東エレク、信越化学等の寄与度の大きい銘柄の大幅安の影響が大きく、騰落銘柄数でみると、前日(値下がり銘柄数179)に比べ値上がり銘柄数は497もあり、全面安ではなく、2日間計ではプラスになった銘柄がかなり多いはずだ。

道場銘柄は大半の銘柄が下げたが、それでも主力どころは小幅安に留まる銘柄が多く、トータルでは比較的軽微なダメージにとどまった。

クリアルは7510▼190。

半導体関連はほとんどの銘柄が売られ、道場銘柄も、内外テック(推)、新報国マテ(推)、京三製作(推)は、そろって下げた。

明豊エンター(推)は、ここ強い動きを続けているが、この日も248▼1と小幅安にとどまった。
久世(推)も大幅安で始まったが923▼3の高値引け。

前日大幅高したメタリアル(推)、エンシュウ(推)は、そろって大きく反落.。

白洋舎(推)、シンワワイズ(推)は上げたものの。、激しい乱高下だった。
白洋舎は21円安で始まり、すぐに2719△75まで上げたが、その後7円安まで下げ、終値は2696△52。
シンワワイズは安寄り後まもなく843△70まで急伸、その後、後場半ばには745▼28まで急落、終値は775△2。

このように、支離滅裂な分かりにくい相場だが、そう弱気になる必要はなさそうだ。調整完了から、高値圏で踏ん張るアメリカ株に追随する相場に移行する時期も接近しているのかもしれない。

7月21日 0時00分記
19日の相場はほぼ全面高で、日経平均、TOPIXとも1.2%前後の値上がりとなった。スタンダード、グロースはともに約0.7%高。

道場銘柄はクリアル以外はほぼすべての銘柄が上げた。

シンワワイズ(推)は773△100(スタンダード値上がり率3位)のストップ高。

メタリアル(推)は1835△167(グロース値上がり率13位)。前日の下げの約8割を取り戻した。

久世(推)、エンシュウ(推)、明豊エンター(推)なども上げた。

内外テック(推)は2409円まであって2383△33と3連騰。一段高から戻り高値2468円更新を狙うためには出来高の増加が望まれる。

京三製作(推)は509△7の高値引け。7.14日に498円安値を付け3連休後の18日には極小出来高35900株を記録している。この2つを組み合わせると微調整完了のサインとみて取れないこともない。524円の戻り高値奪回に向かって、いつ動き出してもおかしくない。

クリアルは7700▼40と続落。7.12日以降、元気のない動きになっているわけだが、出来高もこの日は44600株と、5.12日以来の少なさとなった。この時は5.12日の3510▼30を安値に6.30日の8990円(年初来高値)まで突っ走った。今回も上げ転換となるか、注視すべき局面だ。

7月19日 23時48分記
18日の相場は日経平均、TOPIXとも上げた。値上がり銘柄も、それなりに多かった。スタンダードも上げたがグロースは0.04%高にとどまった。

道場銘柄はメタリアル(推)の特損(私はこういう下げの場合、このように命名している)(1668▼217)もあって、小幅マイナスになってしまった。なお、同社は
>Metareal AI LLM-7B」日本語特化大規模言語モデル完成。オンプレAIのロゼッタとして、閉域設置、調整、独自LLM開発を提供。
等のお知らせを出している。これを好感してかPTSでは1725△57。

久世(推)、新報国マテ(推)、白洋舎(推)なども下げた。

クリアルは7430▼280まで下げる場面もあったが7740△30と4立会日ぶりに上げた。

内外テック(推)は2350△63と半導体株高に乗って上げた。一応は半導体関連でもある新報国マテ、京三製作(推)(502±0)は冴えない動きだったわけだが、いずれは気付いてくれるだろう。ここは辛抱。

エンシュウ(推)、明豊エンター(推)、ニーズウェルなども上げた。

現在日経平均先物は126円(0.4%弱)高。「調整完了も近いか」としたわけだが、それらしき動きになりつつあるようだ。
ここ冴えない道場銘柄だが、19日は期待できるか。

7月18日 23時53分記

14日の相場は小幅安となった。日経平均、TOPIXはそれぞれ0.19%安、0.17%安。とはいえ、騰落銘柄数を見ると、値上がり624、値下がり1134だから13日の値上がり1089、値下がり668の正反対のわけで、前日が日経平均475円高なら14日は480円安くらいということになるわけで、いかに日経平均に指標性がないか、言い方を変えれば、これを予想するのは至難の業ということになる。
それはともかく多くの銘柄が値下がりしたわけである。東エレクを筆頭に半導体関連銘柄は多くが上げた。
スタンダードは0.10%安、グロースは10.65%安。

道場銘柄は値下がりするものが多かった。クリアルは7710▼100と3日続落。メタリアル(推)、新報国マテ(推)、エンシュウ(推)、久世(推)、明豊エンター(推)、白洋舎(推)なども下げた。

内外テック(推)は半導体株高に乗って2287△24。この銘柄、ほとんどの投資家が気付いていないようだが、面白い材料がある。2024年3月期業績は大幅減益予想で、配当も前期の118円から一気に61円に減配の予想だ。しかし25年3月期は大幅増益が見込まれ、四季報予想では経常利益は23年3月期を上回る。配当も118円~121円に増配の予想だ。
121円配当の場合、利回りは5.29%にもなる。半導体業界が予想と大きく変わらず順調に回復するとすれば、同社の大幅増益、大幅増葉配も実現する可能性大であり、そうなれば、株価も利回り5.29%になど甘んじているわけはないから、大きく上げるはず、というのが私の読みのわけである。

シンワワイズ(推)は684△47(スタンダード値上がり率13位)。引け後に2023年5月期業績と24年5月期業績予想を発表した。まずまずの好内容だった。ただ市場では「Edoverse江戸バース」事業(仮想空間)等の将来性への期待が高まっているのかもしれない。PTSでは715△31。高値744円まであり出来高は143900株に達している。

メタリアルも引け後、2024年2月期決算の第1四半期決算と通期予想を発表した。第1四半期の経常利益は前年同期比6.4%増益だった。通期予想は据え置いた。そう悪い決算とも思えないがPTSでは1780▼105(その後1781円に100株の買い)。

現時点で日経平均先物は小幅安。アメリカ株に比べ、依然やや弱い動きだが、それでも大崩れになることはなさそうな動きだ。やはり、年初来高値を付ける過程の乱暴さがもたらしたのが今回の大幅下げであり、ここからは徐々に戻す可能性大という見方でいいのではないか。

7月18日 0時23分記